かぶリッジのピックアップニュースでは、IRニュースや決算発表を元に、市場で注目を集めそうな企業を主観でご紹介します。
ニュース内容
プログリット(9560)は、7月9日に「配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」及び「2025年8月期第3四半期決算短信」を発表しました。
プログリットは、英語コーチングサービス「プログリット」を主力とし、シャドーイング特化の「シャドテン」、スピーキング特化の「スピフル」、AI英会話サービス「ディアトーク」を展開する英語学習事業を手掛ける企業です。
今回の発表では、好調な業績を受けて期末配当を18円から19円に1円増配することを決定しました。
配当予想の修正内容は以下の通りです。
第2四半期末 | 期末 | 合計 | |
---|---|---|---|
前回予想(2024年10月9日公表) | 0円00銭 | 18円00銭 | 18円00銭 |
今回修正予想 | - | 19円00銭 | 19円00銭 |
当期実績(2025年8月期) | 0円00銭 | - | - |
前期実績(2024年8月期) | 0円00銭 | 13円00銭 | 13円00銭 |
また、第3四半期決算では全ての利益項目で大幅な増益を達成しています。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |
---|---|---|---|---|
2025年8月期第3四半期 | 4,228 | 1,045 | 1,048 | 766 |
前年同期比増減率 | +33.0% | +40.4% | +42.5% | +42.6% |
2024年8月期第3四半期 | 3,179 | 744 | 735 | 537 |
増配の理由として、各利益が業績予想を超過する見通しとなり、今後の事業展開および株主還元の充実を総合的に勘案した結果とのことです。
同社の主力サービスである英語コーチング「プログリット」に加え、サブスクリプション型の「シャドテン」が順調に成長し、収益基盤として寄与していることが業績好調の要因となっています。
続いて株価推移を見ていきましょう。
同社の株価は、10日に大幅に反落しています。
9日の取引終了後、岡田祥吾代表取締役社長が自身の保有株を段階的に売却する方針を発表したことで、一時的な需給悪化への懸念が広がりました。
詳細は同社IRニュースをご確認ください。
企業情報・株価
企業名 | 株式会社プログリット |
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市場・証券コード | 東証グロース・9560 |
時価総額 | 約141億円 |
PER・PBR | 17.85倍・6.37倍 |
7月9日終値 | 1,312円 |
1か月前の株価(6月9日頃終値) | 1,217円 |
ひとこと
プログリットの第3四半期決算は本当に素晴らしい内容でした!📈
売上高33.0%増、営業利益40.4%増という二桁成長を実現し、英語学習市場での強いポジションを改めて証明しましたね。
さらに配当も18円から19円への増配を発表し、株主還元にも積極的な姿勢を見せています💰
ただし、株価は決算発表後に大きく下落してしまいました😅
長期的には英語学習需要の高まりとAI活用による事業拡大で、まだまだ成長余地がありそうです🚀