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トヨコー(341A)のIPO初値予想と上場概要紹介

トヨコ― アイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、3月28日に東証グロースに上場したトヨコー(341A)をご紹介します。(同日は「プログレス・テクノロジーズ グループ」が上場予定です)

トヨコ―は、3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI」の施工及び、老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造・販売をする企業です。

想定時価総額は91.2億円で、建設業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

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目次

トヨコーのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日3月28日(金)
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格700円から、910円~1050円
企業Webサイトhttps://gardengroup.co.jp/
取り扱い証券SMBC日興証券(主)、SBI証券、松井証券、大和証券など

主幹事はSMBC日興証券だよ!

トヨコーのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格700円
仮条件700円~730円
ブックビルディング期間3月12日(水)~3月18日(火)
当選発表日3月19日(水)
公開価格730円
申込期間3月21日(金)~3月26日(水)
上場日3月28日(金)
初値871円

初値は公開価格の1.19倍になったね!

トヨコーのIPO初値予想

トヨコ―初値予想

プラスの側面として、トップラインの売上高が堅調に伸びており、直近の経常利益も黒字化を達成したことから、工場・インフラメンテナンス市場の拡大に伴った成長が期待できます。

また、VC保有比率が低く、ロックアップ期間が180日と長く設けられているため、売り圧力は比較的弱いと考えられます。

想定時価総額が91.2憶円と小さい点もプラスに働くでしょう。

一方で、公募比率が低いことはマイナス要素と言えます。

また、同時期に上場予定の企業が7件あり、投資家の資金・関心が分散しやすい恐れがあります。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=910円~1050円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:700

IPO初値予想

投票は終了しました。ご回答ありがとうございます!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

トヨコーの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)98.59%4,195,000株
みずほ証券0.47%20,000株
大和証券0.47%20,000株
SBI証券0.18%7,500株
松井証券0.18%7,500株
マネックス証券0.12%5,000株
割当率・割当株数は3月11日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第1位の豊澤 一晃氏は同社の代表取締役社長です。

また第3位の白井 元氏は同社執行役員兼 SOSEI Div.リーダーを務めています

株主名比率
豊澤 一晃38.53%
豊澤 弘康8.60%
白井 元7.46%
建装工業(株)3.79%
(株)トヨコー従業員持株会3.52%
大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合3.25%
鈴与建設(株)3.23%
鈴木 紀行2.96%
従業員2.37%
前田建設工業(株)2.27%
上位10名を記載

前田建設工業(1824)も大株主になっているね!

トヨコーの業績情報

トヨコ― 業績情報1
トヨコ― 業績情報2
EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2020年3月2021年3月2022年3月2023年3月2024年3月
売上高8099211,0461,1171,095
成長率+13.8%+13.6%+6.8%-2.0%
経常利益-180-333-558-113-157
成長率
経常利益率
当期純利益-181-355-898-114-158
成長率
EPS-18.7-36.2-91.4-11.4-15.2
BPS-18.727.0-11.1-22.629.8
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2024年11月30日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施。
2020年3月期期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失又は1株当たり四半期純利益を算出。

トヨコ―の業績を見てみると、売上高は堅調に右肩上がりで伸びており、工場・インフラメンテナンス市場の拡大とともに今後も成長が期待できます。

日本は特に工場やインフラの老朽化が進んでいくと考えられてるから、トヨコ―の需要は今後も増していくだろうね!

経常利益や当期純利益に関しては赤字が続いています。

2024年3月期まで装置の開発やエンジニアの採用等、研究開発にかかる積極的な先行投資が理由にあるようです。

しかし、このような先行開発投資の結果、CoolLaser初の市販モデル「G19-6000シリーズ」の発売に至り、研究開発費支出も2022年3月期をピークに減少しています。

直近の2025年3月期第3四半期決算では売上高が前期比1.4倍の1,538百万円、経常利益が247百万円の黒字化を達成しており、中長期的な利益及びキャッシュ・フローの増加が期待できるでしょう。

今後の売上高と経常利益の流れは特に注目だね!

トヨコーの事業内容

トヨコ―は「キレイに、未来へ」をミッションに、日本のインフラ構築物老朽化の改善のために2つのインフラメンテナンスのテクノロジーSOSEI(ソセイ)の施工とCoolLaser(クーレーザー)の製造・販売をする企業です。

事業は以下の2つから構成されています。

トヨコ― 事業内容
目論見書より引用

SOSEI事業

3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI」の工法を使い工場や倉庫の修繕を行っています。

工法だけ自社で開発し、施工は他社に任せて収入を得るのではなく、現場の作業者の目線で、作業者が使いやすい道具や工法の開発を行い、自社で責任をもって施工する「責任施工」にこだわって事業を展開しています。

高度経済成長期に建てられた工場のスレート屋根は老朽化が進み、近年の異常気象による被害も深刻化しています。

大型台風や線状降水帯、ゲリラ豪雨などの影響で製造に支障をきたすケースが増えており、今後は補修ニーズの拡大が見込まれます。

CoolLaser事業

老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造・販売を行っています。

工場内部で切断工程や溶接工程に使われていた高出力レーザーをクリーニング用途に応用することで、橋梁や鉄塔などの分厚いサビ・塗膜除去を行う事ができます。

日本でも建設後50年を経過する橋梁が年々増加しており、米国やイタリア、台湾など世界各国で橋が落橋する事故が発生しています。

メンテナンスニーズはこれからも増えていくと予想され、インフラメンテナンス市場も拡大していくでしょう。

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

スクロールできます
企業名上場日初値予想初値騰落結果
TENTIAL2/28C(1.0倍~1.3倍未満)1.30倍
ブッキングリゾート2/21C(1.0倍~1.3倍未満)1.25倍
フライヤー2/20B(1.3倍~1.5倍未満)1.73倍
技術継承機構2/5A(1.5倍~1.7倍未満)1.35倍
バルコス2/3C(1.0倍~1.3倍未満)1.00倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄もありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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