イオンの株価は危ない?
買い時はいつ?
このようなお悩みを解決します。
かぶリッジの結論
- イオン株が危ないと言われるのは、株価が割高で優待変更の恐れがあるから
- イオンはグループとしての業績は好調で、配当利回りも期待できる
- 優待目当ての方や長期保有をする方に向いている
イオンの株価は割高で危ないと言われていますが、株主優待が魅力的な人気の銘柄です。
イオングループは、ショッピングモールにとどまらず、マックスバリュ商品やミニストップ、ウエルシアなど国内最大の流通企業となっています。
でも、なんでこんなに割高なのか理由がわからないよ!
そこで今回は、イオンの株価が危険と言われている理由や、将来性を分かりやすく解説します。
合同会社 Next Meeting 代表取締役 かぶリッジ監修者:たけぞう
専門家のポイント
PERが約70倍と他社比で割高です。
イオン株は2024年9月に一時上場来高値を更新しました。しかし、10月に第2四半期の決算を発表し、6-8月期営業利益は508億円で前年同期比23.2%減となり、市場コンセンサスを100億円以上下回りました。独自ポイント還元による販売促進が収益を圧迫しました。株主優待が人気ですが、指標面から見れば割高に推移しています。
執筆:かぶリッジ編集部
かぶリッジは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。日本株投資や米国株投資を実践する編集部メンバーや、現役の証券アナリスト、元証券会社勤務の社員等で運営しています。
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
■毎日更新かぶリッジブログ
元証券ディーラー・たけぞうの「かぶリッジブログ」
本記事の注意事項
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また、本記事でご紹介する企業や投資商品はすべて情報提供目的であり、投資を推奨・勧誘する目的はございません。
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イオンの株価が危険な理由5選
💡このパートの要約
- 割安か割高かを示すPERが約70倍と割高
- 高い配当を出しているため減配する可能性が高く、株主優待が変更される可能性も
- 価格維持を掲げているものの、原価上昇により厳しい状況に直面している
イオンの株価が危ないと言われる理由はさまざまですが、ここで株価推移を見てみましょう。
2002年から2024年までのチャートですが、上昇と下落を繰り返していることがわかります。
何が原因になったのかな?
ここからは、イオンの株価が危ないと言われる理由を5つ紹介します。
PERが約70倍と他社比で割高
イオンの株価が危ない理由の一つは、割高であることが挙げられます。
例えば、株価が割安か割高かを判断する指標であるPERは68.5倍。(2024/10/15時点)
小売業のPER平均は約26.9倍のため、イオン株のPERは非常に高い数値です。
利益成長の高い会社ほど将来の収益拡大の期待が株価に織り込まれるため、PERが高くなる傾向があるよ!
ここで、イオンのPERを同業他社と比較してみましょう。
小売業3社比較 | PER |
---|---|
イオン(8267) | 68.5倍 |
セブン&アイ・ホールディングス(3382) | 36.4倍 |
パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532) | 26.8倍 |
競合2社と比較して、イオンのPERは2倍近くの水準であることが分かります。
過去5年の実績を見ると2021年2月期はコロナの影響で赤字となっていますが、それ以外の時期は60倍を上回っています。
会計年度 | PER |
---|---|
2020年2月期 | 63.21倍 |
2021年2月期 | 赤字 |
2022年2月期 | 337.84倍 |
2023年2月期 | 101.15倍 |
2024年2月期 | 68.42倍 |
PERが高くても株価が上昇傾向にあるのは、高配当や株主優待の魅力が要因と言えるでしょう。
しかし、これらの配当や株主優待が維持できなくなり改悪して人気が落ちれば、他社と同じ水準までPERが下落する恐れがあります。
株主優待ありきのPERの高さなんだね…
配当性向が約70%と高い
イオンの株価が危ない理由の一つに、配当性向が高いことが挙げられます。
そもそも配当性向って何?
配当性向とは、その期の純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したもの。
配当性向は投資を行う際に企業を評価する指標のひとつである。
つまり、会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。
配当金額から企業を評価する指標としては、配当性向のほかに、配当利回り等があります。
イオンの配当性向はどのくらいなの?
イオンの2024年2月期の配当性向は68.9%であり、同業他社と比較すると高い水準となっています。
小売業3社比較 | イオン(8267) | セブン&アイ・ホールディングス(3382) | パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532) |
---|---|---|---|
予想一株配当 | 40.0円 | 40.0円 | 21.0円 |
配当性向 | 68.9% | 44.4% | 18.0% |
予想配当利回り | 1.08% | 1.74% | 0.54% |
予想配当利回りは10/15の終値を使用。
イオンの配当性向は、他の3社と比較して高い値となっています。
イオンの一株配当は2020年2月期から2024年2月期まで5期連続で36円となっており、2025年2月期は40円まで増配する見込みです。
一般的に配当性向の目安は30%-50%といわれています。イオンは高い配当を出していることになり、減配する可能性も考慮する必要があります。
株主優待が変更される可能性がある
イオン株が危険と言われている3つ目の理由は、株主優待が変更される可能性がある点です。
どんな種類の株主優待があるんだろう?
イオンの株主優待は、イオンオーナーズカードやイオン系列の映画館での割引、イオンラウンジの利用ができます。
イオンの株主数が増加し続けていることから、株主優待にかかるコストも増加していると考えられます。
もし株主優待が廃止されたり改悪されれば、同社株を手放す人が増え、株価が下がるでしょう。
株主優待の変更は株価に大きく影響しそうだね…
原価上昇により価格維持が困難
イオン株が危険と言われている4つ目の理由は、原価の上昇により価格維持が困難であることです。
新型コロナ感染症の流行やウクライナ情勢の緊迫化などにより、原油や原材料の価格が急騰しています。
一方、イオンは2021年にトップバリュ商品の価格凍結宣言、その9か月後には価格維持を目指すなど値段の据え置きに注力しています。
イオンは物流の効率化や販売量の増加によって価格維持に努めていますが、原油や原材料の値上げは続いているため厳しいのが現状です。
競合店に見劣りしないようにさまざまな企業努力をしているんだね!
また、世界的なエネルギー不足による水道光熱費の上昇も指摘されています。
原材料や水道光熱費の上昇が続けば、価格を維持するのはさらに難しくなるでしょう。
※イオンは2024年10月22日に、トップバリュが原材料の調達から計画生産、効率化を追求した店舗への配送等のサプライチェーン全体での合理的なコスト削減に努め、10月末までに普段の暮らしでお客さまが 購入される頻度が高い商品約100品目を増量し、数量限定で発売します。さらに11月中旬からは、一部商品の値下げを予定することを公表しました。
持ち合い株売却による株価下落の恐れ
イオン株が危険と言われている5つ目の理由は、持ち合い株売却による株価下落の恐れがあることです。
株の持ち合いってなに?
2つ以上の企業が相互に相手の株を所有すること。
経営権の取得、安定株主の形成、企業間取引の強化、敵対的買収の回避などを目的とする。
イオンは1,300億円以上の持ち合い株を保有しており、今後は手放していくことが予想されます。
イオンが持ち合い株を手放せば、他社もイオンの株を売りに出すことが考えられます。
株の持ち合いが解消されたら、これまでの安定していた株式の需給が崩れ、株価が下落する要因になるでしょう。
上記のとおり、イオンは政策保有の売却を進めるとしています。今後、イオン株を保有する企業も売却する可能性もあります。また、イオンは上場子会社を15社抱えており、上場基準を満たせていない子会社を売却する可能性のありそうです。
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イオンの基本情報
ここでは、イオンの基本情報についてまとめます。
以下の4つの情報について詳しく見ていきましょう。
事業内容
イオンは主に以下の8つの事業を展開しています。
- GMS(総合スーパー)事業
- SM(スーパーマーケット)事業
- ヘルス&ウエルネス事業
- 総合金融事業
- ディベロッパー事業
- サービス・専門店事業
- 国際事業
- 機能会社・その他
それぞれの事業内容については、各項目をクリックしてご確認ください。
GMS(総合スーパー)事業
北海道から沖縄まで幅広い地域において500店以上の総合スーパーを展開しています。
食品や日常生活で必要な身近な商品から専門的な商品まで、幅広い商品が揃っています。
その他にもネットショッピング、アパレル、酒類や自転車、オリジン弁当、ハウスクリーニングなどの幅広いサービスを展開しています。
SM(スーパーマーケット)事業
SM(スーパーマーケット事業)では、マックスバリューやミニストップなどスーパーやコンビニを全国に展開しています。
関東地方ではまいばすけっと、KASUMI、マルエツなどのスーパーマーケットが代表的な事業です。
スーパーマーケットの店舗数は全世界含めて3,051店舗、ディスカウントストアは449店舗、コンビニエンスストアは、2,020店舗にものぼります。(2024年2月末時点)
ヘルス&ウエルネス事業
ヘルス&ウエルネス事業では、ウエルシアホールディングスを中心にウエルシアやマルエドラッグなどのドラッグストアや薬局を展開しています。
また、イオンレーヴコスメやイオンボディはコスメや日用品に特化した店舗でネットショッピングも行っています。
総合金融事業
総合金融事業では、イオンフィナンシャルサービスを中心に銀行、住宅ローン、保険、投資信託、各種ローンなどの金融サービスを行っています。
特に、営業利益はスーパーよりもイオン銀行やクレジットカード、保険などの総合事業が好調です。
ディベロッパー事業
ディベロッパー事業では、「イオンモール」「イオンタウン」「OPA」を展開しています。
「イオンモール」は商業施設のイオンモール地域のライフデザインに携わり、まちづくりの役割を担うため、開発、運用・管理をすべて行っています。
「イオンタウン」は地域の特性に合わせたショッピングモールの開発・運営を行っています。
「OPA」事業は都市部や首都圏に商業施設の開発・運営を行っています。
サービス・専門店事業
サービス・専門店事業は「モーリーファンタジー」「ASBee」「ikka」「イオンペット」「イオンシネマ」など、多彩なジャンルの店舗を展開しています。
その他にも、子供向けのアミューズメントパークや設備管理、清掃などのサービスを展開しています。
国際事業
地域の人々のライフスタイルやニーズに合わせて、総合スーパー、食品スーパー、ディスカウントストア、ショッピングセンターなどをアジア中心に展開しています。
中国では2008年に第一号店をオープンし、現在は北京・天津・山東省、江蘇・浙江、湖北、広東の4つのエリアの出店を進めています。
ASEANの3カ国で、日本の文化と各国の文化を調和させながら新しいライフスタイルを提案しています。
機能会社・その他
機能会社・その他では、物流やITなどの機能のほか、農業を行うイオンアグリ創造をしています。
また、イオンで販売する商品の検査を行う生活品質研究所、畜産・水産・デリカ商品の製造加工を行うイオンフードサプライなど、各機能に特化した機能会社が多数存在しています。
業績
売上高、営業利益ともに順調に伸びていて、事業別に見ても業績はすべて右肩上がりとなっています。
SM(スーパーマーケット)事業とGMS(総合スーパー)事業が多くの売上を占めていることがわかります。
一方、営業利益では総合金融事業がトップを占めていることから、様々な事業を展開することで収益方法を分散させていることがわかります。
イオンはスーパーで集客して、その他の事業で利益を生むビジネスモデルだね!
2024年10月に第2四半期の決算を発表し、6-8月期営業利益は508億円で前年同期比23.2%減となり、市場コンセンサスを100億円以上下回りました。金融やデベロッパー事業は堅調でしたが、小売事業の改善が遅れています。
配当政策・株主還元
イオンの配当の推移を見てみましょう。
年度 | 1株当たり年間配当金額 | 配当性向 |
---|---|---|
2025年2月期(予想) | 40.0円 | 74.4% |
2024年2月期 | 36.0円 | 68.9% |
2023年2月期 | 36.0円 | 143.4% |
2022年2月期 | 36.0円 | 468.1% |
2021年2月期 | 36.0円 | ー |
毎年安定した配当実績がある一方、2023年2月期や2022年2月期の配当性向は100%を超えるなど、利益を超える高配当が懸念材料となっているのも事実でしょう。
イオンの優待利回りは「株数」や「イオンで支払う6か月分の金額」によって変わりますが、最大では8.08%もの優待利回りとなります。個人投資家に非常に人気が高くなっており、直近の配当性向は100%を超えています。
株主還元については、株主優待カードであるオーナーズカードでお買い物がお得になる特典もあります。
株価の推移
東証上場以来のイオンの株価推移を見てみましょう。
上場開始から2009年2月までは下降が目立ちますが、それ以降は上昇しています。
1,000円弱の底値から、現在は3,600円台まで回復しています。
続いて競合2社の株価推移として、セブン&アイ・ホールディングス(3382)とパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価推移を見てみましょう。
まずはセブン&アイ・ホールディングス(3382)の株価推移から。
続いて、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)の株価推移です。
3社ともに近年は株価を伸ばしているね!
決算発表後、株価は調整しています。しかし、配当性向が高く下げ止まり傾向にあります。
イオンの株価は今後どうなる?将来性を解説
💡このパートの要約
- ネットスーパーやセルフレジを駆使したデジタルシフトを加速・進化
- ウエルシアをはじめとするヘルス&ウエルネスの進化に期待
- イオンモールの海外進出やアセアンでの事業展開
イオンの株価は今後どうなるのかな?
PERは同業他社と比較して高いです。株価維持は株主還元次第と感じます。
イオンの将来性を分析するにあたり、以下の点を深堀してみます。
デジタルシフトの加速と進化
イオンは、「リアル店舗・物販中心」から「店舗・デジタルが融合されたシームレスな体験」へテクノロジーを駆使してエコシステムを構築しています。
データ連携とデータ基盤の構築により、新たな収益モデルの創造やオペレーションの刷新を目的としています。
イオンのネットスーパーやセルフレジの導入などデジタルシフトは多岐にわたります。
サプライチェーン発送での独自価値の創造
「市場で流通している商品」の仲介・提案から、「イオンにしかない独自価値」の創造・提案を行っています。
トップバリュのみならず、各業態のもつ専門性、地域特有の価値を活用しながら取り組んでいるのが特徴です。
ローカルプライベートブランドも展開しているよ!
ヘルス&ウエルネスの進化
「疾患に起因するヘルスケア」から、多様化する「未領域を含む新たな健康ニーズ」への対応を目指しています。
業態や店舗単位での情報管理から、グループ全体で顧客情報を管理し、事業横断でのシームレスな提案を実現しています。
特に、イオンのヘルス・ウエルネス事業であるウエルシアの拡大を推進しています。
グループ事業の強みが表れているね!
イオン生活圏の創造
マルチフォーマットの店舗網、事業とデジタルを組み合わせ、それぞれの「地域に根差したイオン生活圏」の構築を目指しています。
スーパーマーケット事業や金融事業、ディベロッパー事業など、グループ事業で生活が完結するような仕組み作りが理想的です。
アジアシフトの更なる加速
イオンでは現在、中国やベトナム、マレーシアなどのアジア各国での事業展開を進めています。
これまでの「日本モデルの展開型」から「アジア各国での特性に合わせたモデル開発」に変えるとともに、人・モノ・金の投資配分を実施しています。
2025年にはイオンモールの海外出店や中国へのDX取組み推進、アセアンへのデジタルプラットフォームの構築を目指しています。
イオンの株価は割高?買い時はいつ?
💡このパートの要約
- 各証券会社の目標株価は割高である
- 優待目当ての方は権利付き最終日に買うのがおすすめ
- 金融事業やディベロッパー事業の成長が鍵
イオンは買いどきなの?
以下の3つの点について考察していきましょう。
各証券会社の目標株価
各証券会社のイオンの目標株価を見てみましょう。
発表日 | 証券会社 | レーティング※1 | 目標株価 | 株価との乖離率※2 |
---|---|---|---|---|
2024/9/30 | JPM | 売り | 3,200 → 3,500 | -4.92% |
2024/9/13 | SMBC日興 | 中立継続 | 3,700 → 3,900 | +5.95% |
2024/5/30 | 岡三 | 売り→中立格上げ | 2,900 → 3,000 | -18.50% |
2024/4/18 | みずほ | 中立継続 | 3,300 → 3,400 | -7.63% |
2024/4/11 | GS | 売り継続 | 1,800 → 2,000 | -45.67% |
2024/3/18 | 岩井コスモ | 買い継続 | 3,800 | +3.23% |
2024/3/12 | 大和 | 売り継続 | 2,300 → 2,500 | -32.08% |
※1 レーティング表記はかぶリッジで「買い」「中立」「売り」に統一
※2 株価との乖離率は直近の株価(終値)を基準(2024/10/15)とする
各社のレーティングの詳細はこちら
JPモルガン証券(JPM)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
Overweight | 今後3ヶ月以内に関連するインデックス、セクターまたはベンチマークをアウトパフォームすると予想される。 | 買い |
Neutral | 今後3ヶ月以内に関連するインデックス、セクターまたはベンチマークと同程度であると予想される。 | 中立 |
Underweight | 今後3ヶ月以内に関連するインデックス、セクターまたはベンチマークをアンダーパフォームすると予想される。 | 売り |
SMBC日興証券(SMBC日興)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
1 | 同社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。(対象期間は今後6~12ヶ月) | 買い |
2 | 同社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均と同程度と判断する場合。(対象期間は今後6~12ヶ月) | 中立 |
3 | 同社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を下回ると判断する場合。(対象期間は今後6~12ヶ月) | 売り |
NR | 投資評価を実施しない場合。 | ー |
岡三証券(岡三)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
強気 | 今後6ヶ月以内にTOPIXに対し+10%以上のアウトパフォームが期待できる銘柄。 | 買い |
やや強気 | 今後6ヶ月以内にTOPIXに対し0~+10%のアウトパフォームが期待される銘柄。 | 中立 |
中立 | 今後6ヶ月以内にTOPIXに対し±5%以内のパフォーマンスが期待される銘柄。 | 中立 |
やや弱気 | 今後6ヶ月以内にTOPIXに対し-10~0%のアンダーパフォームが期待される銘柄。 | 中立 |
弱気 | 今後6ヶ月以内にTOPIXに対し-10%以上のアンダーパフォームが期待される銘柄。 | 売り |
ゴールドマン・サックス証券(GS)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
買い推奨 | 12ヵ月の投資対象期間においてアナリストのカバレッジ・ユニバースのトータル・リターンの中央値を上回るパフォーマンスが期待できる。 | 買い |
中立 | 12ヵ月の投資対象期間においてアナリストのカバレッジ・ユニバースのトータル・リターンの中央値と同程度のパフォーマンスが期待できる。 | 中立 |
売り推奨 | 12ヵ月の投資対象期間においてアナリストのカバレッジ・ユニバースのトータル・リターンの中央値を下回るパフォーマンスが期待できる。 | 売り |
カバレッジ・ビュー | カバレッジ・ビューは、アナリストのカバレッジ・グループに対する、各アナリストの投資環境に基づいた総合的な見通しを表す。カバレッジ・ビューは、アトラクティブ(A)、ニュートラル(N)、コーシャス(C)の名称から成る。 | A:買い N:中立 C:売り |
コンビクションリスト (強い買い推奨リスト) | 同リストに採用した時点から12ヵ月において約15~20%以上の絶対的なトータル・リターンが期待できる。同リスト採用銘柄にはアウトパフォームのレーティングが付与された銘柄のみが選定される。同リスト採用銘柄に対しては、今後12ヵ月の目標株価の提示が求められる。各CIL採用銘柄は、カバーしているアナリストと所属するリージョナル・インベストメント・レビュー・コミッティによって更新されない限り、90日後に自動的に同リストから削除される。 | 買い |
シティグループ証券(シティG)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
1(買い) | 向こう12-18ヶ月でアナリストの調査対象業種を アウトパフォームすると予想される場合。 | 買い |
2(中立) | アナリストの調査対象業種とほぼ同じパフォーマンスになると予想される場合。 | 中立 |
3(売り) | 向こう12-18ヶ月でアナリストの調査対象業種をアンダーパフォームすると予想される場合。 | 売り |
大和証券(大和)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
1 | 今後6ヶ月程度のパフォーマンスがTOPIXを15%以上上回る。 | 買い |
2 | 今後6ヶ月程度のパフォーマンスがTOPIXを5~15%上回る。 | 買い |
3 | 今後6ヶ月程度のパフォーマンスがTOPIXに対し±5%未満にある。 | 中立 |
4 | 今後6ヶ月程度のパフォーマンスがTOPIXを5%~15%下回る。 | 売り |
5 | 今後6ヶ月程度のパフォーマンスがTOPIXを15%以上下回る。 | 売り |
野村証券(野村)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
1 または Buy | 12ヶ月間の目標株価が現在の株価を15%以上上回ると判断する場合。 | 買い |
2 または Neutral | 12ヶ月間の目標株価と現在の株価の差が-5%~15%未満の範囲内にあると判断する場合。 | 中立 |
3 または Reduce | 12ヶ月間の目標株価が現在の株価を5%以上下回ると判断する場合。 | 売り |
みずほ証券(みずほ)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
買い | 目標株価の株価からの乖離率が10%以上であり、かつセクター相対配分ガイドラインによっても「アンダーパフォーム」とされない銘柄。 | 買い |
中立 | 目標株価の株価からの乖離率が-10%から+10%の範囲にあり、かつセクター相対配分ガイドラインによっても「アンダーパフォーム」とされない銘柄。 | 中立 |
アンダーパフォーム | 目標株価の株価からの乖離率が-10%以下であるか、カバレッジユニバース内において乖離率が下位にあり、セクター相対配分ガイドラインにより「アンダーパフォーム」とされる銘柄。 | 売り |
三菱UFJモルガンスタンレー証券(三菱UFJMS)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
Outperform | 今後12 ヵ月間における投資成果がTOPIX を15%超上回るとアナリストが予想する場合。 | 買い |
Neutral | 今後12 ヵ月間における投資成果がTOPIX の±15%以内とアナリストが予想する場合。 | 中立 |
Underperform | 今後12 ヵ月間における投資成果がTOPIX を15%超下回るとアナリストが予想する場合。 | 売り |
モルガン・スタンレーMUFG証券(モルガンS)
レーティング | 基準 | かぶリッジレーティング |
---|---|---|
Overweight | 今後12~18ヶ月間に、当該業界(アナリスト又はその業界チームのカバレッジ・ユニバース)、もしくは当該MSCI国別指数の平均総投資収益率を上回る総投資収益率が期待される銘柄。 | 買い |
Equalweight | 今後12~18ヶ月間に、当該業界(アナリスト又はその業界チームのカバレッジ・ユニバース)、もしくは当該MSCI国別指数の平均総投資収益率と同程度の総投資収益率が期待される銘柄。 | 中立 |
Underweight | 今後12~18ヶ月間に、当該業界(アナリスト又はその業界チームのカバレッジ・ユニバース)、もしくは当該MSCI国別指数の平均総投資収益率を下回る総投資収益率が予想される銘柄。 | 売り |
目標株価の平均値と中央値を見てみましょう。
目標株価 | 株価との乖離率 | |
---|---|---|
目標株価平均値(6か月) | 3,450 | -6.28% |
目標株価中央値(6か月) | 3,450 | -6.28% |
目標株価平均値(12か月) | 3,157 | -14.24% |
目標株価中央値(12か月) | 3,400 | -7.63% |
株価との乖離率は直近の株価(終値)を基準(2024/10/15)とする
目標株価から見るとイオンは割高だと言えるね!
イオンは買いどきなのか?
結論、イオンは割高のため買いどきでないと言えます。
チャートを見ても株価は高くなっており、キャピタルゲインを目指す方にとっては買い時とは言えません。
しかし、イオンの株主優待は人気も高く、優待目当てで株を買いたい方にはおすすめでしょう。
ただ、株価には下落と上昇の波があるため、なるべく下落局面で投資タイミングを図るのがおすすめです。
割高だけど、優待目当ての方や長期保有の方にはおすすめ!
私は株価は非常に高いと考えます。株主優待などが欲しい方は買いとは思いますが、割高である事は理解しておきましょう。
各事業の更なる成長に期待
イオン株のPERは小売り銘柄の水準よりもはるかに高いため、割高感が指摘されています。
しかし、イオングループ全体の業績は堅調に推移しており、今後も各事業の更なる成長に期待できそうです。
特に、金融事業やディベロッパー事業は好調で、その他事業を大きく支えています。
スーパーだけでなく幅広い事業を活かして成長しそうだワン!
【まとめ】イオンは割高だが業績は堅調!今後の動向もチェック
イオンの株価が高い理由について、よくわかったよ!
最後にこの記事の重要なポイントをまとめます。
かぶリッジの結論
- イオン株が危ないと言われるのは、株価が割高で優待変更の恐れがあるから
- イオンはグループとしての業績は好調で、配当利回りも期待できる
- 優待目当ての方や長期保有をする方に向いている
イオン株は割高ですが、優待目的の方にはおすすめです。
ただし、配当性向が高く、株主優待が変更される可能性もゼロではないため注意を向けなければいけません。
今後もイオンの動向を注視していきましょう。
イオンの株価は割高に推移しています。配当権利月などに投資をすると良いでしょう。