12月18日(木)☆昨日の日経平均は前日比128円高で終了!住友金属鉱山・DOWAホールディングスは大和証券の格上げで大幅高、原油価格の下落でENEOSホールディングスなど下落
昨日の日経平均は前日比128円高、TOPIXは1P安で終了しました。
個別銘柄は、以下の非鉄金属大手が大幅高でした。
- 住友金属鉱山(5713)
- DOWAホールディングス(5714)
大和証券が共に格上げしました。前者は目標株価を3,400円から6,500円、後者は4,700円から7,700円に引き上げが評価されました。世界的なインフレ、ドル安、鉱石需給タイト化、通貨への信認低下などが市況を押し上げとしています。
NSグループ(471A)が買われました。中長期の企業価値向上に向けた取り組みについて、「マーケットシェアは居住用と事業用を合わせて10%強。まだ拡大の余地はある。収益の7割が関東・関西で、大都市圏が中心だ。両地域を今以上に強化したい」との社長の発言が好感されました。
ERIホールディングス(6083)がストップ高でした。26年5月期の業績上方修正を発表、上半期営業利益は20.8億円で前年同期比3.7倍の水準がきっかけとなりました。法制度の改正に伴う省エネ・構造関連の審査業務の拡大、及びM&Aによる事業領域の拡大が想定上に順調に進捗しています。
一方で、以下のエネルギー大手が売られました。
- ENEOSホールディングス(5020)
- コスモエネルギーホールディングス(5019)
原油価格の下落が嫌気されました。2021年2月以来の55ドルを一時割り込みました。ウクライナを巡る和平合意への期待感が高まりが理由とされています。
TOA(6809)は、12月8日に発表した公募による400万株の自社株の処分、第三者割り当てによる60万株の新株の発行及び最大60万株のオーバーアロットメントによる売り出しがネガティブ視されました。
今朝のNYダウは228ドル安、ナスダックは418P安、S&P500は78P安でした。
個別銘柄は、オンライン学習のユーデミーが大幅高でした。同業のコーセラと合併で合意が好感されました。
一方で、オラクルが売られました。100億ドル(約1兆5,500億円)規模の人工知能(AI)データセンター計画への出資協議から、有力な米投資会社が撤退が嫌気されました。
テスラは、カリフォルニア州の車両管理局が、運転支援技術について消費者に誤解を与えている疑いのあるマーケティング手法を改めるよう求め、応じない場合は同州での販売を30日間停止する方針だと発表がネガティブ視されました。
今日の予定
●12/18(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~12/19)
【海外】
ECB定例理事会(ラガルドECB総裁会見)
米11月消費者物価指数(CPI)(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米10月対米証券投資(12/19 6:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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