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4月17日(木)☆昨日の日経平均は前日比347円安で終了!ディスコなど半導体の一角が大幅安、食品セクターに買いが入ってアサヒやキリンなど年初来高値を更新

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インタビューしました:グローバルM&AでAIサーバー販売開始!過去最高の売上・利益を見込むレカム(3323)

昨日の日経平均は前日比347円安、TOPIXは15P安で終了しました。

個別銘柄は米関税の影響が薄い食品セクターに買いが入り、以下などが年初来高値を更新しましました。

  • アサヒグループホールディングス(2502)
  • キリンホールディングス(2503)
  • 日本ハム(2282)
  • 丸大食品(2288)

以下などの円高メリット株が物色されました。

  • ニトリホールディングス(9843)
  • セリア(2782)
  • ワークマン(7564)

外国為替市場でドル円相場一時1ドル=142円前半まで円高が進行した事がきっかけとなりました。

日本調剤(3341)が一時ストップ高となりました。14日にMergermarketによって同社が非公開化に向けた入札プロセスを開始したと有料会員向け英文記事で報じられたとし、これに関してコメントを開示しました。
「従来から、企業価値向上に向けて様々な経営戦略上の可能性を検討しており、当該検討の一環として上記プロセスを実施していることは事実」だと表明した事が材料視されました。

ボードルア(4413)が大幅に上昇しました。2026年2月期は32.5億円で同32.1%増と連続大幅増益の見通し及び、年間15.16円の初配当実施を計画している事を発表し、ポジティブ視されました。
エーザイ(4523)が3.7%高でした。欧州委員会では、同社と米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、厳しい条件付きで初期段階における軽度認知障害の治療に使用することを承認した事が好感されました。

一方で、以下などの半導体の一角が大幅安となりました。

  • アドバンテスト(6857)
  • ディスコ(6146)
  • KOKUSAI ELECTRIC(6525)

エヌビディアが、AI半導体「H20」について、対中輸出規制の対象となったと発表した事やASMLが14時に決算を公表し、新規受注が約39億ユーロとなり、QUICK・ファクトセットがまとめたアナリスト予想の約61億ユーロを下回った事などが嫌気されました。

HIOKI(6866)が大幅下落となりました。15年12月期第1四半期の連結決算を発表し、最終利益は同2.9%減がネガティブ視されました。為替差損が要因としています。
また、以下が売られました。

  • 大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)
  • 東レ(3402)

米国が中国製品に課した最大145%の関税への報復として、中国が国内の航空会社に対し、米ボーイングの航空機の追加納入を一切受けないよう指示した事が嫌気されました。

今朝のNYダウは699ドル安、ナスダックが516P安、S&P500が120P安でした。パウエル議長が同日の講演で早期利下げに慎重な見方を示すと、一時NYダウは900ドルを超える下落となりました。
エヌビディアが、H20の中国向け輸出にライセンスが必要になると米政府から通知があったとし、55億ドルの費用を計上すると明らかにした事で大幅安となりました。

また、ASMLが16日発表した1~2月(第1四半期)の受注は、市場予想を約10億ユーロ(約1618億円)下回った事が嫌気され7%安となりました。
一方、金価格が最高値を更新した事を受け、ニューモントやバリック・ゴールドなどが買われました

今日の予定

●4/17(木)
【国内】
3月貿易統計(8:50)

【国内決算】
ディスコ

【海外】
ECB定例理事会
米3月住宅着工件数(21:30)
米3月建設許可件数(21:30)
米4月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)

【決算】
ネットフリックス、ブラック・ストーン、チャールズシュワブ、スナップオン、アメリカン・エキスプレス、ハンチントン・バンクシェアーズ、キーコープ
TSMS(注目)

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たけぞうさん 株式投資専門家 かぶリッジ監修担当

執筆者:たけぞう

合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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