【新着記事】注目企業インタビュー|ちょる子氏xシンデン・ハイテックス鈴木社長

ステムセル研究所(7096)の将来性は?業績や事業内容から徹底分析

ステムセル研究所 アイキャッチ

・ステムセル研究所ってどんな会社?
・さい帯血バンクの将来性はどうなの?
・再生医療分野で成長できるの?

このようなお悩みを解決します。

かぶリッジの結論

  • 新プラン「HOPECELL」により成約率と単価が大幅向上
  • 東南アジア市場への本格展開で新たな成長ステージへ
  • 再生医療分野の臨床研究が着実に進展

ステムセル研究所は、「あたらしい命に、あたらしい医療の選択肢を。」をコーポレートスローガンに、さい帯・さい帯血の細胞バンク事業で国内トップクラスの地位を確立している企業です。

さい帯血とは
お母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液
同社HPより)

2025年3月期には、さい帯とさい帯血を合わせた累計保管件数が10万件を突破し、再生医療の実用化に向けた取り組みを加速。

そこで今回は、ステムセル研究所の将来性について、事業内容や業績、強みの観点から詳しく解説します。

再生医療関連銘柄として注目を集めているワン!

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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

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シンデン・ハイテックス株式会社×ちょる子

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2児の母であり、元本240万円から2億6,000万円以上に資産を増やした実績を持つ個人投資家ちょる子さんが、個人投資家を代表してシンデン・ハイテックス(3131)鈴木社長にインタビュー!

目次

ステムセル研究所の将来性は?3つの理由を解説

ステムセル研究所 将来性

💡このパートの要約

  • 新プラン「HOPECELL」で成約率約10%向上、単価約30%アップ
  • 東南アジア市場で年間30~50億円の売上を目指す
  • 大阪公立大学や高知大学での臨床研究が本格化

ステムセル研究所の将来性が高いと考えられる理由は、以下の3つです。

新プラン「HOPECELL」による収益性の大幅向上

ステムセル研究所が2024年11月に導入した新プラン「HOPECELL」は、さい帯とさい帯血の両方を保管できる画期的なサービスです。

これまでは、さい帯またはさい帯血のどちらか一方を選択するプランが主流でしたが、新プランでは出産時に採取可能な貴重な細胞を確実に保管できるようになりました。

新プラン「HOPECELL」の特徴

  • さい帯・さい帯血の両方を保管
  • 月額2,980円(税込)の分割払いを設定
  • 従来プランと比較して平均成約率約10%向上
  • 平均単価約30%アップ

分割払いの導入で、より多くの家族が利用しやすくなったんだね!

また、さい帯由来の「ファミリー上清」製造サービスも好調です。

成長因子やエクソソーム等を含む上清への関心が、再生医療分野で高まっており、申込者数が着実に増加しています。

東南アジア市場への本格展開

ステムセル研究所の成長戦略において最も注目すべきは、東南アジア市場への本格進出です。

2024年11月に設立したシンガポール現地法人「STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.」を拠点とし、2026年3月期中の事業開始を目指しています。

さらに2025年7月には、インドネシア最大級の複合企業体シナルマスグループとの合弁契約を締結し、増資後の資本金は約8億円に拡大しました。

東南アジア市場のポテンシャル

  • シンガポール:年間出生数約3万人、保管率約20%、市場規模50~60億円
  • ジャカルタ:年間出生数約30万人
  • 東南アジア全体:年間約1,000万人の出生数(日本は約69万人)
  • 3~5年後の目標:東南アジア全体で年間30~50億円の売上

シンガポールでは保管単価が約80万円と、日本よりも高いんだよ!

日本ブランドの品質と信頼性を武器に、シンガポール市場で3~5年をめどにシェア20%の獲得を目指します。

関連事業への積極的投資

ステムセル研究所は、細胞バンク事業で培った知見とネットワークを活かし、将来性の高い関連企業への投資を積極的に推進。

2025年3月までに再生医療・妊娠・出産関連を中心とした企業6社への投資を実行しており、事業シナジーの創出と新たな成長機会の獲得を図っています。

投資活動を通じて、関連領域での事業拡大とリターン獲得の両立を目指しているんだね!

直近では、2025年2月に世界初の家庭用妊婦向け超音波エコー「ポケマム」のサブスク事業を展開する株式会社スマートエコーへの投資を実行。

ポケマムは、妊婦が自宅で気軽に胎児の様子を確認できる革新的なサービスとして注目されており、同社の細胞バンク事業との相乗効果が見込めるでしょう。

この投資戦略により、細胞バンク事業の安定収益をベースとしながら、新たな成長エンジンの獲得と収益の多様化を実現しています。

2025年3月期には、株式の売却で特別利益1億36百万円を計上したワン!

ステムセル研究所の事業内容・業績

ステムセル研究所 業績

💡このパートの要約

  • ステムセル研究所はさい帯・さい帯血の細胞バンク事業を展開
  • 累計保管件数は10万件を突破
  • 2025年3月期はすべての段階利益で過去最高を更新

ここでは、ステムセル研究所の事業内容や業績について詳しく見ていきます。

事業内容

ステムセル研究所 事業内容
同社HPより

ステムセル研究所は、再生医療・細胞治療を目的としたさい帯・さい帯血の細胞バンク事業を中核として展開。

産婦人科施設との強固なネットワークを活用し、出産時に採取される「さい帯」や「さい帯血」を長期保管し、将来の医療利用に備えるサービスを提供しています。

さい帯
同社HPより

さい帯は妊娠中のお母さんと赤ちゃんをつなぐ「へその緒」のことだよ!

主なサービス内容

  • さい帯保管サービス:さい帯由来の間葉系幹細胞を保管
  • さい帯血保管サービス:さい帯血由来の造血幹細胞を保管
  • ファミリー上清製造サービス:成長因子やエクソソーム等を含む上清を製造
  • 新プラン「HOPECELL」:さい帯とさい帯血の両方を保管

2025年3月期には、さい帯とさい帯血を合わせた累計保管件数が10万件を突破

また、2026年3月期第1四半期のさい帯保管件数は前年同期比約2.1倍と順調に拡大しています。

国内出生数に対する保管率3%、保管検体数20,000検体を中期目標に掲げているワン!

設備面では、2025年5月に新たな細胞保管センター(第3CCC)を開設し、総保管キャパシティを約20万検体に拡大。

さらに、神奈川県横浜市に事業用地を取得し、将来の生産及び保管能力の拡充に向けた準備を進めています。

業績

ステムセル研究所の業績は、着実な成長を続けています。

スクロールできます
決算期2022年3月2023年3月2024年3月2025年3月
売上高1,7812,0912,4812,679
営業利益226297413418
経常利益212300417428
当期純利益133198310385
決算短信を元に、かぶリッジ作成
※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益は百万円単位。

2025年3月期の業績

  • 売上高:26億79百万円(前期比8.0%増
  • 営業利益:4億18百万円(同1.1%増
  • 経常利益:4億28百万円(同2.8%増
  • 当期純利益:3億85百万円(同24.1%増

2025年3月期は全ての項目で過去最高を更新しました。

投資先企業の株式売却により特別利益1億36百万円を計上したことが、当期純利益の大幅増加に寄与しています。

2026年3月期第1四半期も売上高7億円と四半期として過去最高だったよ!

2026年3月期の業績予想

  • 売上高:30億円(前期比12.0%増)
  • 営業利益:4億50百万円(同7.5%増)
  • 経常利益:4億50百万円(同5.0%増)
  • 当期純利益:3億20百万円(同17.1%減)

東南アジア事業の立ち上げ費用として1億円を見込んでいますが、当期純利益以外は引き続き過去最高を更新する見込みです。

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ステムセル研究所の強みから見た将来性

ステムセル研究所 強み

💡このパートの要約

  • 全国の産婦人科施設との強固なネットワーク
  • 20年以上の保管実績と高い技術力
  • 先進的な研究開発体制の構築

ステムセル研究所の持続的な成長を支える強みは、以下の3つです。

産婦人科施設との強固なネットワーク

ステムセル研究所の最大の強みは、全国の産婦人科施設との強固なネットワークです。

全国に100名以上在籍している「母親学級スピーチスタッフ」が、産科施設で開催される母親学級にて同社サービスを紹介する体制を構築しています。

マーケティング体制の特徴

  • スピーチスタッフのピラミッド型体制構築
  • リーダー層による教育・指導体制の強化
  • 産科施設への専用ブース設置
  • その場での資料請求や契約獲得が可能

シンガポールの手法を参考に、リアルマーケティングを強化しているんだね!

オンラインマーケティングも強化しており、広告代理店の変更やクリエイティブの全面見直しにより、訴求力とコンバージョンの向上を図っています。

国内トップクラスの保管技術と実績

ステムセル研究所 管理
同社HPより

ステムセル研究所は、20年以上にわたる保管実績と高い技術力を誇ります。

2025年5月に開設した第3CCCでは、最新の保管機器を導入すると共にこれまでの運用知見を活かし、より高度で効率的な液体窒素供給インフラを構築。

保管実績

  • 累計保管件数10万件を突破
  • 総保管キャパシティ約20万検体
  • 最新設備による高品質な保管環境
  • 20年以上の長期保管ノウハウ

この保管技術と実績は、日本ブランドとしての信頼性として、東南アジア市場への展開においても大きな武器となります。

アカデミアとの連携による研究開発力

ステムセル 産学
同社HPより

ステムセル研究所は、国内外の主要大学・研究機関との共同研究体制を構築しています。

主な研究開発パートナー

  • 大阪公立大学:ASD、低酸素性虚血性脳症(HIE)の治療法開発
  • 高知大学:脳性麻痺の臨床研究
  • 大阪大学:スポーツ医学(半月板治療法開発)
  • 東京大学:小児形態異常等の先天性疾患治療法開発
  • 米国デューク大学:脳性麻痺児へのさい帯血投与プログラム

企業やアカデミアとの連携で、新たな領域への応用可能性も探索しているよ!

これらの研究成果は、さい帯・さい帯血の医療的価値を実証し、保管サービスの社会的認知度向上に貢献しています。

【まとめ】ステムセル研究所の株価は今後どうなる?

ステムセル研究所 まとめ

ステムセル研究所の将来性について、最後にポイントをまとめます。

かぶリッジの結論

  • 新プラン「HOPECELL」により成約率と単価が大幅向上
  • 東南アジア市場への本格展開で新たな成長ステージへ
  • 再生医療分野の臨床研究が着実に進展

総合的に見て、ステムセル研究所は国内での安定基盤と海外での成長機会を併せ持つ、魅力的な投資対象と言えます。

2026年3月期は売上高30億円、営業利益4億50百万円と増収増益の予想だね!

特に注目すべきは、シンガポールを拠点とした東南アジア展開です。

年間1,000万人の出生数を擁する東南アジア市場は、日本市場(年間69万人)の約14倍の規模があり、中長期的な成長ポテンシャルは極めて大きいと言えます。

2026年3月期は東南アジア事業の立ち上げ費用として1億円を見込み、短期的には投資負担が先行しますが、これらの投資が実を結べば、2027年3月期以降の躍進につながるかもしれません。

再生医療は成長分野として今後も注目だね!

今後の同社のさらなる飛躍に期待しましょう。

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