11月20日(木)☆昨日の日経平均は前日比165円安で終了!中国の水産物輸入停止報道でニッスイなど下落、エヌビディア決算は売上高・利益とも市場予想を上回る
インタビューしました:グローバルM&AでAIサーバー販売開始!過去最高の売上・利益を見込むレカム(3323)
昨日の日経平均は前日比165円安、TOPIXは5P安で終了しました。
個別銘柄は、古河電気工業(5801)が買われました。野村証券では、一過性要因を除けば情報通信も順調に推移と判断し、目標価格を10,700円から13,900円に引き上げました。27.3期から開始される水冷モジュール事業の成長により、放熱・冷却製品事業はAVCからの持分法投資利益の貢献すると説明しています。
大成建設(1801)が2%高でした。野村証券が、27.3期も営業増益と積極的な株主還元が継続すると判断し、目標価格を11,700円から15,200円に引き上げました。中期的な建築粗利率の改善や増収、政策保有株の売却や積極的な株主還元継続によるROE向上を株価に織り込む余地があると示しました。
大林組(1802)も野村証券が格上げしました。28.3期以降は建築粗利率の改善継続や大阪IRや再開発案件、土木は空港やダム等の大型案件の進ちょくに伴う増収による利益成長を予想しています。
一方で、以下の水産関連銘柄が売られました。
- ニッスイ(1332)
- 極洋(1301)
中国政府が日本産水産物の輸入を停止すると日本政府に通達した報道が嫌気されました。
ホタテ加工のヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)や回転ずし「スシロー」を中国でも運営するFOOD & LIFE COMPANIES(3563)も大幅安でした。
SOX指数の下落を受け、以下の半導体関連が売られました。
- ディスコ(6146)
- イビデン(4062)
- アドバンテスト(6857)
今朝のNYダウは47ドル高、ナスダックが131P高、S&P500は24P高でした。
個別銘柄は、アルファベットが上場来高値を更新しました。傘下のグーグルがAIモデル「ジェミニ」のアップデート版、「ジェミニ3」を発表し、経営陣は推論力とコーディング能力が大きく飛躍したことが好感されました。
電力のコンステレーション・エナジーが買われました。同社が進めるスリーマイル島原発の再稼働計画に対し、米政府が10億ドルの支援を提供する方針がポジティブ視されました。
注目のエヌビディアの決算は、2025年8〜10月期決算は売上高が前年同期比62%増の570億600万ドル(約8兆9500億円)、純利益は65%増の319億1000万ドルでした。売上高、利益とも市場予想を上回り、四半期ベースで過去最高を更新しました。
6時30分現在、時間外では4%高で推移しています。
今日の予定
●11/20(木)
【国内】
10月首都圏新規マンション販売(12:00)
【海外】
米9月雇用統計(22:30)
米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(22:30)
米10月中古住宅販売件数(24:00)
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執筆者:たけぞう
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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