かぶリッジ主催株式投資セミナー|アーカイブ動画公開中

4月15日(火)☆昨日の日経平均は前週末比396円高で終了!ローツェがプライム市場で上昇率トップ、低位株を狙った不正取引が後を絶たず

本記事はバックナンバーです。最新のブログは「元証券ディーラー・たけぞうの『かぶリッジブログ』」をご覧ください。

インタビューしました:グローバルM&AでAIサーバー販売開始!過去最高の売上・利益を見込むレカム(3323)

昨日の日経平均は前週末比396円高、TOPIXは21P高で終了しました。

個別銘柄は、ローツェ(6323)がプライム市場で上昇率トップでした。決算発表を行い、26年2月期営業利益は303億円で同5.2%の減益見通しでしたが、取得総数530万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施が好感されました。
ジンズホールディングス(3046)が大幅高でした。25年8月期業績を公表し、営業利益を85億円から108億500万円へ上方修正、及び増配が材料視されました。

QPS研究所(5595)は、野村証券が目標株価を1361円から1628円が目標価格を引き上げた事が好感され8%高でした。防衛省PFI事業でのSAR(合成開口レーダー)衛星撮像データ販売が拡大を評価するとしています。
以下などの半導体関連が物色されました。

  • 東京エレクトロン(8035)
  • ディスコ(6146)
  • アドバンテスト(6857)

一方で、寿スピリッツ(2222)が大幅安でした。25年3月期の売上状況を発表し、1-3月期は増収率が9.0%にまで鈍化が嫌気されました。
IDOM(7599)が売られました。25年2月期の決算を発表、営業利益は199億円で前期比23.4%増となり、市場予想を5億円程度下振れがネガティブ視されました。

イオンファンタジー(4343)は、25年2月期の決算を発表、営業利益は43.5億円で前期比21.2%増となり、2月14日の下方修正計画値47億円を下回り、9.6%安でした。
竹内製作所(6432)が大幅安でした。25年2月期の決算を発表、営業利益は371億円で前期比5.2%増となり、従来計画の445億円を大幅に下振れが嫌気されました。

しかし、不正取引が後を絶ちません。今日だけで以下などが見られました。

4833、5952、7992、6029、7719、4814、6775、4766、2667、3370、3054、2342、8143、8143、3185、2894

今日は出来高も多くなっていただけに被害額も大きくなっているように感じます。

なお、野村證券は14日、ネット経由での買い注文を停止していた日本株の一部銘柄について、同日から再開したことが明らかになりました。顧客のIDなどの口座情報が盗み取られ、不正取引が行われたことを受けて8日から一時停止していました。

今朝のNYダウは312ドル高、ナスダックが107P高、S&P500は42P高でした。
トランプ米政権が11日、相互関税の対象から電子関連製品を除外しました。

関税引き上げを巡る過度な警戒が一旦後退し、投資家のリスク回避姿勢が和らぎました。

今日の予定

●4/15(火)
【国内】
20年国債入札

【海外】
独4月ZEW景況感指数(18:00)
米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米3月輸出物価指数(21:30)
米3月輸入物価指数(21:30)

【決算】
日置電機、ボードルア、大研医器、三機サービス、メタリアル

>>より詳しいニュースや市場のポイントは『元証券ディーラー【たけぞう】が毎朝配信する株式情報』をチェック!
※CAMPFIREコミュニティ内の詳細ページに遷移します

>>バックナンバー一覧はこちら

たけぞうさん 株式投資専門家 かぶリッジ監修担当

執筆者:たけぞう

合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資