
日本で一番安い株って何なんだろう?
かぶリッジの結論
- 日本には100円以下の低位株があり、少額から投資を始められる。
- 低位株が安いのは、業績悪化や市場成熟、株式数の多さが主な理由。
- 少額で買え、値上がり益も狙える一方で、下落リスクや倒産、流動性の低さに注意が必要。
「株ってお金持ちだけのものじゃないの?」と思っていませんか?
実は今、日本には1株100円以下で購入できる低位株がいくつか存在します。
低位株は、ボロ株と言われることもあり、少額から投資を始めやすいのが特徴です
今回は、2025年時点で日本で一番安い株をランキング形式でご紹介し、低位株のメリットやデメリットについて解説します!


執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
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【7月最新】日本で一番安い株ランキングTOP10


まずは、東証上場銘柄のうち、株価が安い順にランキングを見てみましょう。
銘柄名 | 業種 | 株価 (2025年7月10日) | 市場 | 出来高 |
---|---|---|---|---|
ランド(8918) | 不動産の企画開発・販売 | 10円 | スタンダード | 53,162,200 |
創建エース(1757) | 建築・開発 | 12円 | スタンダード | 663,700 |
ジャパンディスプレイ(6740) | 中小型用液晶パネル | 18円 | プライム | 96,723,800 |
オンコセラピー・サイエンス(4564) | がん治療薬開発 | 29円 | グロース | 5,965,400 |
KOZOホールディングス(9973) | 持ち帰り寿司 | 38円 | スタンダード | 20,908,500 |
メディネット(2370) | 細胞医療VB | 40円 | グロース | 257,300 |
RISE(8836) | 建築資材・設備 | 41円 | スタンダード | 672,300 |
ソレイジア・ファーマ(4597) | 新薬開発 | 42円 | グロース | 23,079,400 |
モブキャストホールディングス(3664) | 交流ゲーム | 50円 | グロース | 4,593,500 |
昭和ホールディングス(5103) | ファイナンス強化 | 50円 | スタンダード | 484,400 |
【1株100円以下】日本の低位株3銘柄を紹介


次に、低位株と言われる日本の銘柄を以下の3つ紹介します。
ジャパンディスプレイ(6740)
ジャパンディスプレイは、かつてソニーや東芝、日立のディスプレイ事業が統合され誕生した中小型液晶パネルを手がける企業です。
しかし近年は、液晶スマートフォンの需要減少や、中国メーカーによる熾烈な価格競争に直面しており、2025年3月期で11期連続の赤字となっています。
株価も上場直後の700円台から現在は10円台へと大幅に下落。


茂原工場の閉鎖や1500人規模の人員削減など、大規模な構造改革を進めていますが、依然として経営の先行きには不透明感が残っています。



赤字が続いていると、株価はなかなか上がりにくいね…
モブキャストHD(3664)
モブキャストは、かつて「モバプロ」や「モバサカ」などのモバイルゲームで一世を風靡した企業です。
しかし、ヒット作に続く作品を生み出せず、10期連続の赤字を計上しています。
株価も最盛期と比べて50分の1にまで下落し、現在では低位株の常連となっています。
現在は、従来のゲーム中心のビジネスモデルから脱却すべく、エンタメ領域、インバウンド事業、Web3分野への展開を進めています。
赤字幅は徐々に縮小しており、かつての栄光を取り戻すことが出来るのか注目です。



ゲーム関連銘柄は、ヒット作の有無によって業績の変動が大きく、時には低位株にまで下落してしまうこともあるんだワン!
オルツ(260A)
最後に紹介するのは、最近話題となっているオルツ(260A)です。
同社は2025年4月、一部サービスにおいて売上高の過大計上の可能性があると発表し、現在は第三者委員会による調査が進められています。
株価は91円(2025年7月10日時点)と低迷していますが、わずか半年前には800円を超える場面もありました。
同社は議事録作成サービス「AI GIJIROKU」を提供していましたが、多くのアカウントが実際には使用されておらず、実態のない取引で売上を水増ししていた疑いがあるとされています。
近年勢いのある人工知能(AI)関連銘柄ということもあり、注目を集めていましたが、この報道を受けて株価は大幅に下落。
上場からまだ1年も経たない中で、株価は100円を割り込む水準となっています。



続報が待たれるね。



不正会計によって株価が大きく下落し、その結果低位株になってしまうこともあるんだワン!
低位株はなぜ安い?3つの理由を解説


ここまで紹介してきた低位株ですが、なぜこれほどまでに安くなっているのでしょうか。
ここでは、低位株の株価が安くなる主な3つの理由を解説します。
業績の悪化
代表的な要因として挙げられるのは、業績の悪化です。



これが最も典型的な理由だね。
赤字が続いたり、売上が伸び悩んだりしている企業は、将来の成長が見込めないと判断され、株価が安くなる傾向にあります。
例えば、モブキャストHD(3664)のように、かつてヒット商品を持っていた企業でも、その後の新商品開発がうまくいかず業績が悪化することもあります。
このように、かつては高水準だった株価も、業績の低迷とともに大きく下落するケースがあります。
市場の成熟
企業が属する市場がすでに成熟している場合、新たな成長余地は限られ、株価も伸びにくくなります。
例えば、ジャパンディスプレイ(6740)が設立された2012年当時、すでに液晶パネル市場は成熟していました。
液晶ディスプレイ技術は高度に発達し広く普及していたため、需要は頭打ちとなり、成長余地も限られていたのです。



このような市場では、業績の大幅な成長は見込みにくいよね…
このように、成熟産業では競争が激化し、投資負担も大きいため、企業の成長余地は限られます。
その結果、業績が安定していても株価が上昇しにくく、低水準にとどまりやすい傾向があります。
発行株式数が多い
発行済株式数が極端に多い企業では、1株あたりの価値が希薄化してしまうため、株価がなかなか上昇しづらくなります。
また、新株発行で株式数が増えると、業績改善による株価上昇が希薄化によって相殺されてしまうこともあります。



発行株式数が多い企業は「また株を出してお金集めるんじゃないか…」と増資への警戒もされやすいから、株価が上がりにくいワン!
一方で、株式分割によって発行株式数が増え、株価が下がるケースもあります。
たとえばNTT(9432)は、株式分割によって現在の株価が150円前後になっていますが、これは企業価値が下がったわけではありません。
株価が安い=企業価値が低いとは限らないため、株価が安い背景をしっかり確認することが大切です。
大儲けできる!?低位株を買うメリット2選


低位株にはリスクもありますが、うまく立ち回れば大きなリターンを得られる可能性も秘めています。
ここでは、低位株を買う2つのメリットを紹介します。
少額の資金で買える
低位株の魅力は、何といっても1株あたりの価格が安いため、少ない金額で投資を始められる点にあります。



資金に余裕が無くても、単元株(100株)を購入することができるね!
また、株主優待を実施している企業であれば、保有株数に応じて特典が豪華になることもあるでしょう。
上昇幅が大きい
また、上昇幅が比較的大きいことも、低位株のメリットとして挙げられます。
例えば、2024年に注目を集めたフルッタフルッタ(2586)は、長らく100円未満だった株価が1年で10倍以上となり、いわゆるテンバガーを達成しました。
低位株はリスクが高いものの、その分値動きも大きく、過去には大化けした銘柄が続出したこともあります。
安い株は危ない?低位株を買うデメリット3選


一方で、低位株には注意すべきデメリットも存在します。
ここでは3つの主なリスクを解説します
下落幅が大きい
低位株には、大きく上がるチャンスがある一方で、同じくらい大きく下がるリスクもあるということを忘れてはいけません。
値動きの振れ幅が大きいという特徴があるため、投資初心者には扱いが難しい一面もあります。



リスクとリターンのトレードオフの関係なんだね!
倒産リスクがある
低位株の中には、長期的に業績が低迷していたり、財務体質が不安定な企業も少なくありません。
こうした銘柄では、資金繰りが悪化すれば、最終的に上場廃止や倒産に至るリスクも現実的に存在します。
例えば、KOZOホールディングス(9973)は株価が50円未満で推移していますが、その背景には自己資本比率わずか1.8%という極めて脆弱な財務状況があります。



KOZOホールディングスのような小売業の自己資本比率の目安は30%だワン!
このように、株価が安いからといってお買い得というわけではなく、倒産リスクを見極めることが必要です。
流動性が低い
低位株の多くは、売買が活発に行われていないことが多く、流動性が低いという特徴があります。
出来高が少ない銘柄では、売りたいときに売れず、思った価格で取引が成立しないといった事態も起こりがちです。
特に下落局面では、買い手がつかずに株価が一気に値崩れするリスクもあり、タイミングを逃すと損失が膨らむこともあります。



低位株の流動性の低さには注意が必要だね。
低位株を買うのにおすすめの証券会社





低位株を買うには、どこの証券会社を使えばいいの?
低位株を買うには、証券会社で口座開設をする必要があります。
中でもネット証券はパソコンやスマホで簡単に開設でき、おすすめなのが以下の2社。
どれも初心者を含む投資家からの人気が高いネット証券なので、順に紹介していきます。



手数料も安いから、個別株投資におススメだワン!
SBI証券


SBI証券はネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇る人気のネット証券です。
株式投資の現物取引手数料が無料であることが一番の魅力です。
また、日本株だけでなく投資信託の積立投資や米国株など、様々な投資商品を扱っているのも嬉しいポイントです。



IPOの取扱銘柄数もNo.1だね!
かぶリッジが実施したアンケートでも「おすすめの証券会社」などで1位を獲得しており、実際に投資家からの人気が高いですよ。
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【まとめ】低位株はリスクを把握してから売買しよう





低位株について、よくわかったよ!
最後にこの記事の重要なポイントをまとめます。
かぶリッジの結論
- 日本には100円以下の低位株があり、少額から投資を始められる。
- 低位株が安いのは、業績悪化や市場成熟、株式数の多さが主な理由。
- 少額で買え、値上がり益も狙える一方で、下落リスクや倒産、流動性の低さに注意が必要。
低位株は、少額から始められる手軽さや、大きな値上がりを狙える魅力があります。
一方で、業績不振や市場の成熟、財務不安など、株価が安い理由を正しく見極めることが大切です。
特に、倒産リスクや流動性の低さには注意が必要で、初心者にはやや難易度の高い投資対象とも言えるでしょう。
リスクとリターンを理解した上で、自分に合った投資スタイルで取り組むようにしましょう。