かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
北川精機(6327)は、1月21日の大引け後に「業績予想の修正」を発表しました。
同社は、スマートフォンやタブレット端末などに内蔵されているプリント基板の製造関連企業です。
同社が手掛ける銅張積層基板製造用真空プレス装置は世界トップシェアです。
今回修正された業績予想の詳細は以下の通り。

今回の修正を受け、中間期の売上高は32.3%増の2,910百万円、経常利益は310.0%増の410百万円としました。
修正理由としては、期内での納期前倒し案件が複数あったことと為替影響によるものだとしています。
なお、通期の連結業績予想については社会情勢や原材料費や燃料費の上昇懸念より、売上高6,000百万円(前年同期比+1.1%)、経常利益490百万円(前年同期比-42.5%)で据え置きました。
同社の株価推移は以下の通りです。
過去1年間株価は低調に推移していました。
直近株価が上向いている要因としては、15日に発表された主要株主・リム・アドバイザーズ・リミテッドの出資比率が9.66%から10.73%に上昇したことがあげられます。
リム・アドバイザーズは、過去株主提案を行っており、同社においても注目が集まっています。
詳細は同社IRニュースをご確認ください。
企業情報・株価
企業名 | 北川精機(株) |
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市場・証券コード | 東証スタンダード:6327 |
時価総額 | 4,613百万円 |
PER・PBR | 13.43倍・0.98倍 |
1/21終値 | 546円 |
1ヵ月前の株価 *12/20終値 | 534円 |
ひとこと
個人的に気になったのは、FA関連の省力設備機械分野を手掛けている点。
自走式の整備用リフトや、生産ラインの自働化はかなりアツい分野ですよね🔥
世界トップシェアを誇る銅張積層基板製造用真空プレス装置を持つことから、その技術力は折り紙付きでしょう。
今後おそらく何らかの株主提案を受けることかと思いますが、同社の株価に与える影響に注目しましょう!