ラクサス・テクノロジーズ（288A）のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、12月13日に東証グロースに上場予定のラクサス・テクノロジーズ（288A）のIPO初値予想と上場概要紹介をご紹介します。

ラクサス・テクノロジーズは、ブランドバッグをシェアするサブスク型のビジネスモデルの企業です。

想定時価総額は72.1億円で、サービス業のIPOとなっています。

ラクサス･テクノロジーズのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日	12月13日（金）
かぶリッジ独自の初値予想	B（1.3倍以上1.5倍未満） ※想定価格281円から、365円～422円
企業Webサイト	https://corp.laxus.co/
取り扱い証券	みずほ証券（主）、野村証券、楽天証券、SBI証券など

ラクサス・テクノロジーズのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格	281円
仮条件	272～281円
ブックビルディング期間	11月27日（水）～12月3日（火）
当選発表日	12月4日（水）
公開価格	12月4日（水）発表予定
申込期間	12月5日（木）～12月10日（火）
上場日	12月13日（金）
初値	12月13日（金）発表予定

ラクサス・テクノロジーズのIPO初値予想

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説！過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

ラクサス・テクノロジーズの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名	割当率	割当株数
みずほ証券（主幹事）	92.18%	7,920,800株
野村證券	4.17%	358,700株
SBI証券	0.87%	74,700株
松井証券	0.87%	74,700株
楽天証券	0.87%	74,700株
極東証券	0.26%	22,400株
岩井コスモ証券	0.26%	22,400株
東洋証券	0.26%	22,400株
ひろぎん証券	0.26%	22,400株

当選しやすい証券会社ランキング

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名	取扱数	主幹事数	抽選方法	事前入金
SBI証券	91	18	完全平等抽選: 60％ IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30％ 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%	必要
楽天証券	59	0	完全平等抽選	必要
SMBC日興証券	52	18	完全平等抽選: 10％ ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て	必要
松井証券	67	0	配分予定数量の70％以上を抽選	不要
岡三証券	49	3	取引実績に応じて優遇抽選	不要
マネックス証券	51	6	完全平等抽選	必要

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第3位の高橋 啓介氏は同社の代表取締役社長です。

第2位の児玉 昇司氏はラクサス・テクノロジーズの創業者となっています。

また筆頭株主の株式会社ワールドは、東証プライムに上場している会社であるため、親子上場となります。

株主名	比率
（株）ワールド	59.30%
児玉 昇司	35.58%
高橋 啓介	1.42%
竹増 浩司	0.82%
中尾 聡志	0.73%
従業員	0.62%
従業員	0.33%
従業員	0.32%
従業員	0.26%
従業員	0.25%

ラクサス・テクノロジーズの業績情報

決算期	2020年3月	2021年3月	2022年3月	2023年3月	2024年3月
売上高	941	1,319	1,636	2,007	2,251
成長率	ー	+40.2%	+24.0%	+22.7%	+12.2%
経常利益	-57	-358	-217	334	503
成長率	ー	ー	ー	ー	+51.5%
経常利益率	ー	ー	ー	16.5%	19.7%
当期純利益	19	-365	-225	273	431
成長率	ー	ー	ー	ー	+57.9%
EPS	1.0	-19.1	-11.7	14.2	21.7
BPS	44.3	25.2	13.3	22.2	44.0

2024年3月期は売上高2,251百万円（前年同期比+12.2%）、経常利益503百万円（前年同期比+51.5%）となりました。

これは、月額料金を6,800円から9,800円に値上げしたものの会員数の減少が軽微だったことによるものです。

同社は2023年3月期より黒字転換し、増収増益を続けています。

この成長は既存事業の成長に加え、ワールドによる子会社化により顧客基盤の活用や成長資金を得たことが背景にあります。

また、2025年3月期の予想は売上高2,693百万円（前期比22.8%増）、経常利益576百万円（同23.4％増）となっています。

ラクサス・テクノロジーズの事業内容

ラクサス・テクノロジーズは、ブランド品のレンタルを提供するサブスクリプションモデルの事業です。

会費収入

ラクサスの売上の77%を占める主要な事業になります。

国内の女性20-50代を中心に好みのブランドバッグを1つ選択し、交換自由、使い放題で楽しむことができるサービスです。

月額9,800円でブランドバッグ1つが使い放題のプランと月額13,600円で2つバックを利用できるプランがあります。

利用期間が12か月を超える会員が66％を占めており継続して利用されている層が多いことが分かります。

現在契約件数が19,847件、平均顧客単価が8,766円になっています。

また、サブスクで得たデータを活用し、無駄のない失敗しない仕入ができるようになる好循環が期待できます。

試用販売

サブスクで気軽にブランドバッグを試し、気に入ったら購入できるようになっています。

保有効果という、長い間使用して愛着の湧いたバックを所有したいという効果を活用した事業になります。

全体の売上の7％を占めています。

リユース販売

ブランドバッグは残余価値が残りやすいと言われています。

そのため、レンタルで収益を挙げつつ将来的に販売による利益の獲得が見込まれます。

全体の売上の16％を占めています。

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名	上場日	初値予想	初値騰落結果
Sapeet	10/29	B（1.3倍~1.5倍未満）	1.52倍
Hmcomm	10/28	A（1.5倍~1.7倍未満）	1.33倍
リガク・ホールディングス	10/25	D（1倍未満）	0.96倍
東京地下鉄	10/23	C（1倍~1.3倍未満）	1.36倍
Schoo	10/22	B（1.3倍~1.5倍未満）	1.1倍
伸和ホールディングス	10/21	D（1倍未満）	0.93倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄も複数ありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。