かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
アドテクノロジーの開発・販売を行うフリークアウト・ホールディングス(6094)が11月15日、大手YouTuber事務所UUUM(3990)へ対するTOB(株式公開買い付け)を開始しました。
フリークアウトHDは2023年9月にUUUMの一部株式を取得し、連結子会社化。
今回のTOBでは、UUUMの完全子会社化及び上場廃止が狙いとなっています。
UUUM側は直近四半期決算でなんとか黒字化を達成したものの、広告環境の変化から収益性が悪化し、TOB合意へと至りました。
買付価格は14日終値+45.8%となる532円で、買付期間は2024年11月15日から12月26日まで。
買い付け予定の下限は307万9318株で、TOB成立後は残る株に対しスクイーズアウト(強制買取)が実施されます。
以下は買収発表前後のUUUM(3990)株価推移です。
TOB開始後、株価が急騰。
18日では、前日比17.98%高となる525円で終値を迎えました。
また、5日間上昇率では45.03%高と異例の高騰を見せています。
一方、TOB価格である532円には未だ7円ほど届いておらず、明日以降も上昇が見込めそうです。
企業情報・株価
企業名 | UUUM(株) |
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市場・証券コード | 東証プライム:3990 |
時価総額 | 105億15百万円 |
PER・PBR | 28.24倍・2.91倍 |
11/18終値 | 525円(+17.98%) |
1ヵ月前の株価 *10/18終値 | 378円 |
ひとこと
YouTube全盛期と呼ばれる2019年には株価6,870円を記録したUUUMでしたが、5年後の現在、株価が1/12になっていると知ると驚きです。
逆にエヌビディアの株価は同時期から40倍以上まで上昇。
現代を取り巻くIT環境の変化の速さに若干の怖さを感じます😓