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ウェルネス・コミュニケーションズ(366A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、 6月23日に東証グロースに上場予定のウェルネス・コミュニケーションズ(366A) をご紹介します。

ウェルネス・コミュニケーションズは、 健康管理SaaS等を用いたヘルスデータプラットフォーム及びソリューション事業を手がける企業です。


想定時価総額は147億円で、サービス業のIPOとなっています。

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この記事の監修者
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執筆:かぶリッジ編集部

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目次

ウェルネス・コミュニケーションズのIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日6月23日(月)
かぶリッジ独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満
※3,185円~3,675円
企業Webサイトhttps://wellcoms.jp/
取り扱い証券野村證券(主)、SBI証券、みずほ証券、岩井コスモ証券、松井証券 など

主幹事は野村證券だよ!

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ウェルネス・コミュニケーションズのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格2,450円
仮条件6月3日(火)発表予定
ブックビルディング期間6月5日(木)~6月11日(水)
当選発表日6月12日(木)
公開価格6月12日(木)発表予定
申込期間6月13日(金)~6月18日(水)
上場日6月23日(月)
初値6月23日(月)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

ウェルネス・コミュニケーションズのIPO初値予想

想定時価総額147億円、吸収金額42億円の中型案件です。

健康管理SaaSという成長性の高いビジネスモデルで、前期売上高は132億円と安定した事業規模を持っています。

また、売上利益共に右肩上がりで推移しており、成長性に期待できます。

ただし、吸収金額の大きさは懸念材料といえるでしょう。

企業の健康経営への関心の高まりを背景とした堅実な事業展開と、適度な需給バランスを考慮すると、初値は公開価格を上回る可能性が高いと予想されます。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=3,185円~3,674円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:2,450

IPO初値予想
詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

過去の上場中止の背景

ウェルネス・コミュニケーションズは2022年に東証グロース市場へ上場予定でしたが、一度上場を中止しています。

コロナの影響などもあり不透明だった株式市場の動向を背景に上場申請を取り下げ

再開時期については「事業環境や株式市場動向などを見極めた上で総合的に判断する」と保留していました。

2022年以降も業績は良好。

直近の株式市場も回復していたため、この度上場へ再チャレンジする形となりました。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

ウェルネス・コミュニケーションズの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主)%
SBI証券%
みずほ証券%
岩井コスモ証券%
松井証券%
東海東京証券%
割当率・割当株数は6月3日付近に発表

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券松井証券岡三証券
取扱数765054525549
主幹事数11002200

抽選方法
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
完全平等抽選完全平等抽選完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
配分予定数量の70%以上を抽選取引実績に応じて優遇抽選
事前入金必要必要必要必要不要不要
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※取扱数、主幹事数は2024年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主のSOMPOホールディングス株式会社が42.47%を保有しています。

また第2位のLHP Holdings,L.P.が37.94%を保有しており、上位2社で約80%の株式を占める安定した株主構成となっています。

株主名比率
SOMPOホールディングス株式会社42.47%
LHP Holdings,L.P.37.94%
株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント4.63%
株式会社ベルシステム24ホールディングス3.43%
伊藤忠商事株式会社2.87%
松田 泰秀(代表取締役社長)2.72%
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社1.20%
佐々木 雅之(取締役)0.68%
その他従業員等3.06%
上位株主を記載

大手企業が株主の大半を占めており、安定した株主構成でVC保有比率は低いのが特徴だね!

ウェルネス・コミュニケーションズの業績情報

EPSは左軸、BPSは右軸
スクロールできます
決算期2020年3月2021年3月2022年3月2023年3月2024年3月
売上高7,5918,3029,29210,74813,266
成長率+9.4%+11.9%+15.7%+23.4%
経常利益465542657811955
成長率+16.6%+21.2%+23.6%+17.6%
経常利益率6.1%6.5%7.1%7.6%7.2%
当期純利益300371442560680
成長率+23.7%+19.4%+26.4%+21.4%
EPS55.068.181.3102.8124.8
BPS254.6295.2356.0434.5528.5
目論見書を元に、かぶリッジ作成
※2022年2月17日付で普通株式1株につき200株の割合で株式分割を実施。EPS、BPSは株式分割調整済み。

ウェルネス・コミュニケーションズの業績を見てみると、売上高は右肩上がりで継続的に成長しており、5年間で約1.7倍に拡大しています。

健康経営への注目度向上やコーポレート・ウェルネス市場の拡大を背景に、健診ソリューション事業と健康管理クラウド事業の両方が好調に推移しています。

2024年3月期の経常利益率は7.2%と安定した収益性を維持しており、特に健康管理クラウド事業の成長により収益構造が改善されています。

主力の健診ソリューション事業は契約継続率99.5%の安定性が魅力だよ!

企業の健康管理デジタル化や人的資本経営の重要性が高まる中、Growbaseを中心とした健康管理クラウド事業の拡大が今後の成長の鍵となります。

労働安全衛生法による義務化や働き方改革の推進により、コーポレート・ウェルネス市場は今後も安定成長が見込まれるため、同社の更なる成長に期待が持てます。

ウェルネス・コミュニケーションズの事業内容

ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社は、企業・健康保険組合向けに健康管理に関するソリューションを提供する企業です。

「ウェルネス・データで、未来をつくる。」をパーパスに掲げ、企業と人を元気にすることを目指しています。

健診ソリューション事業

健診ソリューション事業は、企業・健康保険組合が行う健康診断の予約から精算代行、健康診断結果の一元化までをワンストップで提供する事業です。

目論見書より
  • 提携医療機関: 全国2,164件(2025年3月時点)
  • 主要顧客: 従業員数1,000人以上の大企業中心に3,540社
  • 特徴: 健康診断結果の判定標準化・データ化により事後措置対応を強化

基幹システムi-Wellnessを通じて、健康診断の案内から結果納品まで一括管理を実現。

AI-OCRを活用した独自の入力ツールにより、精度の高い健康診断結果を迅速に顧客に納品しています。

契約継続率は99.5%と高い水準を維持し、安定した収益基盤を構築しています。

健康管理クラウド事業

健康管理クラウド事業は、企業の人事部・産業保健スタッフ向けにSaaS型健康管理クラウドサービス「Growbase」を提供する事業です。

目論見書より
  • ユーザーID数: 174.4万ID(2025年3月時点)
  • 契約企業グループ: 232企業グループ
  • 機能: 健康診断結果、ストレスチェック、就労データの一元管理・可視化

労働安全衛生法に基づく各種義務対応から、産業医面談スケジュール管理まで幅広い機能を提供。

人的資本経営の重要性が高まる中、企業の健康経営推進を支援する中核システムとして成長しています。

目論見書より

契約継続率99.7%、チャーンレート0.28%と高い顧客満足度を実現しています。

これだけ継続率が高いとストック収益がどんどん積み重なるね!

医療機関等支援事業

医療機関等支援事業は、PET関連事業と健康診断BPOサービスを中心とした事業です。

  • PET関連事業: 地域中核病院に対するPET検査用設備の賃貸借
  • BPOサービス: 協会けんぽ・総合健康保険組合加入企業向け健康診断業務
  • 新サービス: 人間ドック・PET検査予約手配のコンシェルジュサービス

2023年10月より人間ドック及びPET検査の予約手配や健康相談を行うコンシェルジュサービスを開始。

医療従事者の働き方改革支援として、医療機関向けにGrowbaseを提供し、医療機関DX推進に貢献しています。

企業の健康経営が注目される中、包括的な健康管理ソリューションを提供する重要な事業なんだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
エレベーターコミュニケーションズ4/25C(1.0倍~1.3倍未満)
○正解
1.29倍
LIFE CREATE4/24D(1.0倍未満)1.02倍
デジタルグリッド4/22D(1.0倍未満)1.17倍
IACEトラベル4/7C(1.0倍~1.3倍未満)0.86倍
ジグザグ3/31B(1.3倍~1.5倍未満)
○正解
1.35倍

4月のIPOは予想に近い結果となりましたが、一方で初値を下回るケースもありました。

久しぶりのIPOということもあり、初値に注目が集まります。

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