11月18日(火)☆日経平均は前週末比52円安で終了!中国との関係悪化懸念でインバウンド関連が下落、三井金属が上場来高値更新
日経平均は前週末比52円安、TOPIXは12P安で終了しました。
個別銘柄は、三井金属(5706)が大幅高で、上場来高値を更新しました。同社は機能材料に強く、高性能な銅箔の需要がAI用データセンター向けに拡大しています。また、ジェフリーズ証券は14日付で投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を12000円から30000円に引き上げが好感されました。
電気興業(6706)がストップ高でした。先週末に上半期の決算を発表し、営業損益は0.1億円の黒字となり、前年同期比5.4億円の損益改善が評価されました。
FUJI(6134)が買われました。大和証券が目標株価を3100円から4000円に引き上げがきっかけになりました。持続的な2桁利益成長により来期最高益更新と説明しています。
Synspective(290A)がストップ高でした。野村證券が「Buy」を継続し、目標株価を1370円から1376円へ小幅引き上げが好感されました。想定より早い海外の国家安全保障需要の取り込みペースを評価しました。
一方で、台湾問題に関する高市首相の国会答弁をきっかけに、中国側が強硬姿勢を示し、日本への旅行や留学を慎重に検討するよう国民に促しており、訪日客の減少や中国ビジネスの不透明感が拡大しました。その影響から以下のインバウンド関連が売られました。
- 三越伊勢丹ホールディングス(3099)
- 高島屋(8233)
- 良品計画(7453)
- サンリオ(8136)
Aiロボティクス(247A)がストップ安でした。前週末取引終了後、上期(4~9月)単独決算を発表し、売上高は105億4200万円(前年同期比66.4%増)、営業利益は7億100万円(同41.7%減)で大幅減益で着地がネガティブ視されました。
ニデック(6594)が大幅続落でした。業績不振に加えて、監査法人の半期報告書のレビュー結論が不表明となったことで先行き不透明感が広がりました。
今朝のNYダウは557ドル安、ナスダックが192P安、S&P500は61P安でした。
個別銘柄は、アルファベットが上昇しました。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、第3四半期に同社株を1790万株取得が好感されました。量子コンピューティングのハードウエア設計を手掛けるクオンタム・コンピューティングが8%高でした。先週末引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も280%急増がポジティブ視されました。
一方で、エヌビディアが売られました。保守系政治家を資金面で支援するピーター・ティール氏が率いるヘッジファンドティール・マクロが7-9月(第3四半期)にエヌビディア保有株を全て売却した事が判明した事がきっかけとなりました。
今日の予定
●11/18(火)
【国内】
高市首相、植田日銀総裁と会談へ-18日午後3時半に
10月訪日外客数(16:15)
【海外】
米10月輸出物価指数(22:30)
米10月輸入物価指数(22:30)
米10月鉱工業生産指数(23:15)
米10月設備稼働率(23:15)
米11月NAHB住宅市場指数(24:00)
米9月対米証券投資(11/19 6:00)


