昨日の日経平均は前日比99円安、TOPIXは27P高、グロース250は1P高で終了しました。
プライム市場の売買代金は6兆0594億円でした。
個別銘柄は、大成建設(1801)がザラ場に一時ストップ高となりました。今期の上方修正と上限16.41%の大規模な自社株買いの実施を発表しました。
同社の上昇から以下などまで波及しました。
- 清水建設(1803)
- 大林組(1802)
- 鹿島建設(1812)
以下などのメガバンクも、米国市場で金融株が大幅高となったことが好感され値上がりで終了しました。
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)
- 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
ネットワンシステムズ(7518)は、SCSKが同社を完全子会社化すると発表、TOB価格が1株4500円で完全サヤ寄せする形となりました。
東レ(3402)が12%高で終了となりました。今期最終利益予想の上方修正と上限9.67%の自社株買いが好感されました。
ニチコン(6996)はゴールドマンがレーティングを引き上げた事が好感され買われました。
反面、サンウェルズ(9229)が大幅安でした。第2四半期の決算発表を延期した事が嫌気されました。同社は、9月に不正に診療報酬請求をしていたとの指摘がなされており、先行き不透明感が強まりました。
ニトリ(9843)が6.6%安でした。10月の既存店売り上げの落ち込みや、円安進行が嫌気されました。
大阪チタニウム(5726)は、ボーイングのストライキなどにより業績予想を下方修正し下落しました。年間配当も減額となりました。
ファーストリテイリング(9983)が売られました。10月の既存店売上高が7カ月ぶりにマイナスになった事が嫌気されました。
今朝のNYダウは0.5ドル安、ナスダックは285P高、S&P500は44P高でした。ナスダックとS&P500は、連日の過去最高値を更新しました。
FRBは7日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き下げを決定しました。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズやTSMC、インテルなどの半導体関連の上昇が目立ちました。また、好決算を発表したリフトが大幅高となりました。
反面、昨日上昇が目立った金融株が売られました。
MSCI
米MSCIは11月6日、代表的な株価指数「グローバルスタンダード指数」の構成銘柄の定期見直しを発表しました。
採用
- フジクラ(5803)
除外
- 野村不動産ホールディングス(3231)
- プロロジス(3283)
- SUMCO(3436)
- イビデン(4062)
- ローム(6963)
- 浜松ホトニクス(6965)
- マツダ(7261)
- 京成電鉄(9009)
今日の予定
●11/8(金)
【国内】
9月家計調査(8:30)
9月景気動向指数(14:00)
オプションSQ
【決算】
ニーグループ、ソフトバンク、オリックス、三井不動産、オリンパス、スズキ、セコム
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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