先週の日経平均は100円高、TOPIXは61P高で終了しました。
個別銘柄は、三井海洋開発(6269)が週間で44%高でした。25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比49.6%増の365億円に拡大、通期上方修正が好感されました。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)は建設工事について当初想定より高い進捗が見込む予定です。
ユニチカ(3103)が大幅高でした。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の48.2億円に急拡大が評価されました。高分子事業を中心に各分野・用途の市況が回復するほか、コストダウン施策や価格改定効果が出ています。
日東紡績(3110)は、26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比27.1%増の68.7億円、通期の同利益を従来予想の130億円→375億円に上方修正が好感されました。固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上を発表しました。
エムスリー(2413)が買われました。第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は162億円で前年同期比34.2%増となり、第1四半期の同17.0%増から増益率が拡大がきっかけとなりました。メディカルプラットフォーム事業の順調な拡大が続けています。
一方で、KOKUSAI ELECTRIC(6525)が週間で29%安でした。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比13.8%減の155億円及び通期下方修正が嫌気されました。下期に想定していた一部装置の販売時期が来期にずれ込む見通しとなりました。
キオクシアホールディングス(285A)が売られました。26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高は前年同期比13%減の7911億4500万円、最終利益は前年同期比66.5%減の589億4600万円がネガティブ視されました。
日本発条(5991)が大幅下落でした。上半期の決算を発表、営業利益は185億円で前年同期比19.2%減となっています。7-9月期は74.9億円で同30.6%減と減益幅が拡大が嫌気されました。
サンケン電気(6707)は、主力市場の中国においてローカル半導体メーカーの台頭や米中摩擦の影響で想定より早くシェアが低下し大幅下方修正を公表した事がネガティブ視されました。
今日の予定
●11/17(月)
【国内】
7-9月期GDP速報値(8:50)
10年物価連動国債入札
【海外】
米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22:30)
>より詳しいニュースや市場のポイントは『元証券ディーラー【たけぞう】が毎朝配信する株式情報』をチェック!
※CAMPFIREコミュニティ内の詳細ページに遷移します

執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資

