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4月11日(金)☆昨日の日経平均は前日比2894円高で終了!防衛セクターでトップピックとして推奨された川重がストップ高、SOX指数は18%高と記録的な急騰

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昨日の日経平均は前日比は2894円高、TOPIXは190P高で終了しました。
日経平均の上げ幅は過去2番目となりました。トランプ米大統領は相互関税の上乗せ部分について90日間の一時停止を許可すると発表が材料視されました。

個別銘柄では、川崎重工業(7012)がストップ高でした。SMBC日興証券が目標価格を8700円から9400円に引き上げた事などが評価されました。同社は防衛セクターで、トップピックとして推奨されました。
以下など半導体関連の上昇が目立ちました

  • アドバンテスト(6857)
  • ディスコ(6146)
  • 東京エレクトロン(8035)

SOX指数が18%高と記録的な急騰となった事などが材料視されました。

フジ・メディア・ホールディングス(4676)が、2006年1月の「ライブドア・ショック」前となる約23年ぶりの高値をつけました。アクティビストとして知られる村上世彰氏の長女、野村絢氏が同社の筆頭株主になったとわかり、保有資産などを巡る思惑買いが好感されました。
Synspective(290A)がストップ高でした。航空自衛隊の入札案件「宇宙システムにおけるセキュリティガイドラインの作成」を受注したと発表し、好材料視されました。同案件は、航空自衛隊の装備品である宇宙システムに対して、個々の宇宙システムに対するセキュリティ管理策を策定するための指針となる標準的なガイドラインの作成に関するものとしています。

一方で、サイゼリヤ(7581)が年初来安値を更新しました。上半期の決算を発表し、営業利益は61.9億円で前年同期比4.2%増となりましたが、従来予想の72億円を下回る着地が嫌気されました。米価格の高騰や野菜などの食材価格上昇の影響を受け、粗利益率が想定よりも低下が理由としています。
マニー(7730)は、中国で販売した「マニーダイヤバー」の自主回収を発表し、マイナス材料視となりました。

ABCマート(2670)が4%安でした。25年2月期の決算を発表し、営業利益は626億円で前期比12.4%増となったものの、市場予想を10億円程度下振れる着地となった事がネガティブ視されました。

今朝のNYダウは1014ドル安、ナスダックは737P安、S&P500は337P安でした。
トランプ政権は中国への追加関税を145%に引き上げ、中国側も報復として10日、米国製品に84%の追加関税を発動する事が嫌気されました。

個別銘柄では、ユナイテッドヘルスやウォルマートなどの上昇が目立ちました。
反面、テスラやエヌビディア、アマゾンなどが大幅安となりました。

まだまだ、ボラティリティの高い相場が継続しています。

今日の予定

●4/11(金)
【国内】
3月マネーストックM2(8:50)
オプションSQ

【海外】
米3月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米4月ミシガン大学消費者マインド指数(23:00)

【決算】
イオン、良品計画、イオンモール、ウエルシアホールディングス、ビックカメラ、ローツェ、竹内製作所、Sansan、DCMホールディングス、ジンズホールディングス、コーナン商事、IDOM、ニッケ、イオン北海道など

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たけぞうさん 株式投資専門家 かぶリッジ監修担当

執筆者:たけぞう

合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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