読者のギモン
投資信託の分配金で月10万円稼げるようになりたいです。
あらかじめ準備しておくべき資金として、どれほど必要になりますか。
編集部の回答
分配金で毎月10万円を得る場合、最低でも1,200万円は準備しておく必要があります。
しかし分配金はこれまで支払っていた企業でも、方針転換で今後ストップする可能性もあるため過度な期待は禁物です。
【シミュレーション】分配月10万円の分配金をもらうための必要資金はいくら?
月10万円の分配金をもらうには、年間合計120万円を受け取る計算なので、その場合の必要資金を利回り別でまとめました。
利回り(年率) | 必要資金(年) |
---|---|
3% | 4,000万円 |
5% | 2,400万円 |
7% | 約1,714万円 |
10% | 1,200万円 |
利回り10%が継続すれば1,200万円ほどの資金が必要で、3%の利回りであれば4,000万円は用意したいところです。
とはいえ、上記のシミュレーションはあくまでも計算上の金額。
分配金の有無や金額は確定したものではなく、会社の運用方針が転換すれば今後支払われない場合もあります。
分配金は不安定な要素が強いと言えるので、注意が必要です。
分配金とは

そもそも分配金ってなに?
分配金とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金です。
分配金の支払い原資は投資信託の資産なので、分配金を支払うと資産は減ることになります。


例えば100万円投資信託を購入し、分配金が10万円出たとします。
しかし分配金として投資信託の資産から15万円減の85万円になれば、全体ではマイナスです。



分配金だけが目的にならない方がいいのね!
筆者の見解まとめ
短期間でも利益を獲得しやすい分配金ですが、その分複利の効果が期待できないといったデメリットもあります。
また、分配金は今後も継続して支払われるとは限らないため、過度に期待するのは避けるのが無難。
そのため分配金だけではなく、値上がり益も含めたトータルリターンで評価しましょう。


執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
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