かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
インターライフホールディングス(1418)は、10月15日に「2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信」を発表しました。
インターライフホールディングスは、内装工事事業と音響・照明設備事業を主力とする会社です。
商業施設やオフィス、ホテルなどの内装工事から、音響・照明システムの設計・施工まで幅広く手掛けています。
今回の第2四半期決算では、売上高・利益ともに大幅な増収増益を達成し、極めて好調な業績を示しました。
第2四半期累計期間の業績は以下の通りです。
2025年2月期第2四半期 | 2026年2月期第2四半期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 8,160 | 8,917 | +9.3% |
営業利益 | 448 | 914 | +104.0% |
経常利益 | 451 | 908 | +101.2% |
親会社株主に帰属する中間純利益 | 384 | 655 | +70.2% |
1株当たり中間純利益 | 24.81 | 42.03 | – |
売上高は前年同期比9.3%増の89億17百万円と堅調な伸びを示しました。
特に注目すべきは営業利益が104.0%増と倍増し、経常利益も101.2%増と2倍以上に拡大した点です。
セグメント別の業績を見ると、主力の内装工事事業では売上高50億24百万円(前年同期比5.9%減)、営業利益3億83百万円(同5.7%増)と、売上高は若干減少したものの利益率改善により増益を確保しました。
音響・照明設備事業では売上高38億67百万円(前年同期比53.5%増)、営業利益5億99百万円(同298.5%増)と大幅な増収増益を達成しています。
大型工事案件の進行が計画以上に進んだことに加え、保守サービス部門で期内の新規受注が堅調だったことが好業績の要因となっています。
さらに同社は、本日併せて通期業績予想の上方修正を発表しました。
前回予想 | 今回修正予想 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 16,500 | 16,500 | – |
営業利益 | 800 | 1,100 | +37.5% |
経常利益 | 790 | 1,090 | +38.0% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 600 | 750 | +25.0% |
1株当たり当期純利益 | 38.66 | 48.11 | – |
上方修正の主な理由として、内装工事事業及び音響・照明設備事業において、工事進行基準に該当する大型工事の売上高の計上が計画以上に進んだことに加え、利益率の高い案件の完工や粗利改善などが進んだことを挙げています。
また、配当予想も増配へと修正されました。
第2四半期末 | 期末 | 合計 | |
---|---|---|---|
前回発表予想 | 10.00円 | 10.00円 | 20.00円 |
今回修正予想 | 10.00円 | 15.00円 | 25.00円 |
前期実績 | – | 20.00円 | 20.00円 |
中間純利益の上振れを受け、期末配当を前回予想の10円から15円へ5円増額し、年間配当は25円とする方針です。
前期実績の20円から5円の増配となります。
詳細は同社IRニュースをご確認ください。
企業情報・株価
企業名 | インターライフホールディングス株式会社 |
---|---|
市場・証券コード | 東証スタンダード・1418 |
時価総額 | 約67億円 |
PER・PBR | 10.22倍・1.41倍 |
10月15日終値 | 394円 |
1か月前の株価(9月16日終値) | 437円 |
ひとこと
インターライフホールディングスの第2四半期決算は、営業利益が前年同期比104.0%増と倍増する素晴らしい業績でした📈
特に音響・照明設備事業の営業利益が前年同期比298.5%増と約4倍になったことが利益押し上げの大きな要因となっており、大型案件の順調な進行が業績を牽引しています。
通期業績予想も営業利益を37.5%上方修正し、さらに期末配当を5円増配して年間25円とするなど、株主還元にも積極的な姿勢を示しています💪
同社は2026年2月期を初年度とする第5次中期経営計画で「持続的な利益成長による企業価値向上」を掲げており、今後の成長戦略にも期待が持てそうです✨