かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
セカンドサイトアナリティカ(5028)は、1月27日にNTTドコモのdカード与信審査に、自社が開発した「R2Engine」が導入されることが決まったと発表しました。
同社は、システム開発を行う独立系IT企業で、アナリティクスとテクノロジーを活用したサービスを提供しています。
今回の発表を受け、同社の株価は後場で急騰。
発表の概要は以下の通りです。
ドコモでは事業拡大に向けて、高収益化や他サービスへの審査与信展開等を図ることが可能な審査エンジンが求められてます。
2024年11月には「dカード」の最上位グレードとなる「dカード PLATINUM」の申し込み受け付けを開始したばかりで、新規申込を一時停止するほどの注目を集めました。
今回の導入には上記のような、審査与信に対する需要を見込んだ背景があったとみられます。
導入の決まった「R2Engine」についてはこちら。
審査業務に必要な機能が充実しており、中でも、AIモデルや最適化モデルを利用した審査フローが実現でき、審査の高度化に貢献します。
大手企業から導入実績を得ることは、売上高の増加だけでなく、他社からの信用にもつながるでしょう。
以下は、同社の株価チャートです。
発表が行われた13時以降、株価は急騰しました。
発表の53分後に、前日比+80円(+24.69%)の404円でストップ高となりました。
詳細は同社プレスリリースをご確認ください。
企業情報・株価
企業名 | セカンドサイトアナリティカ株式会社 |
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市場・証券コード | 東証グロース・5028 |
時価総額 | 34.23億円 |
PER・PBR | 26.34倍・4.44倍 |
1/27 終値 | 404円 |
1ヵ月前の株価 *12/27 終値 | 322円 |
ひとこと
セカンドサイトアナリティカは時価総額は約34億円と規模は小さな企業ですが、AIを活用する興味深い事業を展開。
また昨年も、SBペイメントサービスやauファイナンシャルサービスといった企業で着実に同社サービスの導入実績を残しています。
今回の導入でどれだけの売上高を獲得できるのか、そして今度の成長にも期待です✨