
・投資をしたいけど、インデックスファンドってどうなの?
・商品も多くて、どれを選べばいいのか分からない…。
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
- インデックスファンドは特定の株価指数との連動を目指す投資信託
- 複雑な投資知識がなくても気軽に始められる
- 投資初心者には全世界に分散投資できる商品がおすすめ
インデックスファンドとは、市場の動きを示す特定の指数と同じ値動きをするように運用される投資信託のことで、インデックスファンドに投資することを「インデックス投資」と言います。
投資初心者におすすめの金融商品として人気ですが、「そもそも指数って何?」「具体的にイメージが湧かない」「何を買えばいいの?」と悩む人も多いはず。
そこで今回はインデックスファンドに関する基本情報から、投資する際におすすめの商品まで分かりやすく紹介します。



記事を読めば、インデックスファンドへの理解がグッと深まるワン!


執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。


合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
■毎日更新かぶリッジブログ
元証券ディーラー・たけぞうの「かぶリッジブログ」
インデックスファンドとは





そもそもインデックスファンドって何だろう?
インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)と連動するように作られた投資信託です。
そのためインデックスファンドは連動する指数が上昇すると値上がりし、下降すると値下がりします。
※債券など、株価以外に連動するインデックスもあります。



インデックスは市場の動きを示す指数です。
たとえば、日経平均株価やTOPIXは日本株式の代表的なインデックスとなります。
インデックスの値動きを見て、市場全体の状況を推測することができますよ。
数ある投資商品の中でもコストが低く設定されており、幅広く分散投資できることから初心者に最適な投資商品とも言われます。
まずはインデックスファンドで代表的なインデックス例や、よく比較される「アクティブファンド」との違いを見ていきましょう。



インデックスファンドは受動的という意味で、「パッシブファンド」とも呼ばれるワン!
あわせて読みたい:【株初心者におすすめの勉強法】株式投資を成功に導く23の基礎知識
代表的なインデックス(指数)



インデックスにはどんなものがあるの?
インデックスファンドが連動する株式指数には、以下のように代表的なものがあります。
代表的なインデックス例(クリックで開きます)
投資対象 | インデックス | 銘柄構成 |
---|---|---|
日本株式 | 日経平均株価 | 東証第一部上場銘柄のうち225銘柄 |
TOPIX(トピックス) | 東証第一部上場の全銘柄 | |
海外株式 | S&P500指数 | 米国の代表的な企業500社 |
MSCIコクサイ・インデックス | 日本を除く先進国22カ国の上場企業 | |
日本債券 | NOMURA-BPI総合指数 | 日本の公社債(国際や社債など) |
海外債券 | シティ世界国債インデックス | 先進国の国債 |
日本REIT | 東証REIT指数 | 東証に上場する不動産投資信託の全銘柄 |
海外REIT | S&P先進国REIT指数 | 日本を除く先進国の不動産投資信託 |
コモディティ | CRB指数 | エネルギーや農産物などのコモディティ |
耳にすることも多い「日経平均」や「S&P500」をはじめ、様々なインデックスが指標となります。
同じ指数を指標とするインデックスファンドでも、会社ごとに多数存在しているので、自分に合った商品を選びましょう。



インデックスファンドの選び方は、後ほど紹介するワン!
インデックスファンドとアクティブファンドの違い



投資信託にはアクティブファンドもあるようだけど、どう違うの?
投資信託は大きく、インデックスファンドとアクティブファンドの2種類に分けられます。
それぞれの違いを表すと以下の通り。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
---|---|---|
運用目標 | インデックスと同じ値動きをする | インデックスを上回る運用成果を出す |
組入銘柄 | 各指数の構成銘柄 | 投資のプロが銘柄を厳選 |
コスト | 比較的低い | 比較的高い |
特徴 | 低コストで中長期的に利益を狙いやすいが、市況次第 | 短期間~中長期でも利益を狙いやすいが、構成銘柄次第 |
特に注目すべきは、インデックス型とアクティブ型で値動きが大きく変わってくる点ですね。


インデックスファンドは指数に連動し、アクティブファンドは投資のプロが積極的に利益を狙うのが最大の違いと言えます。
まずは資産運用をする目的を明確にした上で、最適なファンドを選ぶようにしましょう。



インデックス型とアクティブ型の両方に投資するのも効果的だワン!
監修者のポイント



アクティブファンドの特徴も理解しておきましょう。
アクティブファンドは、指数の動きを上回る成果を狙う金融商品です。
インデックスファンドのように指数へ連動、追随するのではなく、より積極的な運用を行い大きな成果を狙います。
指数への連動を目指すインデックスファンドは、アクティブファンドと比べるといわば守りの投資信託です。
一方、積極的に指数以上の成果を得ようとするアクティブファンドは攻めの投資信託であり、
それゆえにインデックスファンドに比べてハイリスク・ハイリターンになりやすいため注意も必要です。
インデックスファンドのおすすめ商品5選



どのファンドを買うのがいいんだろう?
数あるインデックスファンドの中でも、投資初心者から人気を集めている商品は以下の5つです。
どれもNISAのつみたて投資枠対象の金融商品で金融庁お墨付きの商品ですが、必ず各商品の特徴やリスクは確認してから自己判断で投資をしましょう。
それでは1つずつ解説していきますね。
監修者のポイント



私のおすすめは、②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がおすすめです。
この商品の特徴は、これ1つで全世界の株式に国際分散投資できるインデックスファンドとなり、100円以上1円単位で購入可能で、初心者の方や若年層の方には特におすすめです。
組み入れ比率は、2025年6月26日基準で、エヌビディア(4.1%)マイクロソフト(3.9%)アップル(3.6%)アマゾン(2.3%)と続きます。
今年に入りエヌビディアの組み入れ比率が大きくなっており、世界の時価総額に応じて組み入れ比率を変えています。
2025年6月末時点での国別配分比率は米国62.4%と他を圧倒しています。なお、日本は4.9%で2番目です。
①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
---|---|
信託報酬 (税込)/年 | 0.08140%以内 |
純資産 | 約7兆3,273億円 |
連動指数 | S&P500 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) は、アメリカのS&P500指数に投資できるインデックスファンドです。
この商品を買うだけでアメリカの主要500社に分散投資できるため、積立投資の定番商品として人気を集めています。
最大の特徴は手数料の安さで、買付手数料は0円、信託報酬も0.08140%以内と非常に低い水準となっています。
アップルやマイクロソフト、Amazonなど人気の銘柄が組み込まれていて過去長期でのパフォーマンスも高いため、長期投資におススメの商品です。



組み入れられる500社は時代の変化に応じて変わっていくのも安心だワン!
②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
---|---|
信託報酬 (税込)/年 | 0.05775% |
純資産 | 約6兆2,769億円 |
連動指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国、新興国の株式に投資できるインデックスファンドです。
この商品を買うだけで世界の約50ヶ国に幅広く分散投資できることから、カントリーリスクを大きく減らして投資できます。
さらに日経トレンディ「2024年ヒット商品ベスト30」を受賞するなど、投資家からの注目も高いファンドです。
どのインデックスファンドに投資すべきか悩んでいる方には、特におすすめの商品だと言えるでしょう。



経済の動向によって、投資する地域の割合や組み入れ銘柄も自動で調節してくれるワン!
③楽天・全米株式インデックス・ファンド
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
---|---|
信託報酬 (税込)/年 | 0.162% |
純資産 | 約1兆8,161億円 |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場に上場する約4,000銘柄を網羅した指数に連動するファンドです。
先ほど紹介したSBI・バンガード・S&P500とは異なり、アメリカの中小企業を含め幅広く投資できるのが特徴。
さらにバンガード社という、アメリカの大手資産運用会社が手がけるETFに投資するため、投資家からの信頼も厚いです。
手数料も銘柄のカバー率を見れば非常に安いので、コストパフォーマンスに優れたファンドと言えますよ。



米国株への投資で、業種の偏りをなるべく抑えたい人はおすすめだワン!
④SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
---|---|
信託報酬 (税込)/年 | 0.0938%程度 |
純資産 | 約2兆614億円 |
連動指数 | S&P500 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。
この商品を購入するだけで、アメリカの主要企業500社へ投資しているのと同等の効果が期待できます。
さらに信託報酬は年0.0938%(税込)程度となっており、S&P500への連動を目指す商品の中でも最安クラスの手数料です。
日本の株価指数と比較してS&P500は高いペースで成長が続いているため、今後も注目すべきファンドと言えますよ。



AmazonやGoogle等の成長企業に投資できるんだワン!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との違いは?



両者の違いは、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはS&P500に連動する海外ETFに投資することで、間接的にアメリカの株式に投資し、「eMAXIS Slim」は、三菱UFJアセットマネジメントが 運用するファンドが直接アメリカの株式に投資します。
どちらも優秀で投資商品もS&P500なので甲乙はつけがたいですね。
\SBI証券で購入可能/
⑤eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
---|---|
信託報酬 (税込)/年 | 0.143%以内 |
純資産 | 約1,809億円 |
連動指数 | 日経225マザーファンド |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、日経平均株価に連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。
この商品を購入することで、日本の代表的な企業225社に投資することができます。
海外株式と比べてリターンは低めですが、身近な企業だからこそ業績等をチェックしやすく、投資への親近感も湧くでしょう。
国内株式インデックスファンドの中でも手数料が非常に安く、購入時手数料もタダなので国内株への投資にはぴったりの商品です。



投資先はファーストリテイリング(ユニクロ)、ソフトバンクグループ等の大手企業だワン!
インデックスファンドの購入におすすめの証券会社3選





インデックスファンドって、どこから買えばいいの?
インデックスファンドを買うためには、購入したい商品を取り扱っている証券会社で口座開設をする必要があります。
中でもネット証券はパソコンやスマホで簡単に開設でき、取り扱い商品も多くておすすめなのが以下の3社。
- 楽天証券
→取扱い数も多く、楽天ポイントが使える - SBI証券
→インデックスファンドの取り扱い数トップクラス - 松井証券
→1日の約定代金が50万円以下なら手数料無料
どれも初心者を含めて投資家からの人気が高いネット証券なので、順に紹介していきます。
ネット証券選びについて詳しくは、「株初心者におすすめのネット証券ランキング」もご覧ください。



証券各社それぞれ特徴があり、投資家によって選別する証券会社の違いはありそうです。
私個人としては口座開設数No.1で、インデックスファンドの取扱銘柄数を誇るSBI証券をおすすめします。
本記事で紹介したファンドの取り扱い状況(クリックで開きます)
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | |
---|---|---|---|
①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 〇 | 〇 | 〇 |
②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 〇 | 〇 | 〇 |
③楽天・全米株式インデックス・ファンド | 〇 | 〇 | 〇 |
④SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 〇 | 〇 | 〇 |
⑤eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 〇 | 〇 | 〇 |
①楽天証券


- 投資信託の取扱数は2500本以上(2025年6月時点)
- 楽天カードや楽天キャッシュを使った積立投資が可能
- つみたて投資枠の対象銘柄は200本以上とトップクラスのラインナップ
楽天証券は、最大の強みである『楽天経済圏』を活かし、お得に資産形成ができます。



楽天ポイントを使って投資できるのは嬉しいな!
楽天証券では「投信スーパーサーチ」という機能があり、インデックスファンドに絞り込んだ検索や、買付ランキングでの並び替えなどができるのが便利です。



楽天ポイントを使った投信積立も人気だワン!


②SBI証券


- インデックスファンドの取り扱い数トップクラス
- 口座開設No.1
- つみたて投資枠対象ファンドは240本以上と豊富なラインナップ
SBI証券は2025年6月時点で1,400万口座を達成(グループ全体)し、ネット証券業界でトップクラスの利用者数を誇っています。
投資信託の取扱本数は2,600本以上と圧倒的に多いことから、自分の購入したい商品を見つけやすいのが特徴です。
「かぶリッジ」の独自調査でも、本当におすすめしたい証券会社No.1に選ばれているなど、評判が良い証券会社です。
また、三井住友カードを使った「クレカ積立」を設定すれば、自動で積立投資ができます。
クレカ積立をすればVポイントも貯まるので、お得に老後の資産形成ができますよ。



投資しながらポイントが貯まるのは良いね!
SBI証券のNISA口座であれば、国内株式売買、海外株式買付、投資信託売買の取引手数料が無料。
業界最低水準のコストでNISAの非課税メリットを最大限に享受できますよ。
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SBI証券なら1株から日本株に投資できます。
高配当株・優待株もお任せ!クレカ積立でポイントも貯まる
③松井証券
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手数料0円で日本株投資が可能!
各種口座開設キャンペーンも実施中です。
- 無料で使える自動リバランス機能でリスク軽減
- 投信残高が急増中と人気の証券
- 無料コールセンターなどサポート体制が整っている
松井証券はネット証券の先駆けともいえる存在で、問い合わせ窓口やWebサポートで14年連続で最高評価を獲得しています。
インデックスファンドを始め投資信託は100円から購入でき、毎日の自動積立設定も可能です。
スマホアプリで資産状況を確認できたり、自動リバランス機能が使えるなど、忙しい方でも安心して利用できる証券会社ですよ。



NISAにも対応しているワン!
インデックスファンドが初心者におすすめの理由4選





インデックスファンドって初心者でも始めやすい?
結論から言うと、インデックスファンドは初心者にもおすすめできる金融商品だと言えます。
理由として挙げられるのが以下の4つ。
それぞれ確認していきましょう。
①手数料が安い
投資信託にかかる手数料は「購入時手数料」「信託報酬」等がありますが、中でも信託報酬は保有中ずっと支払う必要があるため負担大です。
しかしインデックスファンドは指数と連動するように作られているため、下記のようなコストがかかりません。
- 銘柄の調査費用
- ファンドマネージャーへの報酬
手数料が安いため、長期投資で資産を増やしたい人にとっては嬉しいですね。
さらに金融庁の選んだ「NISA つみたて投資枠」の商品にインデックスファンドが多いことからも、資産形成に最適な商品だと言えるでしょう。



アクティブファンドの信託報酬は、インデックスファンドの何倍もする場合が多いワン!
②値動きがわかりやすい
大多数のインデックスファンドは対象の指数とほぼ同様の値動きをするため、価格の変動が分かりやすいのが特徴です。
例えば日経平均やNYダウといった有名な指数なら、ニュースで毎日耳にしますよね。
これらの指数に連動するインデックスファンドに投資していれば、値動きの傾向も掴みやすいです。



実際に投資していると、自然と毎日のニュースに関心を持てそうだね!
③投資知識がなくても始めやすい
インデックスファンドは1つの商品を購入するだけで、手軽に分散投資をすることが可能です。
例えばS&P500指数に連動するインデックスファンドに投資すれば、アメリカの主要500企業に投資するのと同じ効果があります。
もし個別で投資する場合、多数の銘柄から今後伸びそうな銘柄を選んでいくために投資の知識や多くの時間が必要です。
インデックスファンドを利用すれば事前に複雑な投資知識がなくても、気軽に投資を始められますよ。



ある意味「おまかせ投資」ができるのは、とっても楽だワン!
④運用成績が良い
インデックスファンドは実績ベースで見ると、多くのアクティブファンドよりも高い運用成績を残していると言われています。
アクティブファンドは高い成果を狙える可能性がある一方、運用成果はファンドマネージャーの能力に左右されやすいです。
そのため、指数を大きく上回るファンドもあれば大きく下回ってしまうファンドもあります。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによる2016年の調査でも、米国の大型株アクティブ運用ファンドは10年間で85%が指数を下回ったと明らかになりました。
初心者がインデックスを上回り続けるアクティブファンドを探すことに時間をかけるより、まずはインデックスファンドを購入した方が早期に資産形成を始められるでしょう。



有名投資家のウォーレン・バフェットも、個人投資家はインデックスファンドに投資すべきと言っているワン!
インデックスファンドへの投資は、SBI証券や松井証券など大手ネット証券で無料で始められます。
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インデックスファンドの選び方3選





インデックスファンドはどんな基準で選ぶといいの?
インデックスファンドの選び方としては、主に以下の3点があります。
順に確認していきましょう。
①投資対象
インデックスファンドは投資対象となる指数によって、運用成果にも違いが出てきます。
投資初心者から人気が高い投資対象の特徴についてまとめると、以下の通りです。
- 日本株式:情報量が多い
- 外国株式:長期に渡って株価が上昇傾向
- 債券:低リスク
どの投資対象にするか迷っているのであれば、外国株式(先進国)のインデックスファンドを購入するのがおすすめです。
外国株式であれば、アメリカをはじめ世界の主要先進国に簡単に分散投資でき、経済成長に応じて資産も増えていきます。



数百円から世界中に分散投資できるんだワン!



インデックスファンドを購入するなら商品が充実している海外株式をおすすめします。
②コストの低さ
インデックスファンドを購入する上で必要となるコストは、主に「購入手数料」と「信託報酬」です。
中でも信託報酬は同じ指数でも手数料が違う場合があるため、事前に確認する必要があります。
例えばS&P500の動きに連動するファンドを比べた場合でも、信託報酬の年率は以下のように大きく変わってくるのです。
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:0.0938%程度
- iFree S&P500インデックス:0.198%
コストは長期的に投資すると差が大きく開いていくため、同じ指数に連動するファンドを見比べた上で選んでいきましょう。



購入手数料は無料(ノーロード)のファンドが多いワン!



主なコストの「購入手数料」と「信託報酬」が低いにこしたことはありません。
過去のパフォーマンスなどを確認しましょう。
③純資産総額の大きさ
純資産総額とは、インデックスファンドの保有資産の時価の合計額を表しており、簡単に言えばインデックスファンドの規模の大きさです。
そのため純資産総額が大きいほど、投資家からの資金が集まっていて人気の高いファンドだと言えます。
もし純資産額が少なければ十分に運用が行えず、運用を途中でストップしてしまう可能性も否定できません。
インデックスファンドの強みである分散効果を最大限に得るためにも、純資産総額の大きさは確認しておきましょう。



純資産総額の大きいファンドでも、確実に成果が出るとは限らないから注意だワン!



純資産も重要であまりに純資産が小さいインデックスファンドは避けましょう。
純資産の大きさは人気のバロメーターとなります。
インデックスファンドの注意点2選





インデックスファンドで気をつけるべきことはある?
インデックスファンドを利用する上での注意点としては、大きく以下の2点が挙げられます。
- 短期で大きなリターンは期待しづらい
- 市場全体がマイナスの時は勝てない



インデックス投資はリスクがまったくないものではありません。
運用成績が思わしくないときには価格が下がり、元本割れする可能性もあります。
しかし、過去を振り返ると増減を繰り返してはいるものの全体的に見れば上昇傾向にあり、インデックス投資は長期的な運用に適しています。
それでは順に確認していきましょう。
①短期で大きなリターンは期待しづらい
インデックスファンドが連動をめざす指数は、個別株と比較すれば価格変動が小さいです。
そのため大きく値下がりするリスクは低い分、短期間で大きなリターンを得ることも難しくなります。
例えば指数に含まれる1つの銘柄が急激に伸びても、他の銘柄が同様に伸びなければ指数全体の値上がり率は低いというわけですね。
短期間で資産を増やしたい方は、アクティブファンドの方が向いているかもしれません。



インデックスファンドはコツコツ積み立てていくのがおススメだワン!
②市場全体がマイナスの時は勝てない
リーマンショックやコロナショックのように、市場全体が値下がりする場面ではインデックスファンドも値下がりします。
そのため経済が打撃を受けている間に投資すれば、一時的に元本を下回るかもしれません。
一方でアクティブファンドであれば、投資のプロが個別企業を見極めることから不況下でも持ちこたえる可能性があります。
投資の際は先進国株インデックスファンドと債券のインデックスファンドを購入するなど、投資先を分散させるのも重要です。



暴落は一時的だから、長期的な運用を意識すれば大きな心配はいらないワン!
インデックスファンドがおすすめな人





じゃあ結局、どんな人がインデックスファンドを買うべき?
インデックスファンドをおすすめできる人の特徴について、簡単にまとめていきます。
- 初めて投資に挑戦したい人
- 長期的に資産形成をしたい人
- なるべく手数料を抑えたい人
- あまり投資に時間をかけられない人
手数料が安く、事前に深い投資知識がなくても手軽に分散投資できるので、投資が初めての人にはインデックスファンドがおすすめです。
普段は仕事をしていて時間が取れない人も、個別銘柄分析などの作業が不要なことから「ほったらかし投資」に最適ですよ。



インデックスファンドとは言え、投資や経済について継続的に勉強する必要はあるワン!
インデックスファンドとは?まとめ





インデックスファンドの特徴について、グッと理解が深まったよ!
インデックスファンドに関する基本事項を中心に、購入に最適なネット証券の情報も交えつつ解説してきました。
最後に、本記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- インデックスファンドは特定の株価指数との連動を目指す投資信託
- 複雑な投資知識がなくても気軽に始められる
- 投資初心者には全世界に分散投資できる商品がおすすめ
インデックスファンドは低コストかつ少額から投資できるため、誰にでもおすすめできる投資商品です。
あなたの資産形成プランと照らし合わせて、インデックスファンドでの資産形成も検討してみてくださいね。



インデックスファンドは初心者の投資家の方などのオススメです。
個別銘柄分析などの作業が不要なので、その間に投資の勉強をし徐々に自分でポートフォリオを作成していくと良いでしょう。
まだ証券口座を持っていない方は、投資家から人気の高い以下のネット証券口座がおススメですよ。
- 楽天証券(楽天経済圏がお得)
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