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STG(5858)、今期経常を52%上方修正・最高益予想を上乗せでストップ高。海外子会社での受注好調で、配当も5円増額修正。

かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。

ニュース内容

STG(5858)は、1月22日大引け後に業績および配当修正を発表しました。

同社は、マグネシウム及びアルミニウムダイカスト製品の製造・販売を行う会社です。

日本で培った高い技術力と、海外に4つの拠点を持つグローバルな生産拠点が強みとなっています。

STG 海外拠点
同社HP「事業紹介」より
STG 製品製造実績
同社HP「事業紹介」より

今回の上方修正と増配の詳細は以下の通り。

5858 業績の上方修正
同社資料「業績予想の修正ならびに配当予想の修正に関するお知らせ」より
5858 配当の増額
同社資料「業績予想の修正ならびに配当予想の修正に関するお知らせ」より

今回の修正を受けて、25年3月期の売上高は、前回発表時より6.0%増の64億円となり、連結経常利益は従来予想から51.5%増の5億円に上方修正しました。

また、増益率が10.0%増→66.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしました。

修正理由としては、以下のような点が考えられます。

  • 海外子会社での受注が総じて好調に推移
  • 生産能力の向上及び生産の効率化が計画通りに進捗している
  • タイバーツなどが想定より円安傾向で推移しており、為替差益が発生する見込み

こうした上方修正に伴い、普通配当も5円から10円に引き上げられました。

同社の株価推移は以下の通りです。

同社は25年3月期第2四半期の業績発表後にも、株価が急騰しました。

第2四半期の業績では、売上高は28.69億円(前年同中間期比20.5%増)、営業利益は1.81億円(同278.5%増)と大幅な増収増益となっています。

その結果、2024年11月12日の終値が1,835円だったのに対し、1月18日で2,354円と同社の株価は急騰しています。

しかし、今回の発表では、前回の好調な業績予想をさらに上回る最高益が見込まれています。

この上方修正が好材料として受け止められ、1月23日時点で株価はストップ高となりました。

今後の株価の動きにも注目が集まります。

詳細は同社IRニュースをご確認ください。

企業情報・株価

企業名株式会社 STG
市場・証券コード東証グロース:5858
時価総額3,070百万円
PER・PBR11.47倍・1.27倍
1/23終値(ストップ高)3,095円
1ヵ月前の株価
*12/23終値
2,350円

ひとこと

前回の「中間期の連結売上高・中間純利益の過去最高更新」をさらに更新したニュースで、大注目の銘柄となりそうですね。

事業内容は、マグネシウム及びアルミニウムダイカスト製品の製造・販売であり、一件馴染みのない事業ですが、instagramやYouTubeでも積極的に事業説明を行っており、自社商品の紹介も行っていました!

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