この記事の結論
- 環境関連銘柄とは環境対策関連に取り組む企業!
- 2050年のカーボンニュートラルに向けて具体的な施策が打ち出されたことにより注目度が高まっている!
- 環境関連銘柄の株価はまだまだ上昇中!

執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
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環境関連銘柄とは
環境関連銘柄とは一般的に、環境問題の改善に取り組む事業を行う銘柄(企業)のことです。
リサイクル可能な製品の製造や脱炭素に向けた代替エネルギーの開発、電気自動車関連企業などがそれにあたります。

再生可能エネルギーやEV、水素燃料などは最近注目されているキーワードだね!
環境関連銘柄はSDGsに積極的に取り組み、ESG投資の対象になりやすい企業とも言えます。



SDGsとは、17の目標と169のターゲットから構成される持続可能な開発目標のことだワン!
ESGとは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の略称だワン!
関連:【SDGsとは?】各国のSDGsへの取り組み、ESGとの違いをわかりやすく解説
なぜ注目されているの?
地球温暖化などもあり、環境問題への対応は近年注目されてきましたが、ここ数年で具体的な施策が打ち出されています。
政府による「脱炭素社会実現」の所信表明
2020年10月26日に菅首相は所信表明演説を行い2050年までに脱炭素社会を実現することを表明しました。
これに伴い様々な環境関連政策が施行され、環境関連事業を行う企業がより有利になるような社会になっていくことが予想できます。
また、2024年には石破首相が脱炭素社会への投資は日本経済の停滞を打破するカギになるとして、新たな経済政策を打ち出そうとしています。



年々カーボンニュートラルの実現に向けて具体策が生まれてるワン!



今後さらにこのような政策が行われそうだね!
環境保全と利益追求はもうトレードオフではないんだね。
脱炭素に向けた世界的な動き
脱炭素に向けた動きは、世界的に加速しています。
COP26が終了した2021年11月時点で、154カ国・1地域が2050年等の年限を区切ったカーボンニュートラルの実現を表明しています。



COP26とは2021年に開催された地球温暖化対策の枠組みを決める国際会議のことだワン!
金融面では、世界のESG投資額が2020年に35.3兆ドルまで増加するとともに、気候変動に関する情報開示を企業に求める動きが世界的に広がっています。
英国では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に基づく情報開示を、1,300社を超える上場企業及び大企業に対し義務づける法改正が行われ、2022年4月から適用が開始されています。



日本だけじゃなく世界全体が注目しているってことね!
注目の環境関連銘柄5選(日本株)
シンクレイヤ (1724):再生可能エネルギー事業
- 株価:588円
- 25年3月末比リターン:+8.3%
- 事業内容
太陽光発電所の開発・運営、蓄電システム販売、AIを活用した発電量予測システム提供しています。 - 環境関連事業
太陽光発電所の開発・運営と蓄電システムの販売が主力。
エネルギーマネジメントシステムにも注力し、発電量予測AI技術で差別化を図っています。
ユーグレナ (2931):バイオ燃料・サステナブル食品
- 株価:427円
- 25年3月末比リターン:+5.4%
- 事業内容
微細藻類を活用したバイオ燃料開発、航空機用SAF(持続可能な航空燃料)製造、機能性食品・化粧品製造を行っています。 - 環境関連事業
CO2を吸収して育つユーグレナの特性を活かした環境改善技術の開発や、バイオ燃料製造過程での炭素回収・有効利用技術を用いています。
ダイセキ環境ソリューション (1712):土壌浄化・環境修復
- 株価:1,005円
- 25年3月末比リターン:+4.9%
- 事業内容
汚染土壌調査・浄化処理、工場跡地の環境修復、低コスト土壌洗浄技術の開発・提供をしています。 - 環境関連事業
純水・超純水製造装置や排水処理システムの設計・製造に特化しています。
半導体製造用超純水装置の需要増加と水資源保全への社会的関心の高まりにより注目されています。
レノバ (9519):再生可能エネルギー発電事業者
- 株価:502円
- 25年3月末比リターン:+7.2%
- 事業内容
太陽光、風力、地熱、バイオマスなど多様な再エネ電源の開発・運営しています。 - 環境関連事業
国内外で再エネ発電所の開発パイプラインを拡大し、脱炭素社会の実現に貢献しています。
国内の再エネ市場でのリーディングポジションと海外展開の進展が評価されています。
オルガノ (6368):水処理装置・薬品
- 株価:5,360円
- 25年3月末比リターン:+4.1%
- 事業内容
純水・超純水製造装置や排水処理システムの設計・製造に特化しています。 - 環境関連事業
半導体製造用超純水装置の需要増加と水資源保全への社会的関心の高まりから注目を集めています。
まとめ
2050年のカーボンニュートラルに向け、2025年も環境関連銘柄がますます注目されることが予想されます。
ただ、今回取り上げた5銘柄以外にも多くの企業が環境関連事業に取り組んでいます。
日々アンテナを張って、ニュースや新聞などの記事でトレンドを見逃さないようにしましょう!