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マネックス証券のポイントが改悪されたって本当?

読者のギモン

マネックスのポイントは改悪されたのでしょうか?
クレカ積立で投資信託を即売りしようと思ったのですが、対象外の銘柄が多いらしいです。

クレカ積立ポイント還元の対象外銘柄を教えてください。
また、リスクの低いおすすめ銘柄も知りたいです。

編集部の回答

マネックス証券では2023年3月より、一部ファンドの「投信つみたて」にて、マネックスカード投信積立サービスの新規申込受付ができなくなりました。

これに伴い、取扱銘柄のうち以下の投資信託がクレカ積立の対象外銘柄となり、ポイント還元の幅が狭くなる改悪となっています。

運用会社名銘柄名
アセットマネジメントOneDIAM毎月分配債券ファンド
DLIBJ公社債オープン(短期コース)
DLIBJ公社債オープン(中期コース)
MHAM物価連動国債ファンド
たわらノーロード 国内債券
みずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)
ニッセイアセットマネジメント<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
ニッセイ国内債券アルファ
ニッセイ日本インカムオープン
パインブリッジ・インベストメンツパインブリッジ日本住宅金融支援機構債ファンド
ブラックロック・ジャパンiシェアーズ 国内債券インデックス・ファンド
りそなアセットマネジメントSmart-i 国内債券インデックス
三井住友DSアセットマネジメントエス・ビー・日本債券ファンド
三井住友・日本債券インデックス・ファンド
三井住友トラスト・アセットSMT 国内債券インデックス・オープン
三菱UFJアセットマネジメントeMAXIS Slim 国内債券インデックス
eMAXIS 国内債券インデックス
eMAXIS 国内物価連動国債インデックス
ジャパン・ソブリン・オープン
大和アセットマネジメントiFree 日本債券インデックス
ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)
日本物価連動国債ファンド
東京海上アセットマネジメント東京海上・円建て投資適格債券ファンド(毎月決算型)
東京海上・円建て投資適格債券ファンド(年2回決算型)
東京海上セレクション・物価連動国債
明治安田アセットマネジメントノーロード明治安田社債アクティブ
明治安田日本債券オープン(毎月決算型)
明治安田日本債券ファンド
野村アセットマネジメント野村インデックスファンド・国内債券
【クレカ積立】一部ファンドの新規申込停止のお知らせ|マネックス証券

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マネックス証券の改悪背景

改悪の背景には、マネックス証券側がクレカ積立の即売りを阻止しようと、ルールを改正したのではないかと考えられています。

一方の朗報として、2024年4月買付分からは、マネックスカードクレカ積立での積立上限額が月10万円に変更されました。

5万円を超える積立金額に対しても、以下のとおり高水準のポイント還元率が設定されています。

積立金額ポイント還元率
5万円以下1.1%
5万円超過~7万円以下0.6%
7万円超過~10万円以下0.2%

今後のクレカ積立における戦略としては、上限額変更を活用したポイント還元を狙うのが良いでしょう。

※1 買付金額は銘柄毎ではなく、毎月のクレカ積立額の合算になります。
※2 1.1%分については、ご利用100円につき1ポイントのほか、1,000円につき1ポイントが加算されて貯まります。0.6%分については1,000円につき6ポイント、0.2%分については1,000円につき2ポイントが加算されて貯まります。(申込は原則1,000円以上1円単位。毎月100,000円まで)。

クレカ積立した投資信託の即売りとは?

即売りとは、クレカ積立した投資信託をすぐに売却して現金化し、ポイント還元で得られるポイントのみをゲットする行為のことです。

特に、債券へ投資するファンドは、値動きが小さいので、購入後すぐに売却することで、ポイント還元を安定して受けられることから、ポイント稼ぎができます。

しかしこれは、購入手数料が無料であるマネックス証券が損をしてまう行動です。

なぜなら、証券会社の主な収益源は信託報酬ですが、即売りされてしまうと信託報酬はあまり発生せず、収益が得られないからです。

収益が発生しないと、今後のサービス改悪の原因となるので、クレカ積立によるポイント還元は、あくまで「資産形成の助け」として適切にご利用ください。

リスクの低いおすすめ銘柄は?

クレカ積立の対象で、リスクの低い銘柄としておすすめの投資信託は「たわらノーロード バランス(堅実型)」です。

たわらノーロードについては、こちらの記事「たわらノーロードの評判は?【どれがいいか悩んでいる人必見】」でも紹介したので併せてご覧ください。

特に、今回リスクが低い銘柄としておすすめのバランス(堅実型)は、価格に大きな変化がない安全性資産の組入比率が半分以上を占めていて安心です。

筆者の見解まとめ

マネックス証券では、クレカ積立した投資信託の即売りが広まってしまったため、債券へ投資するファンドがクレカ積立できません。

今後も投資家の行動次第でサービスが改悪しうるので、ポイント還元などの特典はあくまで資産形成の補助というように考えた方が良いでしょう。

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執筆:かぶリッジ編集部

かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。

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