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4月7日(月)☆先週の日経平均は前週末比3340円安で終了!相互関税が嫌気されてトヨタなど自動車株が売られる、金利低下から三菱UFJなどメガバンクが大幅安

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先週の日経平均は前週末比3340円安、TOPIXが275P安で終了しました。

個別銘柄は、フジHD(4676)が週間で12%高でした。元タレントの中居正広氏を巡る一連の問題に関し、第三者委員会の調査報告書を受領したと発表や、村上ファンド系のレノが3日付で関東財務局に提出した大量保有報告書を提出した事が好感されました。
しまむら(8227)が買われました。25年2月期の決算を発表、営業利益は592億円で前期比7.1%増となった事や円高進行が追い風となりました。

Synspective(290A)は、小型SAR衛星の開発・運用やデータ解析などを展開する同社の事業に対しては成長期待が根強く、SMBC日興がレーティング を格上げした事が評価されました。
円高進行を受け、以下などの上昇が目立ちました。

  • ニトリ(9843)
  • 神戸物産(3038)

一方で、トランプ米大統領が、貿易相手国に対し相互関税を課すと発表し、全ての輸入品に一律10%の基本関税を課した上で、各国の関税や非関税障壁を考慮し、国・地域別に税率を上乗せしました。
国・地域別の関税率は日本が24%、EUが20%、中国は発動済みの20%に加え、34%を上乗せします。

相互関税が嫌気され、以下などの自動車株や電機株も売られました。

自動車株

  • トヨタ(7203)
  • マツダ(7261)
  • 日産(7201)

電機株

  • 日立(6501)
  • 三菱電機(6503)

また、マイクロソフトがこのところ、インドネシア、英国、オーストラリアのほか、米イリノイ、ノースダコタ、ウィスコンシン各州で、データセンタープロジェクトの検討を停止したり、開発を延期したとの報道から、以下の半導体関連や電線株が大幅下落となりました。

半導体関連

  • アドバンテスト(6857)
  • 東京エレクトロン(8035)

電線株

  • フジクラ(5803)
  • 古河電工(5801)

また、世界経済の減速が加速するとの思惑から金利が低下した事が影響し、以下などのメガバンクや地銀が大幅安となりました。

  • 三菱UFJ(8306)
  • 三井住友(8316)

今日の予定

●4/7(月)
【国内】
2月毎月勤労統計調査(8:30)
2月景気動向指数(14:00)

【海外】
米2月消費者信用残高(4/8 4:00)

【決算】
サンエー、クリエイトSDH、ネクステージ、トーセイ、WNIウェザー、サーラ

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たけぞうさん 株式投資専門家 かぶリッジ監修担当

執筆者:たけぞう

合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
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