
・グロース株ってどういう意味だ?
・バリュー株とグロース株なら、どっちがおススメ?
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
- 「グロース株」は高い成長が見込める企業のこと
- 「バリュー株」は株価が割安な企業のこと
- 両方の特性を理解してポートフォリオを組もう!
「グロース株」と「バリュー株」はよく聞く言葉ですが、実際どうやって見分けるのか、どちらの方が投資対象に良いのか分からないですよね。
そこで今回は、銘柄選びの際に役立つ「グロース株」と「バリュー株」の違いについて分かりやすく解説していきます。
結論から言うとグロース株・バリュー株ともに長所と短所があるため、両方の特徴を理解した上でポートフォリオを組むことが大切です。


執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
グロース株とは?【メリット・デメリット】


グロース(成長)株とは売上や利益の成長率が高く、将来にわたり大きな株価上昇が期待できる企業(銘柄)のことです。
ニーズが拡大しているサービスを提供し業績の急拡大が期待できる企業や、革新的なサービスや商品を提供することで新たな市場を開拓する企業などがグロース株として見られます。
そういった企業は研究開発やマーケティング・人材採用に注力する時期もあるため、赤字であることもしばしば。



なるほど。グロース株にはどんな企業があるんだろう?
グローバル目線で言うと、グロース株の代表例としてイーロン・マスクが率いるアメリカのテスラ(TSLA)社が挙げられます。
電気自動車の開発・生産で有名な同社は、以下のチャートの通り右肩上がりで株価を上げてきました。
2017年には1株20ドルほどでしたが、2025年現在は15倍ほどの300ドルを突破しています。



すごい!グロース株の代表格だね!



時価総額は100兆円を超えているんだワン!
その他にも、以下のような企業がグロース株として挙げられます。
米国企業
- アルファベット(Google)
- アップル
- メタ(Facebook)
- アマゾンなど
日本企業
- エムスリー
- キーエンス
- メルカリ
- マネーフォワードなど
グロース株投資のメリット
グロース株投資のメリットは、大きなキャピタルゲインが得られるということです。
テスラの例のようにグロース株は長期的な上昇トレンドに入ると、何倍にも株価が跳ね上がる可能性が高くなります。
テスラの例を考えてみましょう。
2017年1月に100株購入し、2025年2月に売却した場合、以下のように3.5万ドル(約500万円)もの利益を得ることができました。
2017年1月6日:100株で1,527ドル(1株15.27ドル)
2025年2月6日:100株で37,432ドル(1株374.32ドル)
⇒ 35,905ドルの利益
*株式分割を考慮した株価で計算。
このように、グロース株投資では大きなキャピタルゲインを得られるチャンスがあるのが最大のメリットです。
グロース株投資のデメリット
①利益を得るのに時間がかかる場合がある
グロース株投資では大きな株価上昇が見込める一方で、必ずしもすぐに上昇するわけではありません。
テスラの場合、2010年に1株17ドルでIPOしましたが、50ドルに到達するまで3年程かかりました。
また、株価が上昇する過程では大きく値下がりする場面も多くあるため、株価下落も覚悟した上で長期保有することが求められます。



実際は成長率が低くて、株価が低迷してしまうケースもあるから要注意だね。
②割高なことが多い
グロース株は成長性を織り込んで株価が形成されるため、一般的な株価指標(PERやPBR)で考えると割高な場合が多いです。
そのため、期待通り/期待以上に成長しないと株価が大きく値下がりしてしまったり、適正な株価水準が分からずバブルになってしまう可能性もあります。



金利が上がるときにはグロース株の株価が下がることが多いワン!
また、グロース株は事業成長のために資金を使うため、配当金が少ない又は無配なことが多いです。
そのため、配当金収入や株主優待目当ての投資には向きません。
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バリュー株とは?【メリット・デメリット】


バリュー(割安)株とは利益や資産から導かれる「企業価値」と比較して株価が割安のまま放置されている企業(銘柄)のことを指します。
バリュー株は売上や利益の成長期待が薄かったり、投資家への認知度が低いことで割安に放置されている場合が多いです。
株価が割安に放置されているため、株価の見直しが入った際に株価の上昇が見込めます。



どうやって割安かどうかを判断すればいいんだろう?
株価の割安度を調べるにはPERとPBRがポイントになります。
- PER(株価収益率):1株当たりの利益に対して株価がどれくらい高いかを示す。平均的には15~20倍程度。
- PBR(株価純資産倍率):1株当たりの純資産に対して株価がどれくらい高いかを示す。1倍以下だと割安。



割安株は一般的にPBRが1倍を下回っている企業のことを言うワン!
代表的なバリュー株
- 九州フィナンシャルグループ(7180)
- NTN(6472)
- 三菱自動車工業(7211)
- みずほフィナンシャルグループ(8411)
バリュー株投資のメリット
バリュー株投資には、以下の2つのメリットがあります。
- 低リスクで運用可能
- 配当や株主優待を受けやすい
①低リスクで運用可能
バリュー株の特徴として、グロース株に比べて株価のボラティリティが低いことが挙げられます。



ボラティリティとは、株価の上昇や下落の幅のことだワン!
そのため、比較的低リスクで運用ができ、株価が適正価格に戻るまで不安も少なく保有することが出来ます。
また、不況時や金利上昇時でもグロース株に比べて株価の下落幅が少ないのも安心ポイントです。
②配当や株主優待を受けやすい
バリュー株では安定的に配当や株主優待を出している企業が多く、配当利回りも高い傾向にあります。
そのためキャピタルゲインよりもインカムゲインを重視している投資家におススメです。
バリュー株のデメリット
①大きなリターンが期待しにくい
バリュー株は「割安」な点にも表れているように、市場からの期待があまり高くありません。
そのため、グロース株のように株価が10倍になることはほぼありません。
また、割安だから必ずしも株価に見直しが入るというわけでもないため、ずっと割安のまま放置されるリスクもあります。
例えばNTNは割安株ですが、株価は下落傾向にあります。
②割安な理由がネガティブなことも多い
株が割安で放置されているということは、その企業を評価している投資家が少ないということです。
割安に放置されている場合、以下のようなネガティブな理由ではないかしっかり調べる必要があります。
- 業績が悪化していて、回復が見込めない
- 経営陣の能力が低い
- 財務体質に問題がある
- 市場が縮小していたり競合が多いなど、成長性が低い
割安な理由を見極めることで、将来的に株価の見直しが進むと思える真の割安株を見つけられるようになりましょう。


グロース株とバリュー株の見分け方





グロース株とバリュー株はどうやって見分ければ良いのかな?
「急成長している企業はグロース株だ!」と言われても、具体的な基準を知りたいですよね。
ここでは、一般的に使われている2つの基準(PBR・PER)をご紹介します。
PBRを使う【株価純資産倍率】
PBR(株価純資産倍率)とは、企業の純資産に対して株価が割安・割高かどうかを判断するための指標です。
PBRは1倍が適正な水準だと考えられているので、1倍以上だと割高、1倍未満で割安、と判断されることが多いです。
そのため、PBRが1倍以下はバリュー株、1倍以上(5~10倍程度)はグロース株の可能性があると考えると良いでしょう。
PBR=企業価値(時価総額)÷純資産
→ 株価÷一株あたり純資産(BPS)



例えば純資産が100億円なのに時価総額が50億円の場合(PBR0.5倍)、その会社を時価総額(50億円)で買収して解散したら、純資産の100億円が手に入っちゃうんだワン!



なるほど!100億円のものを50億円で買えちゃうってことは、割安だね。
代表的なバリュー株
- 千葉興業銀行:PBR 0.50倍
- 三菱自動車:PBR 0.57倍
- 東京電力ホールディングス:PBR 0.17倍
代表的なグロース株
- テスラ:PBR 14.58倍
- キーエンス:PBR 4.98倍
- メルカリ:PBR 4.77倍
*2025年2月25日時点での実績PBR
PERを使う【株価収益率】
PER(株価収益率)とは、企業の利益に対して株価が割高・割安かを判断するための指標です。
PERは業種によって平均値が異なりますが、日本企業の平均は約15~20倍と言われています。
そのため、PERが10~15倍以下はバリュー株、20倍以上(30~100倍程度)はグロース株の可能性があると考えると良いでしょう。
PER=企業価値(時価総額)÷純利益
→ 株価÷一株あたり純利益(EPS)



例えば純利益が10億円の会社の時価総額が500億円の場合、PERは50倍になるワン!
ただし、グロース株の中には投資先行で純利益は赤字の企業も多いです。



純利益が赤字ってことは、PERが計算できないよね…
その通り。そのため、PERではなくPSR(株価売上高倍率)を使うこともあります。
PSR=企業価値(時価総額)÷売上高
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グロース株・バリュー株、どっちがおすすめ?





グロース株・バリュー株どちらも良い点・悪い点があるんだね!
グロース株・バリュー株のどっちを購入するか迷った場合に理想的なのが、どちらにも投資することです。
グロース株とバリュー株のそれぞれにメリットとデメリットはありますが、一方の投資スタイルがより優れているということはありません。
グロース株であれば大きな値上がりが見込めますし、バリュー株ならば株価見直しや配当金が見込めるという強みがあります。
さらにグロース株とバリュー株は反対の値動きをすることも多いため、どちらにも投資しておくと分散効果を期待できますよ。



最終的には「応援したい!」「成長性があるのに割安すぎる!」と思える企業に投資するのがおすすめだワン!



でも、グロース株とバリュー株にお得に投資できる方法を知りたいな…
グロース株・バリュー株に投資する場合には、なるべく手数料を抑えられる証券会社を選ぶのがおススメです。
また、投資初心者の方は少額から投資できる証券会社も使ってみると良いでしょう。
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【まとめ】グロース株とバリュー株





グロース株とバリュー株の違いがよく分かったよ。
最後に、この記事の重要な点を3つにまとめましょう。
かぶリッジの結論
- 「グロース株」は高い成長が見込める企業のこと
- 「バリュー株」は株価が割安な企業のこと
- 両方の特性を理解してポートフォリオを組もう!
グロース株・バリュー株にこれから投資したいという方は、SBI証券なら手数料0円から投資が出来るのでおススメです。
投資家の第一歩を踏み出してみましょう!