インタビューしました:グローバルM&AでAIサーバー販売開始!過去最高の売上・利益を見込むレカム(3323)
昨日の日経平均は前週末比450円安、TOPIXは30P安でした。
個別銘柄は、王子ホールディングス(3861)が大幅上昇でした。中期経営計画2027の骨子を公表しました。28年3月期の連結営業利益目標を1200億円、28年3月期の連結純利益目標は800億円(同570億円)に設定した事が好感されました。2025年度より配当性向50%(従来30%)に引き上げも公表しました。
三井住友建設(1821)は、25年3月期の連結業績に関し、55億円の最終赤字予想から一転して8億円の黒字での発表が好感され年初来高値を更新しました。
以下など円高メリット株が物色されました。
- ニトリホールディングス(9843)
- セリア(2782)
- サイゼリヤ(7581)
今週に、日米財務相会談が開催される見込みとなっており、円安是正に向けた協議が行われるとの見方から円高が進行しました。また、トランプ大統領がパウエルFRB議長解任を検討などと伝わっており、ドルが主要通貨に対して全面安となりました。
ネクストウェア(4814)が一時ストップ高でした。セキュリティー技術の開発を手掛けるZenmuTech(338A)などと共同で実施した国産技術を用いた次世代ドローン・セキュリティーの実証試験に成功したが材料視されました。
トヨコー(341A)は、公共工事などにおける優れた新技術の活用促進を目的とする国土交通省の25年度準推奨技術に、同社が開発したCoolLaser 工法が選定されストップ高となりました。
一方で、以下などの自動車株の下げが目立ちました。
- マツダ(7261)
- スズキ(7269)
- 三菱自動車工業(7211)
円高に加え、トランプ米大統領が、自身のSNSで関税措置を巡る各国との交渉を念頭に「非関税障壁による不正」と記した投稿で8項目を列挙しました。日本を名指しし、自動車の安全基準を「保護主義的な技術規格」とした事も嫌気されました。
以下は来月発表予定のMSCIで除外候補の名前が挙がった事がネガティブ視され、大幅下落となりました。
- セイコーエプソン(6724)
- 安川電機(6506)
- 電通グループ(4324)
ABCマート(2670)は、みずほ証券が目標株価は3100円→2800円に引き下げた事で小幅安でした。国内で前年ハードルが高い局面が続き、増収・増益モメンタムが鈍化するとしています。
今朝のNYダウは971ドル安、ナスダック415P安、S&P500は124P安でした。
トランプ米大統領がFRBに即時の利下げを要求しました。中央銀行の独立性を脅かす事態に米国への信認が揺らぎ、米国株は米ドルなどとともに「米国売り」の対象となった事で、米金利が上昇した事が嫌気されました。
個別銘柄では、ネットフリックスやアリババが上昇しました。
一方で、エヌビディアやテスラ 、アマゾンなどが売られました。
今日の予定
●4/22(火)
【決算】
オービック、オービックビジネスコンサルタント、コメリ、ブロンコビリー、B-R サーティワンアイスクリーム、リアルゲイト、マクアケ
【海外】
テスラ、ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、ロッキード・マーチン、ムーディーズ、アール・ティー・エックス
>>より詳しいニュースや市場のポイントは『元証券ディーラー【たけぞう】が毎朝配信する株式情報』をチェック!
※CAMPFIREコミュニティ内の詳細ページに遷移します


執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資