12月12日(金)☆昨日の日経平均は前日比453円安で終了!資生堂はゴールドマン証券の格上げで上昇、エニーカラーは決算見通しが嫌気されストップ安
昨日の日経平均は前日比453円安、TOPIXは31P安で終了しました。
個別銘柄は、資生堂(4911)が買われました。ゴールドマン・サックス証券が「中立」から「買い」に変更し、目標株価は2,700円から2,800円引き上げが好感されました。
以下の総合商社が年初来高値を更新しました。
- 三井物産(8031)
- 住友商事(8053)
世界的なインフレ警戒の中で貴金属及び銅やレアアースなどを含めたコモディティー市況の上昇が追い風となりました。
MonotaRO(3064)が4%高でした。11月度の月次業績を発表し、売上高は前年同月比19.9%増が好感されました。
良品計画(7453)は、11月度の海外月次売上概況(速報)を公表しました。中国大陸の直営既存店とオンラインストアをあわせた売上高は前年同月比16.33%増がきっかけとなりました。
中国政府が日本への強硬な姿勢を強めているなかでも2ケタのプラスを維持したことが好感されました。
一方で、エニーカラー(5032)がストップ安でした。市場の高い期待値からみて、修正後の利益予想のレンジは物足りなさが意識されたもようで、売りを浴びる格好となりました。
ソフトバンクグループ(9984)は、大規模AIインフラプロジェクト「スターゲート」で連携する米オラクルが決算発表後に時間外で急落した事がネガティブ視されました。
くら寿司(2695)が売られました。25年10月期の連結決算の発表にあわせて、26年10月期の通期業績予想を発表し、経常利益予想は52億円(前期比15.8%減)、最終利益予想を30億円(同16.8%減)が嫌気されました。
今朝のNYダウは646ドル高、ナスダックが60P安、S&P500は14P高でした。
NYダウ、S&P500は過去最高値更新しました。
個別銘柄は、ネットワーク機器のシエナが大幅高でした。8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った事が好感されました。
暗号資産プラットフォームのジェミニ・スペース・ステーションが買われました。同社のデリバティブ取引所開設の申請がCFTCによって承認がポジティブ視されました。
一方で、オラクルが大幅安でした。クラウドの売上高が予想を下回り、AI向けの大型契約の収益化への懸念が広がりました。
今日の予定
●12/12(金)
【国内】
メジャーSQ
【決算】
神戸物産、GENDA、ハイレックス、エイチ・アイエス、アストロスケール、クミアイ化学工業、ノースサンド、JMHD、J.S.B.、正栄食品工業、丹青社、スマレジ、ヤーマン、フィットイージ、INTLOOP、フリービット、丸善CHIホールディングス、稲葉製作所、楽待など
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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