3月31日(月)☆先週の日経平均は前週末比557円安で終了!ダイドーリミテッドなど配当権利落ちで売られる、半導体関連や電線株の下落も目立つ
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先週の日経平均は前週末比557円安、TOPIXは47P安で終了しました。
個別銘柄は、住友不動産(8830)が週間で9%高でした。「アクティビストとして知られる米ヘッジファンド運営会社、エリオット・インベストメント・マネジメントが株式取得が判明しました。エリオットは同社と株主価値の向上策について協議しているとしています。
フジ・メディア・ホールディングス(4676)が上昇しました。新たな経営体制を発表し、日枝取締役相談役ら10人の取締役が6月に退任、取締役数は現在の15人から11人に減らし、独立社外取締役数を過半数にする事が評価されました。
新光電気工業(6967)が連日のストップ高でした。海外のクオンツファンドがTOBに気づかずにショート(空売り)をしていたと報道がありました。新電工株の流動性が乏しいなか空売りの買い戻しが追いつかない状況が急激な株高につながっていたようです。
セルシード(7776)が大幅高でした。多指症患者の廃棄組織から細胞シートを作製する治療方法である同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の第3相臨床試験の治験開始のメドがついたと発表が材料視されました。
note(5243)が買われました。横浜市教育委員会と管轄の全小中学校計480校がnoteを開設したと発表がポジティブ視されました。
一方で、以下など半導体関連や電線株の下落が目立ちました。
半導体関連
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
- SUMCO(3436)
電線株
- フジクラ(5803)
- 古河電気工業(5801)
マイクロソフトが欧米でデータセンター計画から撤退するとした事が影響しました。
アンビスホールディングス(7071)が大幅安でした。有料老人ホーム「医心館」のうち複数のホームで、併設の訪問看護ステーションが入居者への訪問について実際とは異なる記録を作り、不正に診療報酬を請求したことが発覚しました。
以下銘柄は、配当権利落ちに伴って処分売りが殺到し下落しました。
- ドリームインキュベータ(4310)
- ダイドーリミテッド(3205)
また、以下などの自動車株が売られました。
- トヨタ自動車(7230)
- マツダ(7261)
- SUBARU(7270)
トランプ米大統領が、米国が輸入するすべての自動車に25%の関税を課すことを表明しており、日本もその対象国に含まれた事が嫌気されました。
今日の予定
●3/31(月)
【国内】
2月鉱工業生産指数(8:50)
2月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
【海外】
中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:30)
世界最大級の産業機械見本市「ハノーバーメッセ」(独ハノーバー、~4/4)
【決算】
しまむら、エイチ・アイ・エス、象印マホービン、スター・マイカ・ホールディングス、日本プロセス、YE DIGITAL、インテグループなど
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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