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栄研化学(4549)、CDP「気候変動」において最高評価であるAリスト

栄研化学(4549)、CDP「気候変動」において最高評価であるAリスト

かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。

ニュース内容

栄研化学(4549)が2月14日15時に「CDP「気候変動」において最高評価であるAリストに選出されたこと」を発表しました。

同社は、医薬品、試薬、医療および理化学機械器具などの製造、販売ならびに輸出入販売を行っている企業です。

同社の検査用試薬には他社にはない独自技術・ノウハウが利用されている特徴があり、国内において高いシェア率を誇っています。

今回の発表の概要は以下の通りです。

  • 国際的な環境非営利団体であるCDPが、同社を「気候変動」において最高評価であるAリスト企業に選定

※CDPでは、世界中の企業や自治体から収集した環境活動に関する情報開示を集計・分析し、その取り組みを8段階(A、A-、B、B-、C、C-、D、D-)で評価しています。

同社グループでは、2022年4月に公表した「EIKEN ROAD MAP 2030」において、「気候変動への対応」をマテリアリティの一つとして掲げています。

そして、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、具体的な目標を定め、計画的・継続的に取り組みを進めていました。

具体的には、省エネ活動、環境配慮型製品の開発・提供などに加え、主要生産・研究拠点において、地産の水力発電由来の電⼒を採用することにより、電力由来のCO₂をゼロにするなど注力しています。

今回、初めて最高評価のAリスト企業に選出されたことで、同社の積極的な情報開示やステークホルダーへの説明責任の遂行が客観的に評価されました。

続いて、同社の株価推移を見てみましょう。

以下は、直近半年の株価チャートになります。

これを見ると、11月ごろに大きく株価が下落していることが分かります。

下落原因としては、10月31日に行われた2025年3月期第2四半期決算において、通期業績予想を下方修正したことがあげられます。

上期の実績を受け、便潜血検査試薬が同社の想定よりも新市場浸透に時間を要していることなどから減収減益予想としました。

一方で、第3四半期決算では、業績予想に変更はありませんでしたが、海外における構造的要因によるマイナス影響はほとんど解消されたと発表しました。

15時にリリースした後も株価は上昇し、前日比3.16%高となる2,250円で終値を迎えました。

詳細は同社IRニュースをご確認ください。

企業情報・株価

企業名栄研化学株式会社
市場・証券コード東証プライム・4549
時価総額867億円
PER・PBR29.69倍・21.71倍
2/14 終値2,250円
1ヵ月前の株価
*1/14 終値
2,156円

ひとこと

同社は、「ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。」の経営理念に基づき、非財務情報の開示も積極的に行っているようです✨

私は、企業や投資家は短期的な利益を追い求めるがあまりに、大局を見失ってしまうことがあるように思います。

同社の企業価値向上、引いては持続可能な社会の実現に期待しましょう!

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