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HUMAN MADE<ヒューマンメイド>(456A)のIPO初値予想と上場概要紹介

HUMAN MADE IPO初値予想

今回はIPO企業の中から、11月27日に東証グロースに上場予定のHUMAN MADE<ヒューマンメイド>(456A)をご紹介します。

HUMAN MADEは、紳士服、婦人服、子供服等各種衣料繊維製品及び装飾雑貨の製造、販売を行う企業です。


想定時価総額は669億円で、小売業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

目次

HUMAN MADEのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日11月27日(木)
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格の2,920円から、3,796円~4,379円
企業Webサイトhttps://humanmade.co.jp/
取り扱い証券野村證券(主)、みずほ証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 など

主幹事は野村證券だよ!

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HUMAN MADEのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格2,920円
仮条件11月10日(月)発表予定
ブックビルディング期間11月11日(火)~11月14日(金)
当選発表日11月17日(月)
公開価格11月17日(月)発表予定
申込期間11月18日(火)~11月21日(金)
上場日11月27日(木)
初値11月27日(木)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

HUMAN MADEのIPO初値予想

HUMAN MADEのIPO初値予想

想定時価総額669億円、吸収金額190.4億円の大型案件です。

VC保有比率が0%で売り圧力が弱く、経常利益率28.2%と高い収益性を誇る点は評価できます。

また、前後2週間のIPO競合が1件と少なく、過去1ヶ月の日経平均リターンが8.70%とマーケット環境も良好な状況下での上場となります。

一方で、公募比率が16.4%と低く売出し中心の案件である点や、吸収金額が大きい点は懸念材料となります。

業績は売上高11,258百万円(前期比+34.2%)、当期純利益は2,127百万円(同+34.1%)と堅調な成長を続けています。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=3,796円~4,379円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:2,920

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

HUMAN MADEの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主)%
みずほ証券%
大和証券%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券%
SBI証券%
楽天証券%
マネックス証券%
割当率・割当株数は11月17日に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の株式会社NIGOLDが43.42%を保有しています。

また第3位の長尾 智明氏は同社の創業者第4位の松沼 礼氏は同社の代表取締役CEO兼COOです。

長尾 智明氏はNIGOと呼ばれ、NIGOLDの代表を務めているよ!

著名アーティストのPharrell Williamsが第2位の大株主として25.70%を保有している点も特徴的です。

株主名比率
株式会社NIGOLD43.42%
Pharrell Williams25.70%
長尾 智明19.49%
松沼 礼2.92%
柳澤 純一2.92%
鳩山 玲人2.92%
Brian Donnelly0.89%
田中 慧0.89%
同社従業員0.07%
同社従業員0.07%
上位10名を記載

創業メンバーと著名クリエイターが主要株主で、VC保有比率は0%となっているね!

HUMAN MADEの業績情報

HUMAN MADE 業績グラフ1
HUMAN MADE 業績グラフ2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2021年1月2022年1月2023年1月2024年1月2025年1月
売上高1,8523,2375,4458,39011,258
成長率+74.8%+68.2%+54.1%+34.1%
経常利益5836771,2532,2573,176
成長率+16.1%+85.1%+80.1%+40.7%
経常利益率31.5%20.9%23.0%26.9%28.2%
当期純利益3684048951,5862,127
成長率+9.8%+121.5%+77.2%+34.1%
EPS18.420.244.779.396.8
BPS46.566.8111.6182.8279.6
目論見書を元に、かぶリッジ作成。
※2025年7月17日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2021年1月期期首に株式分割が行われたと仮定して算出。

HUMAN MADEの業績を見てみると、売上高・経常利益ともに一貫して右肩上がりの成長を続けています。

2021年1月期から2025年1月期にかけて売上高は約6.1倍、経常利益は約5.4倍に拡大しており、ストリートファッションブランドとしての高い市場評価が業績に表れています。

特筆すべきは経常利益率の高さで、直近の2025年1月期では28.2%を記録しています。

これは、セールや値引き販売を一切行わず、プロパー消化率100%を維持するビジネスモデルが奏功した結果です。

プロパー消化率とは?

販売した商品のうち、定価で売れた商品の比率。

100%ということは、値引き販売を全くしていないことを意味する。

一般的なアパレルのプロパー消化率は、30-40%程度。

Pharrell Williams氏やKAWS氏など著名クリエイターとのコラボレーションが、ブランド価値向上に貢献しているよ!

同社は自社ECと直営店舗を中心としたダイレクトチャネル戦略(自社EC及び自社店舗)を展開し、SNSを活用した費用対効果の高いプロモーションにより高い利益率を実現しています。

また、需要に対して供給を少なくすることで商品価値を維持し、在庫回転率と売上総利益率の向上を両立させている点も特徴的です。

今後は海外展開のさらなる拡大や新ブランドの立ち上げなどを通じて、持続的な成長が期待されます。

HUMAN MADEの事業内容

HUMAN MADEは、ブランド事業を単一セグメントで展開する企業です。

「人間の閃きが生み出し、人間の手が創り出す輝きを、世界へ。」をミッションに掲げ、”The Future Is In The Past”のコンセプトのもと、ストリートカルチャーと日本の妥協なきモノづくり精神を融合させた高付加価値商品を展開しています。

事業の特徴

品質の高い素材やディテールにこだわったアパレル、ライフスタイルグッズ等の商品を、主にダイレクトチャネル(自社EC及び自社店舗)を通じて、世界中のファン、著名人、著名アーティスト・クリエイターに提供しています。

ビジネスモデルの特徴

  • 高付加価値商品の創出
  • 需要に対して過剰でない販売量を維持
  • 多額の広宣費をかけることなく、世界中の顧客の認知・関心を高める
  • KOL(Key Opinion Leader)の着用やコラボレーションによる商品価値の向上

以下、5つの観点から詳しく説明していきます。

プロダクト(商品企画・生産)

「HUMAN MADE」では、ストリートに息づく大胆な発想に日本の妥協なきモノづくり精神と遊び心を織り交ぜ、付加価値の高い商品を企画・デザインしています。

商品カテゴリ

商品は大きく分けてアパレルライフスタイルに区分されます。

コラボレーション展開

世界的なクリエイター、アーティスト、グローバルブランドとのコラボレーションにより、商品価値をさらに高めています。

  • クリエイターコラボ:KAWS氏、VERDY氏等
  • ブランドコラボ:NIKE、Levi’s等の世界的ブランド
  • その他:CACTUS PLANT FLEA MARKET、Wasted Youth、Victor Victor Worldwide等

クラフトマンシップに満ちた妥協のないモノ作りが、HUMAN MADEの強みだね!

販売チャネル

直接お客様と接点を持つ自社ECと自社店舗をダイレクトチャネルと位置づけ、重視しています。

間接チャネルは、自社チャネルを展開すると効率が悪いエリアをカバーする方針で活用しています。

自社EC(売上構成比:33%)

  • プラットフォーマーへの出店は行わず、自社ECのみを運営
  • システム以外の設備や店舗スタッフが不要で、相対的に低コスト・高ROI
  • グローバル展開しているSaaS型ECサービスを活用

自社店舗(売上構成比:48%)

国内で直営8店舗(※)を運営(2025年9月末現在)しており、HUMAN MADEの世界観を顧客が体験できる重要な場として位置づけています。
※うち、HUMAN MADEブランドは7店舗

店舗タイプ

  • 旗艦店(大型店舗):330~660㎡、フルラインナップの品揃え[未出店]
  • 標準店:100~260㎡、通常のアイテムリリース[2店舗]
  • 小型店:30~100㎡、定番商品中心を高回転で販売[4店舗]
  • コンセプト店:100~330㎡、ブランド世界観を体現[1店舗]

パートナー店舗・卸売(売上構成比:19%)

フランチャイズに類似する形態で、厳選したパートナーと契約し、HUMAN MADEブランドのみを扱うモノストアを出店しています。

  • 展開エリア:中国、韓国、香港
  • その他卸売:ブランド価値を毀損しないよう厳選した卸先のみと取引

プライス戦略

商品価格の決定にあたっては、妥協のない商品を提供したいとの考えから、かかったコストに対して必要な利益等を勘案して価格を決定する考え方を基本としています。

価格戦略の特徴

  • プロパー消化率: 100%(セール・値引き販売を一切行わない)
  • 商品消化率: 99%(発売した商品がほぼ完売)
  • 需要に対して供給を絞り込むことで、商品価値を維持
  • 在庫関連コストが低下し、商品原価に投入可能

この戦略により、商品価値向上のサイクルを実現しています。

値引き販売を全くしていないのは、ブランド価値を守る強い姿勢の表れだワン!

プロモーション戦略

同社は、テレビ・雑誌・インターネット等の広告枠を購入する一般的な広告宣伝活動は行っていません。

クリエイター・アーティスト・ミュージシャン及び全世界に向けて、グローバルに事業を展開する企業とのコラボレーション等を通じて商品情報を発信しています。

プロモーション手法

  • 自社運用のSNS(Instagram、TikTok等)を活用した情報発信
  • 世界的セレブリティによる自発的な着用・情報発信
  • グローバル企業とのコラボレーション
  • 多額のマーケティングコストをかけず、ブランド価値向上を実現

ブランド価値によって広告費を投じる必要がないんだね!

その他事業

ブランド事業を補完する形で、飲食店舗の運営とIPライセンスアウトを行っています。

飲食店舗運営

魅力的なライフスタイルの提案の一環として飲食事業を展開しています。

  • CURRY UP:自社ブランドのカレーショップ
  • BLUE BOTTLE COFFEE:Blue Bottle Coffee Japan合同会社との協業により、HUMAN MADEブランド店舗内にコーヒーショップを設置

IPライセンスアウト

自社ブランドを展開することができない、または効率が悪化するような地域・商品カテゴリに対してライセンスアウトを行い、収益化を図っています。

飲食事業やライセンスビジネスも展開し、ブランドの世界観を多角的に表現しているね!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日市場かぶリッジ予想初値(公開価格比)
インフキュリオン10/24グロースC(1倍~1.3倍未満)0.93倍
サイバーソリューションズ10/23グロースA(1.5倍~1.7倍未満)1.39倍
ユーソナー10/17グロースC(1倍〜1.3倍未満)1.18倍
テクセンドフォトマスク10/16プライムC(1倍〜1.3倍未満)1.19倍
ライオン事務器10/15スタンダードC(1倍〜1.3倍未満)1.76倍
サイプレス・ホールディングス10/8スタンダードD(1倍未満)0.95倍
ウリドキ10/7名証ネクストD(1倍未満)1.08倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄も複数ありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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