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フライヤー(323A)のIPO初値予想と上場概要紹介

フライヤーアイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、2月20日に東証グロースに上場予定のフライヤー(323A)をご紹介します。

フライヤーは、ビジネス書の要約サービス「flier」・「flier business」の開発・運営を行う企業です。

想定時価総額は21.9億円で、情報・通信業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
曽根原大介 株式会社インベストメントブリッジ

監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

目次

フライヤーのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日2月20日(木)
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格660円から、858円~989円
企業Webサイトhttps://corp.flierinc.com/
取り扱い証券みずほ証券(主)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券など

主幹事はみずほ証券だよ!

フライヤーのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格660円
仮条件590~680円
ブックビルディング期間2月3日(月)~2月7日(金)
当選発表日2月10日(月)
公開価格2月10日(月)発表予定
申込期間2月12日(水)~2月17日(月)
上場日2月20日(木)
初値2月20日(木)発表予定

次は公開価格がどうなるかに注目だね!

フライヤーのIPO初値予想

フライヤーIPO評価画像

想定時価総額21.9億円、吸収金額5.0億円と小型IPO案件です。

公開価格が低く、規模も小さいため供給が絞られている一方で、投資家からの一定の需要が期待できる点は初値の上昇にプラスの影響を与えるでしょう。

また、2025年2月期の業績予想では黒字化する見込みです。

一方で、親子上場であるため一部の投資家から敬遠される懸念があります。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=858円~899円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:660

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

フライヤーの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)%
SMBC日興証券%
SBI証券%
楽天証券%
マネックス証券%
松井証券%
岡三証券%
水戸証券%
岩井コスモ証券%
極東証券%
割当率・割当株数は、2月10日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
証券会社名取扱数主幹事数抽選方法事前入金
SBI証券9118完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券590完全平等抽選必要
SMBC日興証券5218完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
必要
松井証券670配分予定数量の70%以上を抽選不要
岡三証券493取引実績に応じて優遇抽選不要
マネックス証券516完全平等抽選必要
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、同社は第1位の株式会社メディアドゥの子会社です。

また第3位のマイナビは、同社のサービスを用いて内定者向け読み放題サービスを提供しています。

株主名比率
株式会社メディアドゥ57.10%
大賀 康史11.13%
株式会社マイナビ7.40%
XTech2号投資事業有限責任組合5.26%
みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合1.81%
望月 剛1.61%
株式会社インソース1.59%
株式会社CARTA VENTURES1.59%
大分VCサクセスファンド6号投資事業有限責任組合1.30%
株式会社ケイプランニング0.78%
上位10名を記載

株式会社メディアドゥと大賀 康史氏には360日間のロックアップ期間が設けられているよ!

フライヤーの業績情報

フライヤー業績データ
フライヤー業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2020年2月2021年2月2022年2月2023年2月2024年2月
売上高250415516634785
成長率+66.0%+24.3%+22.9%+23.8%
経常利益-51-114-267-271-136
成長率
経常利益率
当期純利益-50-117-278-272-136
成長率
EPS-30.7-50.9-107.1-95.2-45.2
BPS5.711.8-89.2-172.5-213.3
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2020年3月31日付で普通株式1株につき100株、2024年10月16日付で1株につき20株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは2020年2月期期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出。

2024年2月期は売上高785百万円(前期比23.8%増)、経常損失136百万円でした。

増収要因としては、エンタープライズ事業において契約単価の高い大企業向けの案件が好調に推移したことが挙げられます。

一方で、売上総利益は586百万円(前期比35.9%増)と増加したものの、マーケティング投資により販売費及び一般管理費は719百万円(前期比3.0%増)、経常損失136百万円となりました。

2025年2月期業績予想は、売上高946百万円、経常損失5百万円、当期純利益8百万円と収益性の改善が見込まれています。

今後は、現在ターゲットとしているアーリーアダプター層に加えて、リスキリングにも注力していくようです。

黒字転換目前だね!

フライヤーの事業内容

フライヤーは、ビジネス書の要約サービス「flier」・「flier business」の開発・運営を行う企業です。

同社が運営する「本の要約サービス flier(フライヤー)」は、本を読みたいけれども読み切れない、自分に本当に合った本が見つけられないという2つの課題の解決を支援するサービスとして生まれました。

フライヤー事業内容

同社はflierを中心として、人や組織の成長を支援しています。

flierはユーザー数が拡大すれば出版社や著者の広告効果としての魅力が高まり、それにより質の高いコンテンツが増えていくといった好循環が起きるビジネスモデルです。

これによって高い参入障壁を築くことができます。

同社は、以下の2つの事業を行っています。

エンタープライズ事業セグメント(法人向け事業)

法人向け事業は全体の売上の71.3%を占める中核事業です。

同社の法人向け事業では、人材育成や福利厚生などを目的にflier businessを中心に様々なサービスを提供しています。

フライヤー法人
  • flier business
    • 出版社から許諾を得て本の要約を作成し、従業員向けに提供するサービス
    • 提供アカウント数に応じた月額固定額をSaaSのサブスク型のビジネスモデル
  • 成長組織ナビ
    • 従業員一人ひとりの成長環境を確保するための要素を独自に調査・分析
    • 人材投資の成果を可視化する新しい概念のサーベイ
  • 施設向け事業
    • Wi-Fiなどを利用し、施設利用者にflierを提供するサービス
  • 法人向け研修事業
    • 本を主題としてリーダーシップを学ぶ講義や著者によるセミナーなどを開催

flier businessは解約率が約1.06%と低く、企業は継続的に利用していると分かります。

今後の経営戦略もflier businessの既存顧客を維持し、新規顧客を取り込む顧客基盤の拡大が軸になっています。

コンシューマ事業セグメント(個人向け事業)

個人向け事業では学習欲の高いアーリーアダプター向けに自己研鑽用のサービスを提供しています。

  • flier
    • 自己研鑽を目的とした本の要約サービスを提供
    • 読み放題2,200円、月5冊まで読める550円のプランがあるサブスク型のビジネスモデル
  • 「flier book labo」「flier book camp」
    • 月額5,500円でオンライン読書コミュニティflier book laboを運営
    • その会員向けに月額16,500円でオンラインリアルタイム講義flier book campを提供
  • flier 公式チャンネル
    • 本を軸にしたインタビュー番組として学びを深める内容の動画を配信

同社は終身雇用の終焉、フリーランス増加、雇用流動化などのトレンドを受け、学習欲の高い層は増加していく見通しを立てています。

flierの要約の9割以上は音声でも聞くことができるんだワン

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
ビースタイルホールディングス12/27C(1倍~1.3倍未満)1.61倍
visumo12/26B(1.3倍~1.5倍未満)1.35倍
フォルシア12/26A(1.5倍~1.7倍未満)2.08倍
GVA TECH12/26A(1.5倍~1.7倍未満)1.01倍
アルピコホールディングス12/25B(1.3倍~1.5倍未満)1.05倍
MIC12/25C(1倍~1.3倍未満)1.00倍

上場時期が重なり資金が分散される恐れがありましたが、すべて初値が公開価格以上となりました。

中でも、フォルシアの初値は公開価格の2倍超となるなど、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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