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エレベーターコミュニケーションズ(353A)のIPO初値予想と上場概要紹介

エレベーターコミュニケーションズ アイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、 4月25日に札幌証券取引所アンビシャスに上場予定のエレベーターコミュニケーションズ(353A) をご紹介します。

エレベーターコミュニケーションズは、 エレベーター・エスカレーター等昇降機設備の保守、管理及びリニューアルを行う企業です。


想定時価総額は16億円で、サービス業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

目次

エレベーターコミュニケーションズのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日4月25日(金)
かぶリッジ独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格1,600円から、1,600円~2,079円
企業Webサイトhttps://www.evcom.co.jp/
取り扱い証券東洋証券(主)、SBI証券、北洋証券、岡三証券、マネックス証券など

主幹事は東洋証券だよ!

エレベーターコミュニケーションズのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,600円
仮条件4月9日(水)発表予定
ブックビルディング期間4月10日(木)~4月16日(水)
当選発表日4月17日(木)
公開価格4月17日(木)発表予定
申込期間4月18日(金)~4月23日(水)
上場日4月25日(金)
初値4月25日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

エレベーターコミュニケーションズのIPO初値予想

想定時価総額16億円、吸収金額1.9億円の非常に小型の案件です。

オファリングレシオは11.0%と低く、公募割合が47.9%と適度であることから、売り圧力は比較的抑えられると考えられます。

売上高成長率は18.1%と安定しており、経常利益率4.2%と黒字を維持している点も評価できます。

一方で、特にトレンド性の高い事業内容ではなく、マーケットが全体として悪い点が懸念されます。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,600円~2,079円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,600

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

エレベーターコミュニケーションズの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
東洋証券(主幹事)%
SBI証券%
北洋証券%
岡三証券%
マネックス証券%
松井証券%
あかつき証券%
割当率・割当株数は、4月9日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第2位の薄田 章博氏は同社の代表取締役社長です。

また筆頭株主のそらしづ株式会社は、薄田氏が保有する資産管理会社となっています

株主名比率
そらしづ株式会社46.28%
薄田 章博18.05%
村石 誠司4.67%
六日市 拓也3.89%
こたろう株式会社3.15%
大久保 圭太2.83%
杉山 央2.24%
向江 弘徳2.24%
渡邊 和則1.85%
上田 健一1.00%
上位10名を記載

同社役員や従業員が大半を占めていて、VC保有比率は0%となっているね!

エレベーターコミュニケーションズの業績情報

エレベーターコミュニケーションズ 業績情報1
エレベーターコミュニケーションズ 業績情報2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2020年5月2021年5月2022年5月2023年5月2024年5月
売上高2,2682,3702,5562,7873,291
成長率+4.5%+7.8%+9.0%+18.1%
経常利益9272-1375137
成長率-21.7%+82.7%
経常利益率4.1%3.0%2.7%4.2%
当期純利益24-23-242674
成長率+184.6%
EPS26.3-24.3-25.727.378.2
BPS51.727.31.629.0107.2
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2025年1月10日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2020年5月期首に株式分割が行われたと仮定して算出。

エレベーターコミュニケーションズの業績を見てみると、売上高は右肩上がりで伸びており、2024年5月期は前年比18.1%増と大きく成長しました。

2021年5月期には経常利益を計上しているものの、子会社の整理・売却に伴う特別損失の計上により当期純損失となりました。

また、2022年5月期に経常損失を計上していますが、これは技術職人材確保及び広告宣伝等への投資を実施したことによるものです。

2024年5月期には経常利益137百万円(前年比82.7%増)、当期純利益74百万円(同184.6%増)と大幅な増益を達成しています。

これは保守管理契約台数が順調に推移したことと、保全・リニューアル業務の売上高が前年比33.3%増と大きく伸長したことが要因です。

2024年5月期の保守業務の売上高は1,706百万円、保全・リニューアル業務の売上高は1,583百万円と、ほぼ同等の規模になっているよ!

同社は全国47支店及び出張所に展開しており、2024年5月期には新たに高松支店と大阪支店を開設するなど、営業・保守対応のカバーエリアを強化拡大しています。

これにより、故障対応や復旧対応の迅速化を実現しました。

今後は建物の老朽化に伴うリニューアル需要の増加や、メーカーによる旧型昇降機の部品供給停止に伴う更新需要が見込まれるため、同社の更なる成長が期待できます。

エレベーターコミュニケーションズの事業内容

エレベーターコミュニケーションズは、エレベーターやエスカレーター等の昇降機の保守・メンテナンスサービスを提供する独立系企業です。

特定のメーカーに縛られない独立系の保守会社として、全国各地のニーズに応えながら、高品質なサービスをリーズナブルな価格で提供しています。

以下3つの事業を展開しています。

保守業務

エレベーターやエスカレーターは、集合住宅やオフィスビル、商業施設など様々な場所で人々の移動をサポートする重要なインフラです。

同社では、これらの設備の安全稼働を実現するための包括的な保守サービスを提供しています。

  • 定期点検: 技術員が定期的に訪問し、機器の性能・機能を点検
  • 遠隔監視: 24時間365日、エレベーターの異常・不具合を専門スタッフが監視
  • 緊急時対応: 災害、事故、故障、停電時に迅速に対応

全国47支店・出張所を展開し、各地域で迅速なサービス提供を実現。

独立系企業の強みを活かし、国内主要メーカー(三菱電機、日立製作所、東芝エレベータ、日本オーチス・エレベータ、フジテック)の昇降機にオールマイティに対応できる技術力を備えています。

保全・リニューアル業務

昇降機は日々の使用により機能劣化が進むため、適切なタイミングでの部品交換や修繕が必要不可欠です。

同社では点検結果に基づき、最適な保全・リニューアル提案を行っています。

  • 保全業務: 部品の取替えや修理を実施
  • リニューアル: 老朽化したエレベーターの安全性・機能性・快適性向上のための工事
  • 特殊技術: エスカレーターのフルリニューアル技術で工数とコストを大幅削減

エレベーターは、設置から20年以上経過すると部品供給が難しくなります。

そこで、制御盤や巻上機など主要部品の一式交換工事や既存設備の撤去を行い、継続的な稼働をサポートしています。

また同社独自の特許取得済み操作盤などを活用し、意匠性の向上にも貢献している点が特徴です。

災害時対応システム

東日本大震災の教訓を活かし、独自の災害対応システムを開発・運用しています。

  • イージスモード: 災害発生時に基幹システム上で被災物件情報をリアルタイムに共有
  • Qサポ: QRコードを活用した復旧要請システムで、利用者がスマートフォンから直接復旧要請が可能
  • 技術員位置情報表示: 復旧対応する技術員の位置情報や到着予定時間をリアルタイムで表示

これらの革新的なシステムにより、地震などの大規模災害時には迅速な復旧対応を実現。

利用者の「安心」を提供するとともに、ビルオーナーの迅速な意思決定をサポートしています。

全国展開と技術力の強化を続け、昇降機の安全・安心を支える企業として、建物の資産価値向上にも貢献しています。

エレベーターやエスカレーターは私たちの生活に欠かせない存在。
その安全を守る縁の下の力持ちとして、独立系メンテナンス会社の役割はますます重要になっているんだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
ジグザグ3/31B(1.3倍~1.5倍未満)1.35倍
トヨコー3/28B(1.3倍~1.5倍未満)1.19倍
プログレス・テクノロジーズグループ3/28D(1.0倍未満)1.02倍
ダイナミックマッププラットフォーム3/27B(1.3倍~1.5倍未満)1.28倍
ZenmuTech3/27B(1.3倍~1.5倍未満)3.16倍

直近のIPO市場では、多くの企業が公開価格を上回る初値を付けており、特にZenmuTechは3.16倍と大きな上昇を見せています

これらの結果から、投資家のIPOへの関心が引き続き高いことが伺えます

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