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東京地下鉄<東京メトロ>(9023)のIPO初値予想と上場概要紹介

東京地下鉄<東京メトロ>(9023)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、10月23日に東証プライムに上場した東京地下鉄(9023)をご紹介します。

東京地下鉄は、東京メトロという都心全域の地下鉄の運営等を行っている企業です。

想定時価総額は6,391億円で、陸運業のIPOとなっています。

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曽根原大介 株式会社インベストメントブリッジ

監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

目次

東京地下鉄のIPO基本情報

ここでは上場日や、かぶリッジ独自の初値予想を見てみましょう。

上場日10月23日(水)
かぶリッジ独自の初値予想C(1.0~1.3倍以上)
※想定価格1,100円から、1,100円~1,429円
企業Webサイトhttps://www.tokyometro.jp/index.html
取り扱い証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、楽天証券など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

東京地下鉄のIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

想定価格1,100円
仮条件1,100~1,200円
ブックビルディング期間10月8日(火)~10月11日(金)
当選発表日10月15日(火)
公開価格1,200円
申込期間10月16日(水)~10月21日(月)
上場日10月23日(水)
初値1,630円

初値は公開価格の1.3倍以上になったね!

東京地下鉄 評価

業績は順調に成長しているものの、想定時価総額6,391億円はIPOの中でも最大級の水準であり荷もたれ感があります

また、民営化に伴う上場のため今後の成長余地はそれほど大きくなく安定成長が見込まれています。

一方で、同業他社と比べ割安な株価指標、魅力的な優待内容はプラスに働きます。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=1,100円~1,429円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

詳しい評価項目を知りたい方はこちら
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

ちなみに

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

東京地下鉄の主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主幹事)32.28%75,008,200株
みずほ証券32.28%75,008,200株
ゴールドマン・サックス証券7.03%16,330,300株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券8.87%20,608,100株
SMBC日興証券6.44%14,966,700株
大和証券6.44%14,966,700株
SBI証券1.37%3,174,300株
岡三証券0.79%1,840,100株
東海東京証券0.79%1,840,100株
楽天証券0.79%1,840,100株
岩井コスモ証券0.35%805,000株
松井証券0.35%805,000株
マネックス証券0.35%805,000株
アイザワ証券0.15%345,000株
あかつき証券0.15%345,000株
極東証券0.15%345,000株
東洋証券0.15%345,000株
丸三証券0.15%345,000株
水戸証券0.15%345,000株
むさし証券0.12%2,760株
FFG証券0.11%2,645株
ちばぎん証券0.11%2,645株
内藤証券0.11%2,645株
西日本シティTT証券0.11%2,645株
Jトラストグローバル証券0.08%1,839株
立花証券0.08%1,839株
八十二証券0.08%1,839株
北洋証券0.08%1,839株
リテラ・クレア証券0.05%1,150株
光世証券0.04%1,036株
JPモルガン証券0.00%110株
シティグループ証券0.00%110株
BofA証券0.00%110株
UBS証券0.00%110株

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

スクロールできます
証券会社名取扱数主幹事数抽選方法事前入金
SBI証券9118完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券590完全平等抽選必要
SMBC日興証券5218完全平等抽選: 10%
ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て
必要
松井証券670配分予定数量の70%以上を抽選不要
岡三証券493取引実績に応じて優遇抽選不要
マネックス証券516完全平等抽選必要
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、財務大臣と東京都で合わせて100%保有している状況です。

今回は民営化により、財務大臣と東京都の持株の半分が売りに出されました。

株主名比率
財務大臣53.42%
東京都46.58%

東京地下鉄の業績情報

東京メトロ業績(百万円)
東京メトロ業績(円)
EPSは左軸、BPSは右軸
決算期2020年3月2021年3月2022年3月2023年3月2024年3月2025年3月(予)
売上高433,147295,729306,904345,370389,267407,500
成長率-31.7%+3.8%+12.5%+26.8%+4.7%
経常利益74,910-47,689-20,49719,69465,86676,700
成長率+334.4%+16.4%
経常利益率5.7%16.2%18.8%
当期純利益51,391-52,927-13,39727,77146,26252,300
成長率+166.6%+13.1%
EPS88.45-91.10-23.0647.8079.6390.02
BPS1,222.211,109.141,064.301,090.091,150.42
有価証券報告書を元に、かぶリッジ作成

2024年6月期は、売上高389,267百万円(前年同期比12.7%増)、経常利益65,866百万円(同334.4%増)となりました。

この要因の1つとして、売上の柱となる運輸事業の売上収益が前年同期比14.2%増の356,467百万円となったことが挙げられます。

一方で、2021年度のコロナ期には赤字に転落するなど災害などに大きく依存してしまうことが懸念点としてあります。

国の補助金を活用してバリアフリーや震災対策も行っているね!

同社は積極的な設備投資も行っており、南北線の品川駅延伸等東京のさらなるアクセス利便性の向上を目指しています。

なお2025年度の業績予想も売上、利益共に安定して成長する予想になっています。

同業他社との比較

企業名東京地下鉄JR東日本小田急電鉄京王電鉄東急
時価総額(億円)6,39175,95111,2678,01823,027
PER13.8115.515.512.518.6
PBR0.961.21.21.11.4
配当利回り3.63%1.8%1.8%2.0%1.2%
※東京地下鉄は想定価格1,100円で計算
※9月26日時点

東京で鉄道を運営している同業他社と比較すると東京地下鉄は割安になっているため、極端に下がる可能性は低そうです。

配当利回りも高いため個人投資家には優待と相まって買われる要素が多そうです。

都心のインフラを6,391億円で買うことができるよ!

東京地下鉄の事業内容

東京地下鉄は、「東京を走らせる力」をミッションとして、鉄道事業を中心に事業展開を図っています。

同社の事業は、以下の3つに分類することができます。

運輸業

運輸業では、東京都区部を中心に9路線の地下鉄を運営しております。

同社の売上のうち90%を占めるため核となる最も重要な事業です。

経営環境としては2030年まで都内の流入者数は人口としても観光客としても増加傾向です。

このため、安定的な売り上げ成長が期待できそうです。

一方でリモート勤務の推進の流れには注意が必要だワン!

今後の戦略としては以下の4つが想定されています。

  • DX推進:遠隔でのモニタリング、自動運転、検査・点検でのドローンや携帯端末の活用
  • 安全性・利便性向上:セキュリティカメラの導入、震災・浸水対策、バリアフリー化の促進
  • 延伸:公的支援を活用し豊洲~住吉間、品川~白銀高輪間の延伸
  • ポイントサービス:都内の観光地と連携し、アプリで観光地の情報提供

不動産業

鉄道事業とのシナジーを基本として不動産の賃貸を行っています。

渋谷ヒカリエ、渋谷マークシティ、東急プラザ原宿「ハラカド」など、オフィスビルやホテルが中心の賃貸を行っています。

今後は不動産領域の事業拡大を狙い、以下の2点を考えています。

  • データセンターや物流施設等の需要が増加している新業態の開発
  • REIT組成等による利益の早期実現

流通・広告業

同社の駅においてEchikaなどの商業施設の運営を行う流通事業と駅構内や車両に広告を取り扱う広告事業があります。

全体の売上の中での比率は5%ほどです。

駅構内や高架下などスペースを有効活用した取り組みを行っています。

どちらの事業も駅が起点となってシナジーを産み出しているね!

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近でIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Aiロボティクス9/27C(1.0~1.3倍)1.43倍
アスア9/26C(1.0~1.3倍)1.48倍
キッズスター9/26B(1.3~1.5倍)0.86倍
グロースエクスパートナーズ9/26A(1.5~1.7倍)1.2倍
INGS9/26A(1.5~1.7倍)1.39倍
リプライオリティ9/25C(1.0~1.3倍)0.92倍

上場時期が重なり資金が分散され、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄もありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

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