昨日の日経平均は前日比378円高、TOPIXは18P高で終了しました。
個別銘柄では、関西電力(9503)が大幅高でした。アクティビスト(物言う株主)として知られる米エリオット・マネジメントが関西電の大株主に浮上した事が伝わった事が好感されました。
アクセルスペースホールディングス(402A)がストップ高でした。子会社のアクセルスペースが地球観測における国際的な連携を推進する枠組み「地球観測に関する政府間会合のアソシエイトに、日本の民間企業として初めて認定されたと発表が評価されました。
東京計器(7721)が買われました。SMBC日興証券が、目標株価を従来の4100円から5200円に増額修正が好感されました。中期経営計画の最終年度である27年3月期の防衛・通信機器の利益率見通しが引き上げられたことにより、想定よりも早期に利益率の改善が顕在化するとしています。
東京機械製作所(6335)がストップ高でした。JMUディフェンスシステムズとの間で、防衛省向けの搬送・格納に関する自動化・省人化装置の受注取引が完了したとの発表が評価されました。
一方で、三井ハイテック(6966)が大幅安でした。前日に上半期の決算を発表、営業利益は63.5億円で前年同期比19.2%減となり、通期予想は従来の130億円から110億円、前期比31.3%減に下方修正が嫌気されました。
神島化学工業(4026)が売られました。化成品事業において、値上げによる増益効果があったものの、販売構成の変化や固定費増加などにより、減益となったことなどがネガティブ視されました。
今朝のNYダウは220ドル安、ナスダック6P高、S&P500は19P高でした。
ナスダック、S&P500は過去最高値を更新しました。
個別銘柄は、オラクルが大幅上昇でした。受注残にあたる残存履行義務(RPO)が4550億ドルと急増したことや、26年度通期のクラウドインフラの売上高が77%急増する見通しを示したことが好感されました。
一方で、半導体設計ソフトのシノプシスが大幅安でした。5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回りました。また、ガイダンスでは予想を大きく下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されました。
今日の予定
●9/11(木)
【国内】
7-9月期法人企業景気予測調査(8:50)
8月企業物価指数(8:50)
8月都心オフィス空室率(13:00)
【決算】
神戸物産、ビジョナル、タイミー、アインホールディングス、GA technologies、シーイーシー、ハートシード、デジタルグループ、Japan Eyewear Holdings、トーホー、MacbeeProinnovation、アイモバイル、モロゾフ、ファーマフーズ、3Dマトリックス、鎌倉新書、ナレルグループ、明豊エンタープライズ、トーエル、HEROZ、ダブル・スコープ、セルソースなど
【海外】
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
米8月消費者物価指数(CPI)(21:30)
米8月財政収支(9/12 3:00)
米30年国債入札
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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