11月26日(水)☆昨日の日経平均は前週末比33円高で終了！北海道電力は泊原発再稼働容認報道で大幅高、GoogleのGemini 3発表受けソフトバンクグループは大幅安

本記事はバックナンバーです。最新のブログは「元証券ディーラー・たけぞうの『かぶリッジブログ』」をご覧ください。

昨日の日経平均は前週末比33円高、TOPIXは6P安で終了しました。

個別銘柄は、北海道電力(9509)が大幅高でした。北海道新聞が25日午後1時30分ごろ、「鈴木直道知事は25日、北海道電力泊原発3号機について、26日に開会する定例北海道議会で、再稼働を容認する考えを示す方向で調整に入った」と報じたことがきっかけとなりました。北陸電力(9505)や九州電力(9508)も連れ高となりました。
日本板硝子(5202)は、ウクライナとロシアの和平案を巡って、トランプ大統領が提示していた期限の27日が接近する中、条件を見直した修正案を米ウクライナで作成したことから、同社は建築用ガラスを手掛け、欧州ウェイトが高い状況から復興需要期待で買われました。

エーザイ(4523)が上昇しました。製薬大手ノボノルディスクが経口セマグルチド製剤の臨床試験に関し、アルツハイマー病の進行を抑える効果が示されなかったと発表、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」を手掛ける同社が注目されました。
島津製作所(7701)は、SMBC日興証券が21日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を4,200円から5,500円へ引き上げたことが材料視されました。

一方で、ソフトバンクグループ(9984)が大幅安でした。「ジェミニ3」の発表を受けてグーグル親会社のアルファベットは24日の米国市場において6%を超える上昇となりました。一方、米OpenAIに出資している同社にとっては逆風との見方から売られました。
ANAP(3189)が売られました。週刊ダイアモンドで同社が、金融業者などから借り入れた41億円が新規事業投資などの名目で提携先に支払われ、その大半が金融業者に還流した疑いと報じたことが嫌気されました。問題の取引を独断で実行した前社長は7月にANAPを退職し、東証スタンダード上場サイバーステップの社長に転身し、ANAPと同様の金融取引を再び仕掛けているとの報道から、サイバーステップ(3810)が一時ストップ安となりました。

今朝のNYダウは663ドル高、ナスダックは153P高、S&P500は60P高でした。

個別銘柄は、ズーム・コミュニケーションが大幅高でした。8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回りました。企業向け製品ラインを拡充する戦略が奏功しました。
一方で、エヌビディアが売られました。人工知能(AI)チップの開発競争でアルファベット傘下のグーグルがエヌビディアに匹敵する存在となり得るとの見方が広がっています。メタがグーグルのAIチップを数十億ドル規模で導入する方向で協議しているとのテクノロジーニュースサイト、ジ・インフォメーションの報道で、アルファベットの株価は騰勢を強めたことがエヌビディアの株価を抑える形となっています。

今日の予定

●11/26(水)
【国内】
10月企業向けサービス価格指数(8:50)
配当・優待権利付き最終売買日
40年国債入札

【海外】
米7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(22:30)
米10月耐久財受注(22:30)
米10月個人所得(24:00)
米10月個人消費支出(PCE)(24:00)
米10月個人消費支出(PCEデフレーター)(24:00)
米10月新築住宅販売件数(24:00)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)(11/27 4:00)
米7年国債入札

＞＞より詳しいニュースや市場のポイントは『元証券ディーラー【たけぞう】が毎朝配信する株式情報』をチェック!
※CAMPFIREコミュニティ内の詳細ページに遷移します

＞＞バックナンバー一覧はこちら