11月21日(金)☆昨日の日経平均は前日比1286円高で終了!米エヌビディア決算好感で半導体関連が買われる、東京海上HDは今期純利益14%減に下振れで大幅安
昨日の日経平均は前日比1286円高、TOPIXは53P高で終了しました。
個別銘柄は、以下の半導体関連が買われました。
- アドバンテスト(6857)
- レーザーテック(6902)
- 東京エレクトロン(8035)
米エヌビディアが8-10月期の決算を発表、これを受けて時間外取引では5%超の上昇となっており、同社など国内半導体関連にも買い安心感が波及する展開となりました。
住友ファーマ(4506)が10%高でした。高市政権が重点投資の対象に掲げる17の戦略分野には「創薬・先端医療」が含まれており、再生医療分野など次世代医薬で高い技術力を有する同社などが注目されました。
SOMPOホールディングス(8630)が大幅高でした。上半期の決算を発表しており、純利益は3604億円で前年同期比97.4%増となり、通期予想は従来の3350億円から5400億円に上方修正が好感されました。なお、発行済み株式数の2.64%に当たる2400万株、770億円を上限とする自社株買いも公表しています。
一方で、東京海上ホールディングス(8766)が大幅安でした。上半期の決算を発表、純利益は6868億円で前年同期比0.2%減となり、通期予想は従来予想の9300億円から9100億円を下方修正した事が嫌気されました。
東京電力ホールディングス(9501)が売られました。原子力規制庁が、柏崎刈羽原子力発電所で、核物質防護に関する秘密文書の管理不備が判明したと公表し、さらなる事実確認のため継続して検査中との報道がネガティブ視されました。
以下のインバウンド・中国関連の下げが目立ちました。
- 資生堂(4911)
- サンリオ(8136)
- 三越伊勢丹ホールディングス(3099)
今朝のNYダウは386ドル安、ナスダックが486P安、S&P500は103P安でした。
個別銘柄は、ウォルマートが買われました。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、米既存店売上高、1株利益とも予想を上回った事が好感されました。eコマースが消費減速を相殺した模様で、世界全体のeコマース販売は27%増、全事業セグメントでも20%超の伸びを見せました。
一方で、以下の半導体関連が売られました。
- エヌビディア
- マイクロンテクノロジー
- サンディスク
市場ではバリュエーションの割高感や巨額投資への懸念などが台頭しました。
今日の予定
●11/21(金)
【国内】
10月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
【海外】
米11月製造業購買担当者景気指数(23:45)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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