
・IPO投資にいくら申し込んでも当たらないんだけど、どうしたらいいの?
・当選確率を上げる方法はあるのかな?
このような疑問にお答えします。
かぶリッジの結論
- 個人投資家は完全平等抽選がおススメ!
- IPOの当選確率を上げるには、証券口座選びが大切!
- 戦略的に複数の証券口座を持とう!
IPO株では初値で儲かることが多いため、個人投資家を中心に抽選が激化しています。
そのため、現在お持ちの証券口座で普通に申し込みをしたとしても、当選する確率は低いでしょう。



当選確率を上げる方法はあるの?
この記事では、証券会社毎の抽選方式の違いやIPOの当選確率を上げる方法について分かりやすく解説します。
IPO投資は“確率論”です。そのため、「当たりやすい」「複数の証券口座」を持っておくのが大切です。
IPO投資で当たりやすくなりたいなら、以下の5社の口座は持っておきましょう!
- SBI証券:IPO取扱数が圧倒的に多い。IPOチャレンジポイント制度で当たりやすい。
→ https://search.sbisec.co.jp/ - SMBC日興証券:主幹事数が多いので、IPOの配分が高い。
→ https://www.smbcnikko.co.jp/ - 三菱UFJ eスマート証券:三菱UFJモルガン・スタンレー証券の主幹事IPO案件に申し込める。
→ https://kabu.com/ - マネックス証券:完全平等抽選なので、チャンスが平等。
→ https://info.monex.co.jp/ - 楽天証券:完全平等抽選、かつ取扱銘柄数も増加傾向。
→ https://www.rakuten-sec.co.jp/
IPOはなぜ当たらない?


IPO(上場)する企業では比較的公募価格が低く見積もられていることが多いため、初値が高くなる傾向にあります。
そのため、IPO投資は勝率の高い投資方法として非常に人気が高く、購入申込者が増えています。



私の友達もIPOに申込んでるって言ってたよ!
しかし、IPO時に売り出す株式数は決まっているため、全員がIPO株を購入できるわけではありません。
特に人気のある銘柄だと多くの投資家が申し込みするため、当選確率が非常に低くなります。
正式な公表はされていないものの、当選確率は一般的には1%程度と言われることも。
年間で100件のIPOがあると、1年に1回当たるかどうかですね。



当選確率が低いんだったら、申し込んでも意味がないの?
確かに当選確率は低いですが、いくつかの方法を組み合わせることで当選確率を上げることは可能です。
以下ではまずIPO投資の抽選方法からご説明し、当選確率を上げる4つのコツもご紹介します。
IPOの抽選方法は3つ


証券会社によってIPOの抽選方法は異なります。
そのため各証券会社の抽選方法を知り、自分に合った証券会社で口座開設をすることが大切です。
IPOの抽選方法は主に以下の3つがあります。
- 完全平等抽選
- 優遇抽選
- 店頭配分
それぞれ詳しく解説します。
完全平等抽選
完全平等抽選とは、応募した全ての投資家に一人一票の抽選権が与えられる抽選方法です。
すべての投資家が等しい確率で抽選されるため、資金量の多さは関係ありません。



私でも、お金持ちの人と同じ確率で当たるのね!
完全平等抽選のため、何度応募しても抽選に当たらないケースもあれば、数回の挑戦で当選するケースもあるなど、運に左右されることになります。
完全平等抽選で有名なマネックス証券のWebサイトでは、「コンピューターで無作為に抽選を行っています。この過程はシステム化されており、人間の恣意が途中で関与することはありません。」と記されています。
完全平等抽選は、あまり資金力のない個人投資家におススメの抽選方法です。
まずは以下の証券会社で、無料口座開設してみましょう。
優遇抽選
完全平等ではなく、優遇抽選を採用している証券会社もあります。



優遇抽選制度ってどんなものなの?
優遇抽選制度とは、口座資産が多い投資家だったり、IPOの落選回数が多かったりするなど、各証券会社が設定した条件を満たした方の当選確率が高くなる抽選方式です。
優遇特典がある証券会社
- SBI証券:IPOに外れると貯まる「チャレンジポイント」が多いと当選しやすくなる
- SMBC日興証券:ダイレクトコース限定で、預り資産残高等に応じて設定される
- SBIネオトレード証券:売買代金等に応じてステージが設定される
店頭配分
抽選ではありませんが、各証券会社のお得意さま(資産や取引量が多い)に配る店頭配分もあります。



優遇抽選と同じってこと?
優遇抽選と似てはいますが、条件が定まっていないため全く同じとは言えません。
IPO株は利益を得られる可能性が高いため、各証券会社の担当者は上顧客との取引拡大、損失の発生した顧客への補填などさまざまな目的でIPO株を配分しています。
店頭配分はお店がある証券会社のため、ネット証券ではあまり関係ないですね。



まずは自分に合った抽選方法を知って、それを採用している証券会社を選ぶことが大切なんだね!
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【比較表】IPO投資におすすめの証券会社


IPOにおすすめの証券会社の特徴を表にまとめました。
SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | SMBC日興証券 | 松井証券 | 岡三証券 | |
---|---|---|---|---|---|---|
取扱数 | 76 | 50 | 54 | 52 | 55 | 49 |
主幹事数 | 11 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 |
抽選方法 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選 | 完全平等抽選 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 取引実績に応じて優遇抽選 |
事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |



取扱実績や主幹事数は、証券会社によって大きく異なるね!
IPOの当選確率を上げる4つのコツ


IPOの当選確率を上げるコツとして、以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しく解説します。
① ネット証券から申し込む
IPOの当選確率を上げるためには、ネット証券から申し込むのがおすすめです。
と言うのも、ネット証券では完全平等抽選だったり、条件が明確にされた優遇抽選が行われるためです。
店頭販売をしている証券会社ではどうしても店頭配分となることが多く、資金が少ない個人投資家には配分が回ってこないことが多いです。



人気のある銘柄は、お金持ちの方が配分されやすいんだね…
しかし、ネット証券であれば誰でも等しく当選する「完全平等抽選」や、外れても次回以降当たりやすくなる「ポイント制度」があるなど、個人投資家にも当選のチャンスがあります。
例えばSBI証券では「IPOチャレンジポイント」制度があります。
抽選に外れる度にポイントが貯まって、次のIPO抽選の当選確率が上がる制度。
IPOチャレンジポイントに割り当てられたIPO株(30%)はチャレンジポイントが多い人から当選していく。
⇒何度も挑戦すると、当選確率がグンと上がる!
そのため、個人投資家がIPO投資するのであればネット証券から申し込むのがおススメです。
\ネット証券で圧倒的な主幹事数/
② 主幹事の多い証券会社で抽選に申し込む
IPOで「主幹事」を務める証券会社の抽選に申し込みをすると、抽選確率は上がります。
と言うのも、IPO株を各証券会社に割り当てる時、主幹事証券は80%以上もの株式を割り当てられることが多いためです。



主幹事証券ってなんだっけ?
主幹事証券とは、企業がIPOする際に各種事務手続きや株価設定、株式上場後の資金調達の助言などを中心的に担う証券会社のことです。
また、主幹事からIPO株の販売を委託された「委託幹事(裏幹事)」が、そのIPO銘柄の取り扱い証券会社となることも覚えておきましょう。
主幹事証券はIPO株の割当が多いため、当選確率も上がります。



野村證券・みずほ証券・大和証券・SMBC日興証券・SBI証券は主幹事実績が多いワン!
③ ライバルの少ない証券会社から申し込む
ライバル(口座数)が比較的少ない証券会社から申し込むと、IPO抽選に当選する確率は高まります。
口座数が多い証券会社ではそれだけIPOに申し込む投資家の数も多いため、当選確率も下がってしまいますよね。
しかし、誕生したばかりなどの理由で、まだライバルの少ない証券会社から申し込みをすると、当選確率も高くなります。
具体的には、三菱UFJ eスマート証券やDMM株、GMOクリック証券は口座数が少ない今がチャンスです。



証券会社にも「穴場」があるんだね!
④ 複数の証券会社から申し込む
多くの証券会社を使って申し込みを行い、抽選回数を増やすことも当選確率を上げる大切な方法です。
一回あたりの当選確率は1%であっても、複数の証券会社から申し込むと2%、3%、と少しでも当選確率は上げられます。



当選確率が上がるのはわかるけど、どの証券口座を開設したら良いか分からないよ。
おすすめなのは、以下の3つです。
- 事前入金が不要な証券口座
- 普段使い出来る証券口座
- 家族の証券口座
以下で順を追って説明していきます。
①事前入金が不要な証券口座
まず①の「事前入金が不要な証券口座」ですが、松井証券、SBIネオトレード証券、DMM株ではIPO申込時に事前入金が不要です。
IPO申込時に事前入金が必要な場合、1社あたり数十万円必要になるため、簡単に複数口座での申込は出来ないですよね。
しかし、事前入金が不要な証券口座を持つことで、気軽に複数口座での申込が出来るようになります。



ちなみに、IPOは当選しても購入申込をしなければキャンセルできるワン!
②普段使いできる証券口座
次に②の「普段使い出来る証券口座」ですが、通常の株取引やNISAで使いやすい証券口座を開くのがおススメです。
手数料が安いSBI証券や楽天証券、アメリカ株投資で人気のマネックス証券などで口座開設しておくと、IPOの時だけでなく普段の投資でも活用できます。
③家族の証券口座
最後に③の「家族の証券口座」ですが、結婚している方であればパートナーの口座、子供の口座も作ってIPOに申し込むことが出来ます。
もちろん口座開設は本人がする必要がありますが、家族の口座でもIPOに申し込むことで、当選確率は何倍にも跳ね上がります。
SBI証券や楽天証券では未成年の投資口座も開設することができますよ。



単純にたくさんの口座を作るんじゃなくて、こんな戦略的にできるのか!
当選確率を上げるためにおすすめのネット証券4社


ここまで、IPOの抽選方法や当選確率を上げるための方法について解説してきました。
最後に、「まずは口座開設しておきたい」おすすめのネット証券を4社ご紹介致します。
どこも口座開設は無料なので、気軽に申し込んでみましょう。
① SBI証券


ネット証券の中でもトップクラスの人気を誇るSBI証券は、口座開設数1,300万超え、IPO取り扱い実績No.1など、多くの実績を持っています。
IPO取り扱い実績が多いことや、IPOチャレンジポイント制度もあるため、「IPO投資と言えばSBI証券」と口にする投資家も多いですね。
抽選に外れる度にポイントが貯まって、次のIPO抽選の当選確率が上がる制度。
IPOチャレンジポイントに割り当てられたIPO株(30%)はチャレンジポイントが多い人から当選していく。
⇒何度も挑戦すると、当選確率がグンと上がる!



IPOにおすすめの証券会社ランキング【投資家286人が選定】でもNo.1にランクインしたワン!
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② マネックス証券


マネックス証券はIPO取り扱い実績も多く、完全平等抽選のため人気のある証券会社です。
また、マネックス証券で取り扱うIPO銘柄の情報をメールでお知らせする機能もあるので、申し込み忘れを減らせる点も嬉しいですね。



誰でも当選確率が平等なのね!
IPO以外では米国株投資に強みがあり、米国株の取扱銘柄数は5,000種類以上と、かなり豊富にそろっています。



アメリカ株投資をしたい人にもおすすめだね!
③ 楽天証券


楽天証券は3年連続新規口座開設数No.1で、2023年12月に口座開設数は1,000万口座を超えています。
手数料も安く、初心者でも使いやすいスマホアプリが人気を集めています。
楽天証券のIPO取引では、マネックス証券と同様、コンピュータによる完全平等の抽選を採用しています。
抽選方法も開示されており、その日の国内株式取引の市場が閉まった後、日経平均終値の下三桁の数をベースに算出されています。
また、IPOの取扱銘柄数が増えている点も要注目です。
以前はIPOの年間取扱数が2~15銘柄でしたが、2023年のIPO取扱銘柄数は61銘柄(全体の64%)と大幅に増えています。



楽天ポイントも貯まるし、取扱銘柄数も増えているのは嬉しいな!
④ 三菱UFJ eスマート証券
三菱UFJ eスマート証券は、実は三菱UFJモルガン・スタンレー証券と同様で三菱フィナンシャルグループの傘下です。
そのため大手証券の一角である三菱UFJモルガン・スタンレー証券の主幹事IPO案件の多くは、三菱UFJ eスマート証券も委託配分を受けるのです。



大手証券グループだから、今後もIPO投資のチャンスがいっぱいありそう!
ブックビルディング参加手数料や購入手数料は無料なので、気軽に申し込みをすることができますね。
三菱UFJ eスマート証券の口座を持っていない方は、次のIPOに備えて口座開設をしておきましょう。
\大手対面証券のグループ会社/
【まとめ】IPOの当選確率を上げよう!


今回はIPOの当選確率を上げる方法について解説しました。
最後に重要な点をおさらいしましょう。
- 個人投資家は完全平等抽選がおススメ!
- IPOの当選確率を上げるには、証券口座選びが大切!
- 戦略的に複数の証券口座を持とう!



SBI証券の「IPOチャレンジポイント」は面白そうだね!
話題の企業が上場する場合、初値が高くなると予想され、IPOの抽選は激化します。
この記事に書かれているコツを実践してみて、IPO投資にチャレンジしてみましょう!
IPO投資は“確率論”です。そのため、「当たりやすい」「複数の証券口座」を持っておくのが大切です。
IPO投資で当たりやすくなりたいなら、以下の5社の口座は持っておきましょう!
- SBI証券:IPO取扱数が圧倒的に多い。IPOチャレンジポイント制度で当たりやすい。
→ https://search.sbisec.co.jp/ - SMBC日興証券:主幹事数が多いので、IPOの配分が高い。
→ https://www.smbcnikko.co.jp/ - 三菱UFJ eスマート証券:三菱UFJモルガン・スタンレー証券の主幹事IPO案件に申し込める。
→ https://kabu.com/ - マネックス証券:完全平等抽選なので、チャンスが平等。
→ https://info.monex.co.jp/ - 楽天証券:完全平等抽選、かつ取扱銘柄数も増加傾向。
→ https://www.rakuten-sec.co.jp/